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割と面白かったブルアカのメインスト雑感

フレンドがおもろいおもろいと言っていたので気にはなっていたブルーアーカイブというゲームのメインストーリー。読みたいなとは感じてはいたものの私はスマホに金をかけたくないタイプなのでスマホゲームを遊べるスペックの物を持っておらず、PCでやろうとするとAndroidのエミュレーターしかない上にそれの品質もあまり良くなく(これでストーリーを読みたくねえな)と考えて読んでいませんでした。しかし、最近変えたスマホが値段の割には割と良いもので(これは満足に読めそうだ)と感じたので読み始めたところ結構おもろかったので読み終わったvol1~vol3の雑感でも書こうと思いました。割と手短にサラサラと書く気なのでそこまで深くは書かないと思いますがネタバレありなのでそこはよろしくね。では、行きましょう。

vol1.対策委員会編

億を超えた借金を抱えているアビドスという学校に残った最後の5人「対策委員会」から助けてくれという便りをもらった主人公(先生)が出向くところから始まるお話。なぜ借金を背負ったのか、その後何故膨れ上がったのか、そんな借金地獄の筋書きに誘導した会社の思惑は?などソシャゲの最初の方のストーリーにしてはかなり中身ある内容で読んでて面白かったですね。「これやる必要あるか?」って感じるほど無駄に戦闘フェイズが挟まってたので正直読むのダルいし読み返すのもダルくないか?って感じたのは減点対象だったがお話はすごく良かったので「まあええんじゃない?」って感じ。好きなシーンはホシノが「あんま大人は好きじゃなかったけど、先生なら信じていいかな」と言った所と定期的にノリでかっこいいセリフを吐いたアル社長が安請け合いしたことに毎回毎回内心テンパってる所。あと、ヒナが最初思ってたよりまともな人格を持った人で(良い子やなー)って好感度はかなり上がりました。意図的に借金を背負わせ土地を巻き上げてたあくどい会社はシバき回したものの借金自体は残ってるからそこの解決とかホシノの過去の掘り下げとかここから先もあったらいいな、楽しみですね。

vol.2時計じかけの花のパヴァーヌ編

理系学園ミレニアムに所属している「ゲーム開発部」が廃部の危機なので助けてくださいという便りを貰った先生が赴くところから始まるお話。部員の人数が足りず実績も十分でないゲーム開発部は格式高いミレニアムという学園には相応しくなく、「存続したくばその条件をクリアしろ」と言い渡される。良質なゲームを作っているという実績を作るために過去に存在したゲーム開発の天才が残したゲーム作りのコツが記されているという噂があるG-Bibleを求めたり、それを探している過程で出会った眠っていた謎のロボット「AL-1S」を「アリス」と名付けて部員として歓迎し部員不足をクリアしようとして奮闘する。何も覚えてないアリスがレトロゲームを通して学習するさまや怖いけどこれから先も仲間と一緒に居たいという願いを諦めたくないからと必死に足掻くゲーム部達が凄く良かったなあという感想。やっぱ小さい体に大きい武器はロマンですよ、ありがとうエンジニア部。好きなシーンはネルがアリスに喧嘩吹っ掛けてくるシーンとユウカが最初にゲーム部の部室にあったゲームを「ガラクタ」と言った事をちゃんと謝る所。この後にあるエデン条約編って凄く面白いストーリーがあるんですけど個人的にはそれと一緒くらい好きです。あっちは「友達」って感じだったけどこっちは「仲間」って感じが凄く良き。なんやかんやあって廃部は保留になりましたがこれで終わりではないでしょうし楽しみですね。あとは面だけなら気に入ってたけど実際どんなキャラなのだろうかと思ってた「ネル」というキャラクターが好きなタイプのヤンキーだったんでそこがちょっとホクホクしてました。というかヒビキが1年な事にビックリしたわ、3年くらいの風格出してるやろあいつ。

vol.3エデン条約編

様々な学校が1つとなって出来たトリニティという学園で赤点を取って落第しかけた4人を集めて臨時で発足された部活「補習授業部」の顧問をしてくれないかと先生が依頼されたところから始まる話。トリニティと長年いがみ合っている「ゲヘナ」という学園。そことトリニティが互いに結び合おうとしている平和条約「エデン条約」。タイトルの通りそのエデン条約が話のキモになっていきます。長い話でしたが補習授業部の仲が深まっていく描写や個々人が持つ事情による苦悩、そこから出した答えを友達同士でぶつけ合いながら最終的に共に敵対者に弓引く流れをきっちり描いており、非常に読み応えがあって面白かったですね。好きなシーンは無難に黒幕にタンカ切った後のタイトル回収の所とセイアが「私はミカの事を分かった気でいたけど何もわかってなかったし、互いに謝らなければいけないのかもしれないな」みたいな事を言っていた所。

というかこいつがかなり好きやねんな

利口だけど偏屈でまだまだ子供の部分がある感じが良き、かわいい

私個人の考えとして「世の中は汚いけど子供は歪むべきではないし、子供が歪む要因から大人は極力守ってあげるべきである」というものなので生徒を信じ、寄り添い、守ろうとする先生の行動と「もう戻れない」と決めつけて自分から離れようとしていた友達に願望丸出しの青い青い理論を振りかざしてるシーンは凄く見てて気分が良かったですね。歪むのなんて子供で居られなくなってからで十分なので、ミカが泣きだしたシーンは子供の部分を吐き出したように感じて、「ちゃんと言えたじゃねえか……」ってFF15のゴリラみたいになってました。そこまではあんま好きじゃなかったけどあれを通してどう成長するかは見てみたいなってなりました。まあ、非常に綺麗に終わったものの反乱分子は陰の中へと逃げて行って、それを狙うようわからん奴をチラ見せして終わったんで続きも楽しみだねえって感じ、非常に面白いストーリーでした。どうでもいいけどヒナ委員長の出番毎回ないか、贔屓されてね?(立場上ゴタゴタが起こると出しやすいだけだとは思うけど)

とまあメインストーリーvol3.エデン条約まで読んだ私の雑感はこんなところです。エデン条約までとなると結構ストーリーを読む為のハードルが高いのでよくある「いいから読め!」とは言えないかなと感じました。しかし、非常にメインストーリーの質は高く、まったり続けていこうかなと思えるゲームでしたね。不満点はチラホラありますが自分は目を潰れる範囲だしね。

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