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土量計算【土量の変化率】を攻略!

今回は私が苦手だった土量計算についてです。一度理解出来てしまえば、あとは確実な得点源となること間違いなし!な問題なので、一緒に頑張りましょう!(・ω・;)

この記事では立米(㎥)の文字化け等を防ぐため「m3」と表記します

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《例  題》

平成28年度 2級造園施工管理技術検定試験 学科試験 No.23
5,400 m3の盛土をする場合、土取場より「掘削すべき土量(地山土量)」及び現地へ「運搬すべき土量(ほぐし土量)」として、正しいものはどれか。ただし、土量変化率はL=1.20、C=0.90とする。

掘削すべき土量 —– 運搬すべき土量
6,000 m3 —– 6,480 m3
6,000 m3 —– 7,200 m3
6,480 m3 —– 7,200 m3
6,480 m3 —– 7,770 m3


———解答はページの下の方にあります———

まずはこの問題に出てくるキーワードを整理しましょう。

地山の土量 = 掘削土量
ほぐした土量 = 運搬土量
締め固めた土量 = 盛土土量

これらの関係をイメージ図にしてみました。ほぐした土量は地山の土量よりも体積が大きくなり、締め固めた土量は地山の土量よりも体積が小さくなる事を覚えましょう。

画像1

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後はこちらの公式です。いずれも「地山の土量」が分母にきます。が、もし分からなくなった場合には上の図の関係を思い出してくださいね!
※L(ほぐし率)はloose、C(締め固め率)はcompacted

画像2

参考書を見ると、土量変化の一覧表みたいのがあって、9パターン覚える必要があるように見えますが、実は上に示した2つの公式だけ覚えれば、あとはその場で導き出す事が出来ます。

私も受験した時はこの2つの式だけ覚えて望みました。ただし、式だけ覚えていても問題が解けるとは言い難いです。やはり過去問を解いて練習しておく事が必要だと思います。

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それでは、例題を解いてみます。

5,400 m3の盛土(=締め固めた土量)をする場合、土取場より「掘削すべき土量(地山土量)」及び現地へ「運搬すべき土量(ほぐし土量)」として、正しいものはどれか。ただし、土量変化率はL=1.20、C=0.90とする。

①まずは締め固めた土量を使って、地山の土量(仮にxとする)を求めます

画像3

②次に①で求めた地山の土量を使ってほぐした土量(仮にyとする)を求めます

画像4

求めた値が選択肢と違ったら、計算ミスまたは式が間違っていると分かります。公式2つを覚えたら、後は練習あるのみです。頑張りましょう!

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解  答   2

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