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4cスリヴァー(パウパーGP優勝)   

去る6月24日に行われたパウパーGP(参加人数11名)にて
晴れてスリヴァーを優勝に導くことが出来たので振り返る。
※3,500文字を超える長文です見辛い文章や『ここどうなんだ?』と言う点がありましたらコメントに返信させていただきます!

他のスリヴァーデッキに比べると真っ直ぐさが無く、
癖の強いデッキになります。
それでも優勝できたのは下記が要因だと感じる
・アグロや赤単などスピード勝負の展開が少なかった
・キープ基準をきっちり詰めて淡い期待の1土地キープをしなかった
・全除去の可能性に対して慎重に動けた
・癖があるが故にスリヴァーの固定概念とは違う軸で戦えた

当日の結果

4cゲート○○
4cゲート×○○
新和×○○
ID
ID
予選:3-0-2
【SE突破】
4cゲート○○
親和○×○

やったぜ優勝
クソ嬉しい!.°(ಗдಗ。)°.

予選の最終戦2戦のIDはともかく
当たったデッキが全て事前準備が必要だった(あくまで遅いと言うわけではなく、赤単のように1ターン目からダメージを与える構成では無い)為、準備中に叩き込むことが可能だった。
対赤単ならこうは行かない_:(´ཀ`」 ∠):

キープ基準に関しては

スリヴァーの心得やパウパーでアグロを握ってる皆さんなら
下記の手札ならどうしますか?

正直このデッキが最大3マナだと思うならキープしたくなります。

私もこんな決断を何度もして辛酸舐め尽くしました笑
ここで私なりのキープ基準のポイントですが
・2枚未満の土地なら上記のような誘惑はあるけど大概無理なのでマリガン(写真で言えば森が平地なら行ってもいいんじゃないか?とは思うけど9割失敗するから止めとけ!)
・手札補充系の有無(紆余曲折・暴走の扇動)
は重要。2つ目は手札の構成次第のところもあるので感覚でやってますね

土地キープ枚数や内容の基準ですが
・基本は森or平地と《灰のやせ地》があれば満足スタート
・島or山なら《灰のやせ地》は必須あとは手札の構成次第
※記憶の限りだと大体マリガンしてたと思う。
上記は重要視してますね。

クリーチャー展開に関して(通常)

クリーチャー展開は下記のルールに沿って展開します。
・タフネスが上がるか?
・パワーが上がるか?
・今必要なカードか?(戦闘前メインフェイズ)
タフを上げるのはパウパーでは非常に重要です。
黒絡み・赤単なら3以上を目安に

親和なら上げれるだけ上げましょう٩( 'ω' )و

ブロックについて

ブロッカーに関しては割と悩みます。
なぜなら共有が強みのスリヴァーでは1体欠けると全体のパワーが下がり
全除去タフネス圏内(パウパーではタフ2が全除去ライン)に落ちる可能性があります。
なので私は下記のスリヴァーをブロッカーとして考えています。

《悪性スリヴァー》
攻めてる時はライフ以外のプレッシャーを与えれるのが強み。
ただし、防戦を強いられているときは強みが失われているのでブロッカー要員となる。
《横這スリヴァー》
こちらも攻撃時に有効な側面攻撃を持っているが、相手がデカすぎるときは効かないこともある。居なくなると辛いけど、優先度は高くないのでブロッカーにまわってもらいましょう
《宝革スリヴァー》色マナは重要なのでブロッカーになるのは、
バフ系スリヴァーを除くと最後の方です。
ただし、被った際は上記のスリヴァーに比べると有用性がなくなるので
ブロッカーにまわってもらいましょう。

戦闘フェイズの運び方(活性スリヴァー活用)

戦闘フェイズに入り、手札に《活性スリヴァー》がある場合
展開が2つに別れます。要因は、
"相手に《活性スリヴァー》を持っているのがバレているか否か"
当たり前ですが、この情報は結構プレイングに大きな変化を持たせます。
バレている場合はあえて出さずに攻撃宣言することで逆にプレッシャーを与えることが出来ます(未公開札に筋肉系がいるかも?と思わせるプレイングが大事)。

私はバレた手札は左下に常に公開させておくタイプなので
覚えてもらわなくてもプレッシャーになります笑

バレてる場合は未公開手札が土地ばっかの時でもたまにはとぼけてアタックしましょう。勝手に勘違いしてくれることもあります。
土地なんて宝革スリヴァーが居るなら3枚もあれば十分です。
ちなみに私はよくやります笑
基本的に手札バレてて有効札がないなら相手エンド時に着地させて次のターンの下準備でもするのが吉ですね。
返しのターンに《紆余曲折》《暴走の先導》で大量アドバンテージを得た際に、この2マナ浮きが効いて来るのと
スリヴァーの大群といえど無策で突っ込んでいいのは相手に対して押せている時だけです!

では、バレてない時はどうしたのか?
実はバレていない時の方がかなりシビアな考えを求められる気がします。
例えば《筋肉スリヴァー》系が公開。《活性スリヴァー》が未公開なら

押してる状況:筋肉系を展開してプレッシャーをかける
均衡状況:戦闘フェイズに活性→筋肉系をプレイ(後述のブロッカー確保の役割も担う)
※状況次第だが未公開に《紆余曲折》などがあればあえて相打ちに持ち込み再展開の速度に賭けるのも一つの手
負け状況:相打ちが取れる追加の筋肉系を確保するまで耐え
※とりあえずメインで筋肉プレイして相手にプレッシャーを与えるのも手

相手が赤をメインとしたデッキであればとりあえずメインフェイズにタフを3以上にあげます。《ブレス攻撃》などが飛んでくる可能性があるので展開には注意が必要です。《ハートのスリヴァー》が場にいるなら出して一緒に捲ってもいいけどスタックでブレスが飛んでくるのはよくある展開
ただ、場に《歩哨スリヴァー》がいないのであれば相手の出方を伺います。バフ要因+返しのブロッカーにしてもいいかもですね。
返しでライフ持ってかれるとキツいので( ´_ゝ`)

『ちょっと待った。結局《活性スリヴァー》で何出すのさ?』∑(゚Д゚)

実は《活性スリヴァー》は戦闘よりも相手の動きに対して打つことが多いのでいぶし銀な動きをしてくれます。
青相手なら相手のマナプールが空になったタイミングで展開を
親和相手なら《クラーク族のシャーマン》の効果処理スタックタイミング
戦闘中なら《悪性スリヴァー》を放り込んで突然の毒殺
基本パウパーのスリヴァーはコンバットトリック(戦闘中のP/T上げなど)を行わないアーキタイプなので、少し変化を加えると相手としては動きにくくなります。
相手の『あの手札はなんなんだ!?』と言う思考に対して

「《森》です」

《活性スリヴァー》が場に居ればそんなことが出来ます笑
《歩哨スリヴァー》がいるのは、警戒はおまけで攻撃宣言時にマナを出すことが出来るようにする為にも重要なんですね。

活性スリヴァーから出すと捗るもの・注意すべき点

戦闘時に瞬速で出すと捗るものが下記のカード

《悪性スリヴァー》
通ったスリヴァーの数×1毒を与えることが出来ます。
既に1体居るなら倍で即死することもあります!
《筋肉スリヴァー》《筋力スリヴァー》《捕食スリヴァー》
いわゆる12筋肉と呼ばれるパウスリの柱です。
突然P/Tが上がるのは結構相手からすると辛いです。
戦闘時以外にも相手の全体ダメージ系に合わせて出すのも相手の計算が狂うので覚えておきましょう。
《板金スリヴァー》
タフだけですがダメージ系に対応できるので十分強い動きが出来ます

瞬速で出しても効果が薄いものが下記のカード

《横這スリヴァー》
相手のブロック宣言に合わせて出しても側面攻撃は発動しないので注意が必要です。出すなら戦闘前メインフェイズになります。
《有翼スリヴァー》
こちらも上記と同様に戦闘前に飛行を持っていないと意味がありません。
ただし、相手の戦闘前に出すなどすれば相手の手が止まる状況もあるので受けに使うのも一つの手ですね。
《狩人スリヴァー》
こちらも戦闘前メインフェイズになります。
よほどのことがない限り瞬速で唱えることは少ないです(相手エンド前ぐらいに隙を縫って唱えるのはあり)

あとがき

好き勝手講釈垂れてしまい、あとがき書くまでに3,000文字を超えました…
凄い量を書き記しましたが、正直全てを言語化するのは難しいので
実際に色々なデッキに対して回してみて動きを確認するのがベストに感じます。
私も10ヶ月握ってますが、まだ試行回数は足りてません。
ただし、新しいパウスリの道は作ることが出来たと自負しています。
今まで大会で初白星を挙げるまでに数ヶ月。
SEあり大会で優勝するまでに10ヶ月かかりました。
色々試行してきましたが、一人で成し遂げたものではなく
対戦を通してカードの提案をしていただいた皆さんの意見もあっての優勝だと思ってます。

初SE突破&初優勝

今までは挑戦者でしたが今後は挑戦される側であることも意識して慢心せずスリヴァーに傾倒していきたいと思います笑

次は東海王をスリヴァーで優勝したい!
壮大な目標ですがいつか達成出来るように擦り続けます。

どうかこのnoteが新しいパウスリヴァー使いの目に止まり
新しいスリヴァーデッキがメタゲームに上がってくることを祈ります!

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