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東京都知事選レポート・2

都知事選挙、当初は小池百合子vs蓮舫の2強、の見方が強かったのですが、実際始まってみると3番手の石丸伸二候補がかなりすごい!と、特にネット上で話題です。
石丸候補はXで街宣予定あげてくれてるので、とりあえず一回聞いてみるかー、と三軒茶屋のキャロットタワーへ。

確かにかなりの人数集まっています。


最初は選対長さんからの話。
この方自身もかなり選挙界隈では有名な方だそうで、この方が石丸候補についた!って言うだけでかなり激震が走ったそうです。


ご本人はかなりスラっとされてまして、ちょっと古いが『○○王子』とあだ名がつけられそうな雰囲気です。
聴衆は老若男女かなり幅があり、赤ちゃん連れの若いパパママも、車椅子の方も。
で、盛り上がりも確かにすごいです。
本人も言ってたが、政党とか団体の支持を受けていないから動員かけられていないのにこれだけ自主的に集まってきてくれてる、のは確かにすごいです。
話の内容は、まずは自己紹介。
大学卒業後大手銀行に就職し、北米から南米まで各地を飛び回っていた、との事です。
その中の国の一つ、アルゼンチン、アルゼンチンは以前は経済大国だったが、今はインフレに苦しみ国民生活は苦しい国になってしまった。
日本も今や同じような道を辿りかけているのでは?
それを救うのは政治しかない!
経済に詳しい政治家はなかなかいないが私がそうだ、私が東京を、日本を救う!・・って感じだが、実際にではどういう経済政策取るのか?というと、教育への投資、でしたな今回は。
その時々により変わるのかもしれないが。
意外に対象範囲はあんまり広く無い、というか、支援金とか給付金、あるいは減税みたいに直接ある程度の人数になんかしらの恩恵がある、ってのじゃなくて。
しかもその教育への投資が授業料の免除とか奨学金援助ではなくて、先生の仕事負担の軽減なんですな。
先生は『学習への指導』に集中してもらい、先生でなくてもいい事は補助者に委託する、そのために予算を使う、って話でした。
少子化は重要な課題だが、子供を増やすよりは少ないままでも優秀な子を増やす、全体の数よりは内容の、質をあげる、って事かな?
雇用を増やす事にもなるし、経済効果もまあ上がるって言えば上がるかな?
サブならともかくメインがこの政策で、どの程度の一般の人に刺さるのか?とも思ったが、結構聴衆は納得している模様だったです。
普通、選挙でその候補者って、有権者に対し私に託してください、任せてください、仕事をさせてください、みたいに人々からの委任を集めようとするが石丸候補の場合は私に任せて、ではなく有権者が選挙を楽しんでください、と有権者が主体的に自主的に選挙に参加するのだ、という働きかけをするんだよね。
票を入れるからお任せ、の受動的ではなく能動的に動くように。
確かにこれは高揚するよねー、なんか参政党の勢いがあった頃に街宣に集まってきた聴衆のムード的な感じでした。
多分参政党だけではなく、れいわ新選組や維新とかあるいはNHK党、日本保守党みたいな新しい既存政党ではないモノに期待して集まってくる支持者たちの初期の高揚感団結感、仲間意識、と同じ傾向かな?
ただ、石丸候補は団体ではなくそれが個人である、ってとこは違うが。
しかし、やはり出る杭は打たれるって事か、注目を集めるからこそ,アンチや反発も強いようで最近は市長時代の問題発言行動がネットに出てきたりもしているようだが・・
個人的にはやはり『維新』っぽい人だなー、って印象でした、もちろん維新の会とは無関係だが、背負っている空気が維新っぽい、といいますか。
市長を一期務めきらずに次に来る、ってマイナス面もあるが、個人の、一人の自分の人生として考えた場合、地方都市の市長ではやはり限界がある、有限な時間を有効に使いたい、挑戦したい!って思う気持ちもわからなくは無いが。
今回、都知事選挙に敗れたら次は衆議院に出そうって気もするなー、欲しがる政党も複数いそうである。

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