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【メンタルリープ・活動時間】生活リズムを整えたら赤ちゃんのお世話が少し楽になった話

我が家では、息子が生まれて2ヶ月半ごろから生活リズムを意識するようになりました。この記事では生活リズムを意識するようになったきっかけと実感している効果について書いていきます。

生活リズムは必要ないと思っていた

出産してから2ヶ月を過ぎるまで、我が家では24時間サイクルで、リズムなどは考えずに赤ちゃんのお世話をしてきました。一般的に、3ヶ月頃に朝晩の区別がつくようになり生活リズムができてくるようですが、「うちは保育園に通い始めるのも来年だろうし、そこまで無理する必要ないよね」と特に準備していませんでした。
夫婦ともども気楽に捉えていたのですが、ここで生活リズムを見直すきっかけになる出来事が起きます。そのきっかけとは、ひどく寝ぐずりするようになったことです。さらに言うと、私(母)の抱っこでギャン泣きし始め、なかなかおさまらずにへとへとになり、父に交代した途端に泣き止んで眠りにつく、ということが3日連続で起きたからです。

3日連続の母拒否で心が折れた

初めはただただ驚きました。
それまでは父の抱っこではぐすぐすからご機嫌になることはあっても、眠りにつくことは数えるほどしかなかったからです。「睡眠には母の安心感が必要」という意識が私にも夫にもありました。そんな中で、全然治る気配がないギャン泣きからの、夫に交代してすんなり眠りにつく姿。初日は驚きと、「ようやく寝てくれた」という安堵の感情でしたが、2日目には母なのに拒否されているような気持ちにモヤモヤが湧いてきて、3日目には心が完全に折れてしまいました。今まで無意識に「この子は私がいないと眠れない。私じゃないとダメなんだ。」という変な責任感をこじらせていたのが、3日連続であっさり覆ってしまったからです。
このとき、私は初めて夫が今まで毎日抱いていた感情を味わうことができました。「自分じゃ我が子を眠りに導いてあげられなかった」ということは想像していた以上にむなしくて辛い気持ちになるものだと思ってもみませんでした。
心が折れた私は夫に八つ当たりしてしまいました。
「もう私じゃこの子を眠らせてあげられない。この子はあなたがいいんだってさ。」
自分が発した言葉でさらに傷ついてしまい、涙が出てきてしまいました。

「もうこんな思いしたくない!夫にもこんな風に当たりたくない!この悪い連鎖をどこかで断ち切りたい!」

そう感じた私は、しばらく心を落ち着かせてから夫と我が子に宣言しました。
「もう知らない!明日から早寝早起きして生活リズム整えてやるんだから!」

メンタルリープ、活動時間について

生活を見直す上でのお手本、目安として、私は大きな軸と小さな軸の2つに思い当たりました。
大きな軸はメンタルリープの考え方です。簡単に言うと、赤ちゃんの発達の過程で、感受性が大きく成長するタイミングでグズグズ期がくる、というもの。2歳までに10回のリープがあり、リープ中はどうしてもメンタルが不安定になり、グズグズしがちだ、ということ。このグズグズについては、何か対策するというよりも、事前に知識として知っておくことで、「今はメンタルリープだから仕方がない」と割り切ることに意味があります。

小さな軸は活動時間の考え方です。赤ちゃんは起床してからご機嫌でいられる時間がだいたい決まっており、それを「活動時間」と呼んでいます。活動時間を過ぎるとグズグズ泣き出してしまいます。また、赤ちゃんがご機嫌だからといって、活動時間を無視して起き続けてしまうと、眠るタイミングを見失い、「眠りたいのに寝られない」状態になってしまいます。それを防ぐためには、その月齢の活動時間が来るまでに眠り始めている、というのが理想です。
生後2、3ヶ月の活動時間は1時間〜1時間20分となっており、体感としては思いの外短いです。例えば、朝起きて、保湿して、おむつを替えて、授乳していたらあっという間に1時間ちょっと経ちます。少し遊んだら朝寝の準備に入る、という流れになります。

我が家で実践していること、タイムスケジュール

メンタルリープと活動時間の知識を調べて、我が家でも取り入れていくことにしました。
まずは毎日の活動時間について。大体のタイムスケジュールは以下の通りです。

8:00 起床
8:00-8:10 おむつ替え
8:10-8:30 朝の保湿タイム
8:30-9:00授乳
9:00-9:10 おむつ替え
9:20-10:00 朝寝
10:00-10:30 授乳
10:30-10:40 おむつ替え
10:40-11:30 室内遊び
11:30-13:00 昼寝
13:00-13:30 授乳
13:30-13:40 おむつ替え
13:40-15:00 おさんぽ
15:00-16:00 昼寝
16:00-16:30 授乳
16:30-16:40 おむつ替え
16:40-17:00 室内遊び
17:00-17:30 お風呂、保湿タイム
17:30-19:00クールダウン
19:00-19:30 大人のご飯を見守る
19:30-20:00 授乳
20:00-20:10 おむつ替え
20:10-21:00 入眠
22:30-23:00 夜間授乳
23:00-23:10 おむつ替え
01:30-02:00 夜間授乳
02:00-02:10 おむつ替え
04:30-05:00 夜間授乳
05:00-05:10 おむつ替え

※おむつ替えは上記以外にも濡れていたり、うんちしたりしていたら増えます。

活動時間と授乳+おむつ替えの時間をベースに設定し、合間合間に遊びやおさんぽをしています。お風呂は大体17:00-18:00に設定しており活動時間と少し齟齬があるので、夕方は少しグズりがちになります。

活動時間を意識してみると、確かに今まで「お腹も減ってないし、おむつも替えたばかりなのに泣いている」と思っていたタイミングがほとんど「そろそろ活動時間の限界だよ」のサインだったと気づきました。

不機嫌になって泣き出しても、「あ、そろそろ寝たかったんだね」と分かるようになったことで、心に余裕を持って赤ちゃんに接することができるようになりました。
また活動時間を念頭に置いてお世話することで、お昼寝も割とすんなり寝てくれるようになり、当初の目的通り、夕方〜夜のグズグズも改善していきました。

メンタルリープについて実践していることは、次のリープの時期を夫婦でなんとなく把握しておくことです。それぞれのメンタルリープの時期に名前がついていて、リープを経てどのような成長が待っているか分かります。例えば、出産予定日から数えて5週目に訪れるリープは「五感のリープ」。このリープを抜けると、五感を働かせて周囲の物事に興味を持ち始めるようになる、というような感じです。
メンタルリープについて時期を把握しておくことで、ある日突然グズグズし始めても、「あ、そういえばそろそろメンタルリープが始まる頃だったな」「このリープはいつ頃まで続いて、今こんな風に成長しようともがいているんだな」と前向きにとらえることができるようになりました。

どこまで本当か分からないけど知っていて良かった!

メンタルリープと活動時間、両方について言えることは、子どもがどんな状況か知ることで親の私たちの心に余裕ができるということです。特に、私たちにとって、今回が第一子の子育てということもあり、子どもを妊娠出産してからというもの新しいことの連続です。出産するまでは思ってもみなかったことが毎日起こり、その度に「世の中のお父さんお母さんたちはこんなことを当たり前にやってたの?!」と驚くばかり。新しいことだらけの毎日はワクワクして楽しいこともありますが、次に何が起きるか見通せないストレスも相当あります。少し赤ちゃんとの生活に慣れてきたな、と思った頃に我が子は絶えず成長して、新しい状況が生まれる。そのときに、我が子がなぜ泣いているのか分かること、次にどんなことが起こるか知っておくことは、手探りの子育ての中の道しるべになっています。

実際、どこまで当たっているのかは赤ちゃん本人にしか分かりません。もしかしたら活動時間もメンタルリープも親を納得させるだけの気休めにしか過ぎないのかもしれません。ただ、これらの情報を知ることで、赤ちゃんに接する私たち親が心のゆとりを持つことができ、落ち着いて対応できるようになる、それだけで情報を知っている価値があると私は感じています。

親子3人初めての世界に戸惑いながらも、日々手探りで前に進んでいます。我が子はまっさらな心と体で、この世界についてひとつひとつ経験して、学んでいます。私たちはできるだけたくさんの道しるべを使って、この子が成長していくためのサポートをしていきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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