瑠璃野ねもさんを紹介!
皆さんは「瑠璃野ねも」というVtuberをご存知だろうか?
↑これ。 何を隠そう筆者の推しである。
(推しをこれ呼ばわりで雑に紹介することがあっていいのか…?)
"とっても可憐なネモフィラの妖精"とのこと。
このフレーズは配信開始時の口上として、初期の頃からずっと一貫して使われている。
今回はそんな彼女を自分なりに紹介していこうと思う。
1.瑠璃野ねもってそもそも何?
2020年5月から活動を始めた個人勢のVtuberだ。
↑これが彼女の最初のツイート。※1
先ほども書いた通り、ネモフィラの妖精である。メス女の子。妖精の生態的にいわゆる”穴”は無いようだ。
(どこで性別の判定がなされているんだろう…)
自他ともに認めるマシンガントークの持ち主。
言い方を変えればオタク特有の早口というやつだが、かわいらしい見た目と声で放たれるそれはしっかり魅力として定着している。
テンションの高さや明るい雰囲気にステータスを厚く振ったタイプで、
柔軟な発想力と少年のような好奇心、(逆張りを始めとした)オタク思考で特徴的な配信の数々を作り出しているVtuberだ。
リスナーとのプロレス※2も得意で、お互いの信頼関係がよく見て取れる。
(もちろん限度はあるので脈絡のない誹謗中傷にならないよう注意すること)(これは自戒)
また、活動開始時は19歳だった彼女だが、言動や配信内容からはインターネットに染まり切った様子がうかがえる。自身の世代と異なるインターネット文化にも興味を示し、受け入れているようだ。
漫画やアニメ作品も好んでおり、インターネット知識と合わせて「ありがちな言い回し」「こういう展開良いよね」といったトークも度々聞くことができる。要はオタク。
自分もインターネットの民だぞ!!という方は彼女の配信をより楽しむことができるだろう。
更にダジャレや下ネタを愛するおっさんもしくは中学生男子的性質も持っている。
自分もおっさんもしくは中学生男子だぞ!!という方は彼女の配信をより楽しむことができるかもしれない。
かわいらしい見た目の彼女だが、実は性癖はずいぶんと黒い。
(二次元限定だが)推しが苦しんでいる状態を好んでいる。
↑なんとこんな再生リストがある。
ここでは詳しく紹介しないが、実際に挙げられているワードを見ればすぐに察することができるだろう。
とはいえ、実在する人物にこのような感情を抱くことは無いとのこと。
自分も闇の性癖してるぞ!!という方は彼女の配信をより楽しむことができるかもしれない
そしてなんといっても彼女の特徴は、配信の終わり際に大体死ぬこと。
何を言っているんだ?と思った方は、一度適当な配信のラスト数分を見てもらえれば理解できるだろう。
元々はこのようなスタイルでは無かったのだが、ある時※3を境に配信終了直前に死ぬ文化が出来始めた。
死因※4は様々なものがあるが、配信の内容に関係することがほとんどだ。自分も普段からよく死ぬぞ!!という方は彼女の配信をより楽しむことができるかもしれない
※1 見た目が現在と異なっているが、これは初期の頃は「Vカツ」というサービスで自身の手で作ったモデルを使用し活動していたためである。
※2 いわゆる配信を盛り上げるための口喧嘩のようなもの。
一見煽り合いをしているように見えるがお互いの信頼あってこそのものだ。
ニュアンスの説明が非常に難しいので細かいことを知りたい方は「配信者 プロレス」等で検索検索ゥ!
※3 後ほど触れるセミのモノマネ配信のこと。
その配信で彼女は可憐なセミファイナルを見せた。
※4 なんと有志のリスナーによって死因がまとめられている。
個人の管理で行われているため、更新は不定期だが推しの死因を振り返ることができる手段があるというのはなんとも不思議なものだ。
2.配信の内容
1で"特徴的な配信"と言ったが具体的にどのような配信を行っているのか紹介していこう。
どの配信もサムネがよくできており、動画一覧を眺めているだけでもワクワクできる。(ここから結構長いです。注意)
①企画系配信その1(試してみよう編)
「こんなことを試してみたい!」
「こういうことしたら面白そう!」といった好奇心から生まれる企画配信はとても強烈で面白いものが多く、彼女のことをよく知るリスナーにとっては彼女自身のイメージと強く結びついている部分かもしれない。
↑瑠璃野ねもといえばコレ!と思い浮かべる人も多いだろう。
セミのモノマネを飽きるまで続けるといった内容だ。
本当にただセミのモノマネを続けているだけの極めてシンプルな内容だが、あまりにシュールすぎるその光景と何があろうともセミのモノマネを徹底し続けたその姿勢に多くの人が注目し、彼女の知名度を大きく上げることに貢献した。
途中、笑ったりウインクしたり等のかわいらしい反応も見せてくれる。なんともファンサービス旺盛なセミだ。
様々な人に見守られながら行うセミのモノマネ、
どうやら全然飽きなかったようである。
この配信は結局体力切れで終了し、実に7時間15分にも及んだ。作業用BGMにもオススメ
↑神対応(丁寧で優しい対応)と塩対応(冷たく突き放す対応)を1分ごとに切り替えて話してみるという内容の配信。
コメントのラグによる絶妙な食い違いも上手く利用していく所は流石といえる。
塩対応の際も冷たくなりきれない、逆に神対応になってしまっているような発言等も多く見られ微笑ましいので気になる方は覗いてみてほしい。
↑本人を含む5重人格に分かれ、配信の同時接続人数に応じて人格を切り替えながら配信を行うというもの。
目まぐるしく変わる人格、時間が経つにつれて各人格の方向性が少しずつ定まっていく過程が楽しめる。メガネくん…何故か途中でマリオカートをする。
不思議と物語性のある配信のため、筆者は続きがとても見たい。
↑口にガムテープを貼った状態でどれぐらい喋れるか試してみる配信。ちょっとセンシティブただ話すだけではなくクイズや早口言葉等のリスナーが参加できるようなミニ企画が挟まれる工夫がされておりエンタメ性の高さがうかがえる。
何故か途中でマリオカートをする。
彼女はVtuberでありながら、魅力の一つである"声"をあえて封印するような企画を他にもいくつか行っている。
フエラムネで話す、シュノーケルを付けた状態で話すetc.
結論:好奇心って怖い。
②企画系配信その2(リスナー協力編)
いわゆる"安価"形式※5でリスナーのコメントを基に進めていったり、事前にリスナーから募集したものを使ってツッコミや分析等を行うという配信者とリスナーの相互作用で作られていく配信。
安価配信は先の展開を誰にも予想することができないためハチャメチャな結果になることが多く、ドタバタしたコメディを見ている気分を味わえる。
↑童話「赤ずきん」の展開をコメントによって決定し、その場で作られていく新しい物語を楽しむ配信。
リスナーによる奇想天外な指示をなんとか噛み砕いて上手く話に落とし込む彼女の技量には脱帽である。
リアルタイムで素材を用意する等の柔軟な対応も見せ、名作を作り出しているので気になる人はぜひ見てみてほしい。
↑安価で書く文字を決めてペイントソフトで書き初めを行う配信。(本配信は1月に行われている)
一文字ずつ書く文字を決めていくのだが、完成した文字にはどうも共通の何かを感じるような…
リスナーの意志によるものなのか、彼女の人徳がなせる技なのか……
↑リスナーから送られた「夢(寝ている時に見る方)」を見て夢占いを行う配信。
ちなみにまともな占いの経験はない。
彼女なりの夢への解釈とツッコミ、謎すぎる占い結果、そもそも応募された夢自体、全てが面白くまとまっている。
↑リスナーから募集した"ダイイングメッセージのようで特に意味のない画像や文字"を見て、彼女なりに推理をしていくという配信。
採用されたダイイングメッセージがとても絶妙な意味の無さで、そこに対し彼女のでたらめ推理が展開されていく様はとても面白い。
文字通り「探偵ごっこ」をする女児を眺める気分を味わえて微笑ましいかもしれない。
↑コメント安価によって架空のゲームの内容を決め、どんなゲームか妄想する配信。
出てくる要素はバラバラでまとまりが一切無いのに、最終的にゲームとしてちょっと面白そうと感じてしまうのは何故なのか…
ちなみにこの配信のあと、実際にゲームをプレイする配信に続く構成となっている。
※5 ここでいう安価とは、安い値段のことではなく2ちゃんねる用語の方の安価(アンカー)のこと。厳密に言うとそれとも異なるものだが、"風"なテイストとなっている。
③企画系配信その3(妄想劇場編)
彼女の類稀なる妄想力、入念に準備されたOBS芸※6、高い演技力等によって作られた「通常の配信とは隔絶された彼女だけの空間」にリスナーが入り込むスタイルの変わった配信。
彼女は高校時代に演劇部に所属していたようだが、このような配信を考える上で演劇部だったことによる発想が活かされているのか、元々才能があったか定かではないがどれもクオリティが高い。
↑先ほど紹介した「安価で架空のゲームを作る配信」を実際にやってみる配信。(妄想100%)
ゲーム画面等は当然存在せず、彼女が脳内でゲームをプレイし一喜一憂する様子を聞くことになる。(リスナーの想像力も試される)
リスナーのノリの良さ含めて絵面は完全に集団幻覚のそれである。
前回の安価配信を見ておくとより一層楽しめるが、存在しないゲーム※7のため本動画から見ても安価配信から見ても、分からないところは何も分からない。
↑織田信長を架空の彼氏として匂わせをしていく配信。
基本的に彼女が事前に準備した素材を基に匂わせていく形で進んでいくが、リスナーによるツッコミやそれに対する彼女の反応も魅力の一つ。
元ネタにまつわるネタも散りばめられている。
衝撃のラストは必見。
ちなみに架空の彼女verの配信も存在し、こちらは設定が全て1から考えられている。
虚しいとか言っちゃいけない。
↑こちらは架空の猫を飼っている気分で飼い猫の自慢話をしたり生活の様子を垂れ流していく配信。
妄想力の高さゆえかやたら解像度が高く、何故か猫飼い配信者として高クオリティとなっている。
Vtuberが猫と戯れる様子(仮)は中々尊いものである。
虚しいとか言っちゃいけない。
↑リスナーと一緒に夏祭りを楽しむという配信。
配信画面構成(仕掛け)が凝っており、場面が何度か切り替わったり夏祭りで買えるようなアイテムが登場したりと実際に夏祭りデートの気分を楽しむことができるのだが…仕掛けの方向性がどうやら怪しい様子。
どんな愉快な夏祭りになっているかはあなたの目で(ry
↑画面上に隠されたイースターエッグの場所をリスナーが当てるという企画。
様々な素材を駆使した巧みな画面作りと配信者による誘導が非常によくできており、まるで脱出ゲームのような気分を味わえる斬新な配信となっている。
リスナーのノリの良さ含めて全体的にとても高クオリティ。
※6 OBSとは配信用ソフトのひとつ。
OBS芸はこの配信ソフトの機能をフル活用し、画像素材や音声素材、レイアウト等あらかじめ用意しておきその場で切り替えることで複雑な動きのある配信を行うこと。
ここの準備に時間がかかり遅刻をすることも多々あるが配信のクオリティを考えれば納得できる。特に理由なく遅刻することもあるというのは内緒
※7 実はこのゲームを元にしたゲームが有志のリスナーの手で実際に作られている。
2022/7/31現在、まだ体験版の公開のみだが続報に期待。
↑体験版はこちらから無料でDLすることができる。
④雑談系配信
彼女の雑談配信は事前にテーマが決められているものが多い。
テーマは多岐に渡っており、彼女の広いアンテナを活かして「確かに気になる」「考えてみたら面白そう」という話を持ってきてくれたり、彼女自身についての話を聞かせてくれたりする。
全体的に妄想関係が多いのは彼女のオタク的性質からか。
↑野菜同士のバトルロワイヤルの妄想をする配信。(雑談っていうのか?)
参加者のキャラクターを妄想してから、実際に戦わせるフェイズに入る。
それぞれの野菜の特徴を考慮しつつキャラクターとして確立させ、野菜同士の関係性まで考えていく。かなりエモい。
↑ビーズを通貨として使用していた子供時代の話や闇堕ちした際の武器について妄想したりする雑談配信。
子供時代の話にほっこりできる他、現在の通貨の代わりに別のものを通貨にしたら…という妄想の話も入っている。
闇堕ちの話は"瑠璃野ねも"という存在についてよく知ることができる話なので興味があったら見てみると面白いかもしれない。
↑墓碑に刻みたい言葉を考えたり、「その結婚ちょっと待った」が本当に成立するのかを考えたりする配信。
彼女の雑談はこのような「自分なりの○○を考えてみたい!」とか「○○って実際どうなの?」といったある種の純粋な探求心によって生み出されるものが多く、それは彼女自身の性格(少年心)を表していると言えるかもしれない。
↑送られてきたマシュマロを読む配信。(雑談っていうのか?)
クソマロばかりである。これも彼女の人徳がなせる技なのか…(適当)
クソマロに対して軽妙なツッコミを入れる様はとても面白く、クソマロ職人の手は休まることを知らないのである。
↑マシュマロ雑談は専用の再生リストが存在する。
⑤ゲーム配信
任天堂のゲームを中心にプレイしている。
他にも単発の軽めのゲームやノベルゲーム等をプレイすることもある。
最近はホラゲーにも手を付けており、よく叫ぶ彼女の様子が見られる。
(と言ったが、実際はホラゲーでなくても全然叫ぶ)
ゲーム中も意外とコメントを見ており、ゲームをしながら拾ってくることも多い。配信者ってすごい。
また、ステージの背景やテキスト等ゲームの進行と直接関係ないものにも割と目を向けてくれるタイプのため、そういうまったりしたプレイスタイルが好きな人にはたまらない。
逆に、効率的で技術のあるプレイを見たいという人にはあまりオススメすることができない。
↑チャンネルにゲームの再生リストが並んでいるので気になるタイトルがあれば覗いてみるといいだろう。
↑特にマリオカート配信は縛りを入れたりして企画のような形で行われることが多い。よく知っているゲームだとしても新鮮に楽しめる。
⑥歌配信
かわいらしい声で一生懸命に歌う姿を見ることができる。
歌枠は基本的に自身で選曲を行い、セットリストに従って進行していく。
セットリストを事前に見たくない人への配慮もされており、
概要欄を見なければ曲のタイトルは歌う直前まで分からないようになっている。
テーマを決めて選曲が行われることが多いので、〇〇のテーマの場合はどんな曲が選ばれるんだろう、と予想してみるのも面白いだろう。
また、歌った後には大体その曲に対しての語りパートが入る。
歌詞やメロディについての好きな部分等を語ってくれるので、新たな曲の魅力を知ることができたり、共感したりすることができる。
↑歌枠の再生リスト。
↑歌ってみたもいくつか公開している。
⑦朗読配信
彼女のもう一つの顔を見ることができる朗読。
普段のマシンガントークで明るく弾けるような彼女から一変、
非常に落ち着いた聞き取りやすい声で語る様子が見れる。
セリフのパートではしっかり役に合わせた声色で喋る辺りは流石元演劇部といったところか。
朗読するタイトルは基本的に純文学。
読み終わった後は作品についての感想会が行われる。
その作品が好きな人はもちろん、初めて聞いた人も話のおさらいができたり、共感や発見があったりと余韻を楽しみつつ心地よい時間を過ごすことができる。
↑朗読配信の再生リスト。
⑧シチュエーションボイス
動画形式で数種類のシチュエーションボイスをなんと無料で聴くことができる。
彼女の演技力とシチュエーション妄想力で作り出されたシチュボはとてもクオリティが高く、一見の価値がある。
残念ながら再生リストは作られていないが、チャンネル内の検索機能で
「シチュボ」と入力することで探すことができる。
↑現在唯一のシチュボを読む"配信"。
リスナーから募集したシチュボ台本の内、何割ぐらいがふざけているものかを予想するという内容の配信だが、採用された全てのシチュボ台本を真面目に読んでくれている。
ネタ全開の面白い台本からリスナーの性癖が筒抜けになっている台本まで様々。
⑨謎
なんだこれ……
な ん だ こ れ
3.最後に
拙い文章の上、長文となってしまいましたがここまで見ていただきありがとうございます。
いかがでしたか?(言いたいだけ)
特に「調べてみました!」ではなく個人の主観による配信の紹介ばかりしていたのですが、瑠璃野ねもさんについて興味を持つきっかけになったら嬉しいです。
ここで紹介できなかった面白い配信も数多くあるので、ぜひ一度動画一覧を見てください。
また、配信告知等はTwitterで行われているのでもし興味を持ってもらえたならチェックしてみるといいかもしれません。
以上!
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