黒猫大家流 新築アパートの造り方(設計編)

はじめに

黒猫大家流 新築アパートの造り方(土地~計画)の続編です。
融資は個人の背景や金融情勢等で変わるのと、語れるほど詳しくはないので・・・。
あ、新築の場合は、据置期間を可能な範囲で長く取ることをおススメします。
※据置期間とは、融資を受けた際に元金の返済が猶予となる期間のこと。

ということで、めでたく融資も請負契約も済んだとして、新築ならではの大事なフェーズ、設計編をお送りします。

間取り

請負契約した業者が作成した図面を元に検討します。
動線に問題がないか、窓の位置・サイズ、ドアの位置・開閉、キッチン・お風呂のサイズ等、
そして、電気配線図が上がってくれば、スイッチ・コンセントの配置等、
生活をイメージしながら作り込んでいきます。

私の場合、猫共生の部屋ということもあり、これに加えて、玄関と部屋の間にドアはあるか等を確認します。
(賃貸では、近年の玄関ホールと部屋を仕切るドアがないのがスタンダードな様で・・・)

そして、この中でも優先して決めないといけないのが「窓」です。
基本的な骨組み(柱の位置)はもちろんですが、
窓も建築申請までに決めないといけない箇所になります。
(後から変更ができないそうです)

私的には、一階南の窓は掃き出しではなく腰高にするとか、
西と北の窓は小さめにする様にしています(理由は割愛します)

窓の失敗談としては、メゾネットの物件で、階段の折り返し地点、写真の正面上に(写ってませんが)明かり取りと換気が出来るように片開き(外開き)の窓を付けたのですが、高さをミスりまして、身長が180cmぐらいの人であれば開けられますが・・・という状態に。
窓の高さは今さら変えられないし、踊り場ではないので、踏み台も使えないしということで、FIXの窓にしてオチを付けたという苦い記憶を思い出しました(苦笑)

階段

他にも失敗談があったりして、窓って奥が深いです。

外観

コスト的にも主流の窯業系サイディングから、自分のイメージにあった色を2色~3色で構成することになると思います。
テーマを決めて、それに合ったパターンと色を現物サンプルを見ながら選択して組み合わせて行くわけですが、かなり悩みます!
私の場合、うちの愛猫をテーマにしているので、比較的選びやすい方かも知れません。
ということで、テーマは明確な方が良いと思います。
私の場合は、壁を決めてから、屋根、玄関ドア、窓枠、雨樋、破風等の各パーツをおおよそ面積の大きいものから色を決めていく感じです。

ちなみにキジトラをイメージした建物の外観の写真がこちら。

外観 玄関側

なお、屋根材では主流となりつつあるガルバリウム鋼鈑のサイディングも選択肢としてはありますが、選択する理由が何かという事になると思います。
(ガルバの外壁はカッコいいんですけどねー)

内装

内装はもっと悩みます!(でも楽しい)
考え方の流れ自体は外観の時と似ていて、共通で使用する壁と天井の白クロスを決めて、あとは部屋のイメージに合わせて、アクセントクロスをどこに使うのか、使わないのか。使うならどれか。壁紙のサンプルとにらめっこしながら選びます。
床材も同様に玄関ホールは?キッチンは?洋室は?トイレは?洗面脱衣室は?と決めていきます。
(ここもコストを意識して、CFなのかフローリングなのかフロアタイルなのかを使い分けします)
内階段のあるお部屋は、階段も同様に踏板、蹴上、側板の色を決めます。
私的には、踏板が黒で蹴上・側板が白のパターンが好きです(知らんがな)
あと、建具、巾木、額縁は、部屋のイメージに合ったものに統一してといった感じです。
一番難しいのは、頭の中の想像で組み立てるしかないことです。
なので、出来上がってみるとちょっとイメージと違ったなぁというのはあります。

自分の好みの部屋(モダン風)は、あっという間に選定できましたが、
一番悩んで奇跡的に良い方向に頭の中のイメージを超えてきたのがこの部屋でした(一応、30代の大人の女性をイメージしてます)

画像3

画像4

館銘板

内装工事も進みもう少しで完成だなと思っている頃、忘れてはいけないのが、館銘板です。
イメージが決まる大事なパーツだと思っています。

コストと見た目のバランスを考慮して、デザインはこちらで準備して看板屋さんに入稿する形で、素材はアルミ複合版をヘアライン仕上げにする事で、ステンレスっぽく高級感があり、リーズナブルに仕上がります。
(カルプ切文字も挑戦してみたい気もしますが、今の所このパターン)

まとめ

最後まで読んでいただいた方はお察しの通り、様々なことを細かい所まで決める必要があります。
私は設計が好きなので、この期間は楽しくて仕方ないのですが、
こんな作業やってられない!という人は新築には向かないと思いますので、ひとつの参考にしていただければと思います。

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