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【2級造園】測定値から「統計量」を求める問題を攻略!

数年おきに出題されている、品質管理上のある試験における測定値から「平均値」「中央値」「範囲」などの”統計量”を求める問題があります。

いくつかの言葉と、解き方さえ分かれば簡単に解けて得点源となる問題なので、「統計学って苦手・・・」という方でも諦めずにしっかりおさえておきましょう!

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《例  題》

平成29年度 2級造園施工管理技術検定試験 学科試験 No.41
次のデータは、品質管理上の試験における7回の測定値である。このデータから求められる統計量のうち(A)、(B)に当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。

(データ) : 12、13、17、10、13、18、15

(統計量)
エックスバー(平均値): 14
レンジ(範囲) :(A)
モード(最頻値) : 13
メディアン(中央値) :(B)

1 (A)7  —– (B)13
2 (A)7  —– (B)14
3 (A)8  —– (B)13
4 (A)8  —– (B)14

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平成25年度 2級造園施工管理技術検定試験 学科試験 No.41
次に示す測定結果から求められる統計量のうち、(A)、(B)に当てはまる数値の組合せとして、正しいものはどれか。

(測定値)

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(統計量)
エックスバー(平均値):10
メディアン(中央値):(A)
モード(最頻値):11
レンジ(範囲):(B)

1 (A)9  —– (B)4
2 (A)9  —– (B)9
3 (A)10  —– (B)4
4 (A)10  —– (B)9


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この記事を書くに当たり過去問から類題を探したところ、平成21、22、25、27、29年度で見つかりました(他にもあるかもしれません)。

出題方法は大きく変わりません。概ね5~9つの測定値(データ)が用意されていて、それを見て統計量を求める形式で、出題される統計量は「平均値」「中央値」「範囲」「最頻値」の4つです。

問題の解き方ですが、測定値を小さい方から順番に並べ替えて書き出した方がミスなく解答出来ると思います。後は必要な統計量を求めるだけです♪

平成29年度

12、13、17、10、13、18、15  
→  10、12、13、13、15、17、18

平均値・・・(10+12+13+13+15+17+18)÷7=14
中央値・・・データが7つあるので、小さい方から数えて4つ目が中央値になります
範  囲・・・最小値が10、最大値が18なので、18-10=8
最頻値・・・13が最も多く2回測定されています

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平成25年度

11、9、8、12、11、10、10、11、8 
→  8、8、9、10、10、11、11、11、12

平均値・・・(8+8+9+10+10+11+11+11+12)÷9=10
中央値・・・データが9つあつので、小さい方から数えて5つ目が中央値になります
範  囲・・・最小値が8、最大値が12なので、12-8=4
最頻値・・・11が最も多く3回測定されています

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測定値(データ)を小さい順に並べ替えてメモする事と、「平均値」「中央値」「範囲」「最頻値」の4つの統計量の意味を覚えておけば大丈夫です。見た目ほど難しい問題ではありませんので、ぜひ諦めずに勉強してくださいね。

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解  答  3  、 3

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