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幡ヶ谷 ディズユイット

レストランの誉め言葉の一つの方向性として 「気軽なお値段で 素晴らしいお料理と雰囲気を楽しめる。」というのがあるけど、(そして私も そういうお店が大好きだけど) ディズユイットに関していうと、ちょっと違って「いや~~。予定してたより 高くついちゃったなあ。だって ものすごくいいお店だもん。」というのが 正しい誉め言葉なんじゃないかと思う。帰り道には 頂いた料理と勧められたワインのマリアージュを反芻し、次はいつ来ようかな?と早くも次の予約のことを考えている。そんなお店。

昨晩は まずは 乾杯の泡から。私たちの予算を聞きつつ、オーナーシェフが選んでくださったのが、ブルゴーニュの ヴァン ムスー。「ロイヤル パーク ブラン・ド・ブラン」 インポーターさんが所有する 栃木県大谷町の天然地下蔵で熟成されたそうだ。昔大谷町の 地下採掘場跡を訪れたときの ひんやりかつしっとりとした空気感を思い出した。湿度、温度ともに ワインの熟成に最高の環境であるそうだ。

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オーナーシェフは ワイン選びは「インポーター選び」とおっしゃる。ワインの運搬、管理方法に信頼がおけるインポーターのみから ワインを仕入ているとのこと。

さて、お料理。前菜は まず、青森シャモロックのガランティーヌと野菜のグリル。

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穴子のテリーヌは 今回頂くのは2度目なのだが やっぱり 口に入れた瞬間の食感と味わいに「うううーーーん。」と唸ってしまう。ポテトサラダと生ハム。薄くスライスしたチーズが添えられている。

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墨イカと蓮根。

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ブイヤベース。濃厚かつ色々なニュアンスを含んだスープ。パスティスの風味。

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鴨。

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写真を撮り忘れてしまったが これに チーズの盛り合わせも頂いた。

料理に合わせて選んでいただいたのは、

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ジャン・ルイ・シャーヴ セレクション エルミタージュ 
シャトー デゥ ラ ヴェル
シャトー・デ・トゥール コート・デュ・ローヌ・ルージュ

このお店は 調理からサービスまで オーナーシェフが一人で切り盛りされている。

どうやら シェフには お店を「満席」にする気持ちは さらさらないようで、それよりお客との丁寧なコミュニケーションを大切にしているように思える。昨晩は 和食店を経営する友人と一緒だったため、「お客一人一人に丁寧に対応してくださって 客も 料理にあったワインを求めたくなるし 結果として客単価があがるよね。私たちもついこうやって いつもより 高めのワイン 飲んじゃうしね。」とほろ酔い気分でついついそんな話もしてしまう。

どんな人にお勧めしたいかというと ずばり「ワインが好きな人」。シェフの話に耳を傾け、料理とワインのマリアージュを楽しみたい人。ワインとなると ちょっぴりお財布の紐が緩んじゃう人(笑)もうそこにつきます。もちろん私は 何度も再訪したいと思っている。















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