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ひぐらしのなく頃に業 考察まとめ(新ルール考察及び、探偵目線での各事件考察)

本考察は、ひぐらしのなく頃に業 13話視聴時点での考察です。
現時点では、すべての推理材料は公開されていない可能性が高いため、本考察はあくまで一意見として受け取っていただけると幸いです。

1.ひぐらし業の新ルール確認

・原作(旧作アニメ版)のルールを仮にA世界とする
・新作(2020アニメ版)のルールを仮にB世界とする
A世界とB世界はある程度同一ルール上の世界である可能性もあるが、本考察は別世界であるという仮説の元、考察をすすめる

・A世界
【ルールX】『疑心暗鬼に取り憑かれ、凶行に誘われる』
【ルールY】何者かによる富竹ジロウ、鷹野三四の死
       何者かによる古手梨花の死
       雛見沢大災害(※ただし起こらないルートもある)
【ルールZ】『園崎ブラフ』、『祟りシステム』

一部、端折ってはいるが、詳細は下記のルールを引用しています

・B世界
【ルールX】『疑心暗鬼に取り憑かれ、凶行に誘われる』
【ルールY】富竹ジロウ、鷹野三四の失踪(行方不明?)
       前原圭一の生存?
       何者かによる古手梨花/北条沙都子の死
       (※今のところ雛見沢大災害は発生されていない)

【ルールZ】『園崎ブラフ』、『祟りシステム』

上記、ルールYがA世界とは異なっている可能性が高い
ルールX,Zについては概ね同じ効果がB世界にも働いていると思われるが、細部が異なる可能性も高い
B世界でのルールYの再現性は、A世界と同じく、何者かによる強い意志によるものであると考えられる

本考察では、B世界でもルールX,Y,Zもしくはそれに類似するルールの元、各事件が起きたものとして考察を進めるものとする

2.各事件の大まかな流れの整理

「鬼騙し編」
伏線シーン
・圭一は鬼隠し編がフラッシュバックしていた また、梨花のアドバイスもあり、圭一は仲間を信じる気持ちを思い出す
 →圭一の疑心暗鬼は晴れていたはず(鬼隠し編の発生フラグは回避)
・レナもなんらかのフラッシュバックをしていると思われる描写がある。罪滅ぼし編?を経由した記憶の蘇り、もしくは実際に罪滅ぼし編と同じ事件(鉄平、リナ殺人)を起こしていた可能性がある。

犯行シーン

・レナは死体遺棄セット?(鋸、ビニールシート、消臭剤?)、
拘束セット(縄、手錠など)を持参?、凶器となった包丁はまな板と一緒に置かれていたため(料理のため? あらかじめ圭一宅にあったものか?)
・圭一はレナに襲われる(圭一視点)
・二人は取っ組み合いになり相討ち(圭一は腹部を複数回刺される、レナは圭一の時計による殴打?により倒れる。漫画版によるとノーガードの殴り合いであった)

事後シーン
・圭一は後日病院に入院し、回復
 頭に包帯、首にコルセット?→頭への外傷はあまりないので違和感
 そもそも致命傷と思われる傷(腹部を複数回殺傷)を負ったのに、生きていることに違和感
 警察から容疑者扱いは受けていない?→レナは他殺ではない扱い?
・レナ→魅音の口から助からなかったと語られる。死亡状況は不明だが、沙都子、梨花よりは先に死んでいる。言葉のニュアンスとしては圭一と一緒に倒れており、圭一は助かったがレナは助からなかったという風に聞こえる
・沙都子、梨花は刃物でめった刺しで発見(他殺 or 自殺 として捜査)
 沙都子、もしくは黒幕的存在(の命令による山狗)による他殺もしくは自殺の線。梨花は自殺(綿流し編)の実績があるため、その線が濃厚か
「綿騙し編」
伏線シーン

・梨花のアドバイスもあり、圭一は魅音へ素直に人形を渡す
 → 綿流し編発生フラグの回避
・沙都子はA世界でも綿流しのお祭りでははぐれて別行動になっている
 B世界では何らかの伏線の可能性もあるが、現状では証拠なし
・梨花行方不明前の最後の目撃証言
 → 沙都子による圭一への追求
 → 魅音「校舎裏で作業着の人と話していた」
 → すでに梨花が魅音により殺害されていた場合、上記証言の信憑性が薄れる。ただし、証言する必要性も薄い(圭一の疑いを晴らすため?)

犯行シーン
(※ただし詳細判明は事後)
公由、おりょう、詩音
 → 古井戸で死体発見
・梨花
 → 便槽で死体発見
・沙都子、魅音 
 → 相討ち(現場には拳銃あり、魅音が持っていた拳銃とは別物か?)
・圭一視点で、作業着の何者かが園崎家のモニターに移っている(綿流しと同一の流れなら、突入待ちの警察官である可能性が付近にいる可能性高し、もしくは山狗が何らかの理由でいる?)

事後シーン
・圭一は病院に入院し、その後回復
・上記事件の詳細は大石から語られる
 (事件の被害者は魅音(詩音)以外、綿流し編と同一。ただし、梨花/沙都子の死因は異なっている)
「祟騙し編」
伏線シーン

・圭一→「祟殺し編での鉄平を撲殺した記憶のフラッシュバック」
 梨花のアドバイスもあり、圭一は沙都子を正規の手段で救おうとする
 → 祟殺し編発生フラグの回避
・沙都子の行動に不審点(虐待がなかったことを示唆するシャワーシーン、演技と思われる行動があるなど)
・鉄平の存在は第三者目線での目撃シーンがあるため確定か
・大石/児相での行動の結果が明確には描写されていない

犯行シーン
・沙都子がお祭りの最中に圭一を誘い出す?
 → 北条家にて事件発生
 → 鉄平による殴打(電灯の点灯と同タイミング)
 → 電灯の紐引きによるトラップの可能性?(本編中の圭一宅でのタライトラップと状況が告示)
 → 鉄平と圭一の乱闘にも違和感(またしても圭一の耐久力が異常、また現時点で鉄平が北条家亭に戻ってきているのは違和感)

事後シーン
・圭一は病院に入院し、その後回復
 警察より容疑者扱いは受けていない?→鉄平殺しは存在しない?
・大石が銃により魅音/梨花/沙都子を殺害した可能性(レナの証言)

3.ルールX(発狂者)による殺人とルールY(黒幕)による殺人を切り分ける

ひぐらし世界において、もっとも推理を難しくしているが、ルールX(発狂者)による凶行と、ルールYを引き起こしている黒幕による殺人行為である
この2つが合わさることで、視聴者を混乱させるのはA世界でも頻発したテクニックである。
以上から、発狂者による事件と、黒幕による事件を切り分けて考えていく

「鬼騙し編」
【発狂者】
・発狂者はレナで確定か?

 →罪滅ぼし編の記憶もしくは事件を実行していたため、疑心暗鬼を発症、圭一に鉄平、リナ殺しを探られていると勘違い?
 →口封じのため圭一を殺害?・圭一は事件は起こしていないが、
  発狂(幻視)の可能性あり
  梨花のアシストにより圭一の発狂殺人は回避されていたはず
  正当防衛的形での殺人(返り討ち)の可能性はある

【黒幕】
・梨花、沙都子の殺害
 →この事件については、圭一、レナは関与不可である(レナがあんなことになった次の日に梨花ちゃんと沙都子も…と魅音の口から語られる) 
 →
第三者(黒幕的存在)の関与もしくは事件によるものと思われる
 →殺人ではなく、自殺の可能性も示唆されているため、梨花か、沙都子どちらか(もしくは両方)に自死の痕跡があるか?
 →梨花はA世界の綿流し編において、自死(首を何回も刺して)の実績がある
 →梨花がなんらかの理由で沙都子殺害、絶望/リセットのため自殺というのが筋は通る
・富竹、鷹野の失踪(行方不明)
 →黒幕による関与の可能性があるが、これは梨花ちゃんの惨劇回避の動きの結果かもしれない。現状では材料がないため判断は難しい
「綿騙し編」
 
※ここが一番長いので、複数段落に分けて説明していきます
【発狂者】
・発狂者は詩音で確定か?

 →村長失踪後の魅音の発言は全体的に詩音と思わしきものである(御三家への恨み、梨花への恨み発言など)
 →詩音殺人の流れであれば全体的な流れは綿流し編と同じとなる
 →村長失踪時点で、綿流しと同じく、魅音⇨詩音のなりすまし発生か
 →ただし、圭一への発言や行動(庇う、保護しようとする動き)は魅音寄り
・圭一は詩音のアリバイとして利用されていた?
 
→村長失踪後に魅音から詩音に入れ替わっていた場合の反証
 →詩音の言動はすべて圭一をアリバイとして利用しようとするで説明は可能
 →圭一を護るという口実で監禁し、魅音の犯行を圭一にみせていた?
 →梨花失踪時に沙都子から圭一への追求があった際、作業着と会っていたという証言は嘘?(ただし、梨花の殺人は「黒幕」によるものであり、本当の証言である可能性もある)
「綿騙し編」 
・最終シーンの考察(詩音犯人説の場合)

1.圭一を監禁し、詩音が魅音として圭一と会う
2.監禁していた魅音を脅し、誰かの使いとして来た沙都子に会いに行かせる
3.魅音を脅し、沙都子を殺させた? もしくは詩音の手により二人は殺された?
4.銃を発砲後、警察もしくは山狗の動きを察知し、詩音は脱出を試みる(裏井戸経由での脱出を計画?)
5.脱出時に綿流し編のフラッシュバックが起き、罪悪感から自殺 or 誤って落下死してしまう

※詩音と魅音の死体は鬼の刺繍で判別可能であるものとします
※沙都子は綿流し編の圭一の役目(園崎家に踏み込むための囮として、警察の使いとしてきていた?)
※大石の証言から、綿流し編同様、警察は園崎家を見張っていたor突入準備をしていた可能性が高い
※山狗がいたかどうかは不明(圭一の幻視? 警察の見間違いとか)監視カメラに移っているのは、山狗/警察ともに不自然(園崎のカメラの死角はわかるはず)ではある
※最終シーンでの拳銃入れ替え(魅音が持っていたものと違う)の必要性が不明?(黒幕による犯行、詩音による犯行、ともに入れ替えの必要性はないため、沙都子がもっていた? )
「綿騙し編」
【黒幕】

綿流し編/目明し編と同じ流れのストーリーとすると、本事件では黒幕存在の関与がなかった可能性がある

 →圭一の目でモニタには作業着の男(山狗)が見えている
 →しかし、現場付近には警察もいたと思われるため、山狗が姿を晒しているのは違和感
 →魅音(詩音)の証言により、梨花の行方不明=作業着による犯行と思い込んだ圭一の幻視? 本当は山狗はいなかった?
沙都子、魅音の死(園崎家の廊下で相討ち)の原因には疑問が残る
 →拳銃がまさかの作画ミスなら、単なる詩音による犯行か?
 →例えば、魅音を脅して沙都子を撃たせようとする。魅音が拒否したため、詩音の用意した別の銃で二人を射殺など
「祟騙し編」
【発狂者】
本編で明確な発狂の予兆がない?
 →発狂者はいなかった可能性がある
 →行動だけでみると沙都子が怪しいが、本編中にフラッシュバックや発狂の描写がないため、ループ記憶の保持や思い出しはあれど、発狂の可能性は低い?
※上記理由から、沙都子=黒幕側の関与として下記で仮説を上げていく
祟殺し編ではなく皆殺し編べース?
 →本来のベースは祟殺し編だったが、梨花の説得により圭一(及び間接的にレナ、詩音)の凶行フラグが回避され、結果皆殺し編のストーリーに移行した?

【黒幕】
沙都子が暗躍していた可能性が高い

 →沙都子の発狂がすべて演技の可能性(教室での嘔吐シーンですぐに回復、鉄平救出後のセリフが皆殺し編と比較するとおかしいなど)
 →今回の話での被害者は圭一(もしくは鉄平)のみだが、沙都子は鉄平殺害の可能性はあるが、圭一への恨みはないはず
 →圭一への恨みではなく、暗躍の結果、圭一を綿流し会場から退避させた?
 →黒幕側からの凶行に対しての反抗?
北条家の最終シーンは鉄平による犯行か?(幻視の場合)
 →圭一は発狂により幻視している疑いがある
 →祟殺し編を思い出し、鉄平を幻視した?
 →沙都子による犯行を鉄平として認識?(沙都子のトラップ、もしくは殴打により意識を失い、その後鉄平を幻視?)
北条家の最終シーンは鉄平による犯行か?(本当に鉄平の場合)
 →黒幕の存在(もしくは大石が黒幕)であり、鉄平逮捕(とみせかけ)タイミングを見計らい、釈放した?
 →その際、圭一が北条家にいることを教えて、犯行を誘導した?
 →この場合、沙都子の行動には整合性が生まれる(圭一を誘ったら、たまたま鉄平がいて事件となる→助けを呼ぶためお祭りの会場に戻る→なんらかの事件により射殺/この場合は沙都子は黒幕ではない)
沙都子が黒幕ではないない場合
 最後のお祭りで魅音、詩音、沙都子、梨花が殺害されたと思わしき証言は、沙都子以外の黒幕存在による関与?
 →少なくとも大石がなんらかの形で関与している可能性が高い
 (大石がクロである場合、鉄平の釈放も説明がつく)

4.結局黒幕は誰?

 結論からいうと、黒幕存在はまだわからない(意図的に推理材料が少ない/ミスリードを誘っている可能性も高い)
 また、世界が変わっている可能性高いため、A世界での黒幕ほど、明確な黒幕がいない可能性もある
 しかしながら、ルールXだけでは説明のつかない犯行があるため、ルールYもしくは新たなルールとして、黒幕による何らかの関与はあるものと思われる

現状では大石/沙都子の関与の可能性が高い
 ・全編に渡って、沙都子がなんらかの暗躍をしている描写/演出が多い
 ・ただし、祟騙し編では大石についても同様にクローズアップされている
 ・沙都子は怪しいシーンはあれ、まだ敵対行動であるという証明はされていない
 ・大石(もしくはさらなる黒幕)による犯行に沙都子が抗っている図式もありえるか?

5.最後に

 まだまだ、事件の全容は見えてこない状況です
 毎週木曜日、同時視聴にて今後も追いかけていこうと思うので、探偵Vtuberの私と一緒に追いかけたい! という方は配信のチャットやコメント、ツイッターでの反応などで一緒に考察いただけると幸いです

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【ツイッター】
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