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長年の疑問が解決に近づいた話

今回はようやく書きたいと思っていたことを書けて嬉しいと思っています。
やりました。

1、私はどういうタイプなのか

ここ最近(4~5日前)に先生から教えてもらった一言。
『んー、(私の名前)君はさぁ、多分降ろす系の人間じゃないかな』
一字一句完璧にというわけではないけどこんなことを言われた。
元々進行管理や土台を固めていくことが不得手だった私にとってその言葉衝撃的だったのです。今まで理解ができない点などが多く苦労も絶えなかった自分からしたらその言葉スッと心に届いたのです、8年分の憑き物が落ちたような感じでした。降ろす系の人間――つまり憑依型、皆様は『メソッド・アクター』という言葉ご存じだろうか?
メソッド・アクターとは演じている役柄に乗り移られたように演技をするメソッド演技法というものからきている単語です。『バットマン』のヒースレジャーが1番有名ではないでしょうか、ほかにも『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のダニエル・デイ=ルイスなど様々な役者がメソッド演技法に影響を受けています。

2、憑依型とは?

先ほどお話した通り、私は憑依型のクリエイターなのかもしれないということがわかりました。
ではそれがわかった後、自分には具体的にどういうことが起きているのかを観察していくつか箇条書きにまとめてみた。
・作品に登場する人物の性格、感情を自身の体に宿らせる。
・制作中は現在執筆中のシーンのキャラクターと同じ口調、性格になる。
・どのように書いていたのか覚えてない(断片的な記憶しか残らない)。
・主人公の心情の変化が自身にも現れる(鬱になったらこちらも鬱になったり、サイコパスになったらこちらもサイコパスになる)。
・2体以上のキャラクターが宿る。
と、まだまだありますがこれぐらいで。
問題はデメリットにもなる『執筆中の記憶が断片的になる事』、『キャラクターと同じ性格になる』ということ。先ほども話したメソッド・アクターのヒース・レジャーも『ジョーカー』役に入り込みたせいで睡眠障害やうつになったという話(逸話の可能性もある?)があるように、心身に多大な影響を与えることがある。
実際にシリアルキラーの物語を書いて(あまり伸びなかったが……)、イラつきハードルが低くなったり、顔つきが変わってしまったこともありました。現在は憑依の切り替えがある程度できてきたので日常生活に支障をきたすことは殆どありませんが、それでも食事の好みが変わったりすることがありました(特にオネエの時は体重も減ったし、肌のツヤやハリもよくなったりした)。

3、憑依型だけではダメ!?

これが役者・俳優としてなら許せますが、作家――シナリオライターとなってくると読者への演出方法も意識しなければならない。
憑依型最大のデメリットは独りよがりの作品になりやすいコト。趣味で書いているなら誰もツッコミをいれないが、商業や会社で書いているなら最も考えなければいけないのは読者、ユーザーである。
憑依型の正反対の場所にいる読者を考える書き方は俗に職人型というらしく、この型じゃない限りは業界で生きていくのが難しいとか。
では理想なのは憑依型を含んだ職人型になればいいだけの話。
……言うは易し、行うは難しというように不可能ではないにしろ困難なシロモノであることに間違いはない。
完全な憑依型と決まったわけではない(はず)のでこれからも注意深く自己観察をしてみることに。
その他にもタイプがあるらしいけど省きます。それでは今回はここまで。
これ以上書いたら長めになっちゃう(´・ω・`)

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