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品質管理【ヒストグラム】の問題を攻略!

恐らく普段から目にしているヒストグラム(度数分布表)だとは思いますが、いざ試験で文章にされると不安になってしまう方もいるのではないでしょうか。

今回は2級造園・土木の過去問からヒストグラムの問題を集めてきましたので、是非ご参照ください。

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《例  題》

平成29年度 2級造園施工管理技術検定試験 学科試験 No.40
下図に示すヒストグラム(A)、(B)に関する次の(イ)、(ロ)の記述について、正誤の組合せとして、適当なものはどれか。

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(イ) (A) は、将来、少しの変動でも規格値を外れるものが出る可能性があり、注意が必要である
(ロ) (B) は、山が2つあるが、分布が規格値内におさまっており、良好である。

1 正 — 正
2 正 — 誤
3 誤 — 正
4 誤 — 誤


平成29年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.57
品質管理に用いるヒストグラムに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

1 ヒストグラムの形状が度数分布の山が左右二つに分かれる場合は、工程に異常が起きていると考えられる。
2 ヒストグラムは、データの存在する範囲をいくつかの区間に分け、それぞれの区間に入るデータの数を度数として高さで表す。
3 ヒストグラムは、時系列データの変化時の分布状況を知るために用いられる。
4 ヒストグラムは、ある品質でつくられた製品の特性が、集団としてどのような状態にあるかが判定できる。


平成29年度 2級造園施工管理技術検定試験 学科試験 No.40
品質管理のために作成した次のヒストグラムのうち、品質管理上、最も適当なものはどれか。

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平成25年度 2級土木施工管理技術検定試験 学科試験 No.57
品質管理の統計的手法であるヒストグラムの作成手順として、次の組合せのうち適当なものはどれか。

(イ) データから全体の範囲(最大値-最小値)を求め、適当な等間隔の区間に分ける
(ロ) データを度数表にマークし、区間ごとの度数を求める
(ハ) 横軸に測定値をとり、縦軸に各区間に属する度数データを柱の高さで示す

1(イ)→ (ロ) → (ハ)
2(ロ)→ (ハ) → (イ)
3(ハ)→ (イ) → (ロ)
4(ハ)→ (ロ) → (イ)

———解答はページの下の方にあります———

出題形式としては、①グラフが提示されてそのグラフについて問われるもの、②ヒストグラムに関する記述についての正誤、の2種類があります。ヒストグラムの見方は参考書に書かれていると思うので省略しますが、そもそもヒストグラムって何?という方はこちらのページをご参照ください。

あまりヒストグラムを見慣れていない方は、グラフの見方を理解するために一度簡単なグラフを書いてみるのも良い手かもしれません(下図参照)。例題で示した平成25年度の2級土木の問題は、ヒストグラムを理解する上で良い問題だな~と思います。

画像3

↑ 度数は括弧の中。その測定値が何回求められたかを数えます

あとは問題に慣れる事でしょうか・・・すべて確認したわけではありませんが造園はNo.40前後、土木はNo.57前後に類題があります(・ω・)
ほぼ毎年出題されているので、過去問には困らないでしょう。沢山解いてしっかり得点源にしてくださいね!

解  答   上から  2 、 3 、 4 、 1

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