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プロ講師が超本音でぶっちゃける「中学受験塾の選び方①」中学受験塾?地域の塾?

どうも!年間オンラインで3500時間以上授業をする講師「くろまる」です。

はてさて、ご質問で多い「中学受験の選び方」について、中学受験専門塾の講師・首都圏で展開する塾で本部・そして地域の学習塾で教室長と15年勤めたプロ塾講師の目線から「ガチ」で伝授していこうと思います。業界の割と結構なところを見てきたプロが、一切の遠慮なく語っていきますのでどうぞお付き合いください。基本、私は東京中心の首都圏の人間なのでその点はご容赦ください。(関西や北海道も地域で大きい塾さんと提携して今勉強中です)

今回は「中学受験専門塾」か「地域の塾」かという、まぁ割と多くの人が意見を述べていることをあらためて切っていきたいと思います。

中学受験専門塾のメリット「情報量」が多い?

中学受験専門塾に通うメリットはなにか。昔は「情報量が多い」などがあったそうですが、ネットが発達した今日においては塾の情報量なんてどこでも変わりません。なにより現地に行きしっかりとお子様と保護者様が納得する学校を選ぶべきです。下手をすれば、地域の塾のほうが学校との密接かつ独自のコネクションを持っていて蜜に面倒を見てくれることもあります。なんなら下手な塾長より保護者様のほうが(以下略)です。はっきり言えば「勤務時間外に過去問を解いたり、学校に足を運んでいるか」という講師の質のほうが問われそうです。

中学受験塾のテキストはどこの塾でも普通に入手できるから

さらに中学受験に強いと謳う塾のテキストは(都内ならSさん・Nさんとか以外なら…まぁそれすらメ○カ○ではたまに見かけますが…なんなら私が10年前に書いた塾専用テキストも売ってたし…しっかも超安いの(ここ、笑うところです))一般的な学習塾でも入手することができます。では、その一般的な塾で入手できる教材の内容が著しく劣るかというとそんなことはありません。有名なところではYTネット加盟塾です。YTネット加盟塾では、四谷大塚と全く同じ教材とカリキュラム(一部塾では変えている)で授業を行い、テストも同じものがそのまま受けることができます。また、小さな塾でも個別指導でプロが指導するようなところでは、他の教材(個人的にもおすすめの教材がありますし、実際に指導を担当している生徒さんでもお使いいただいています)を使いながら首都圏もしなどで実力をはかることによって偏差値60くらいまでは十分対応可能なのです。はっきりいえば、よほどの高ランク校を目指さない限りはどの塾でもOK!です。(現に私が最後に教室長をやっていたいわゆる「地域の塾」でもYTネットなどは加盟していませんでしたが、個別指導で海城や芝・本郷などにも合格していました。まぁそこまでの塾は変わってるっちゃ変わってるかもしれませんが。)

じゃあ中学受験専門塾のメリットって何よ?

1つは「カリキュラム」と「テキスト」です。とくにSさんとかはそうですが内容が相当難しいです。超難関校向けのテキストやカリキュラムとしてはよくできているので、やはり御三家や早慶レベルを受けるとなれば最低限Nさんのテキストくらいは必要だなぁと思います。ただこれも、四谷大塚が最近は難関校向けのテキストやカリキュラムを出しているので、早慶までなら個別指導塾などで十分対応できるようになってきたとも言えます。

さらには環境です。テキストがいくらメ○カ○で売ってるからとはいえ、授業が進んでいきその流れの中で同じ年代の子と競い合いながら学習していくことは、やはり受験戦争と言うか、バチバチにバトルするのが好きな子にとっては良い環境と言えます。

また、講師の質。これも専門塾のほうが講師になる要件が厳しいので、特に上のクラスになればなるほど良い先生と当たりやすくなります。

ただし、デメリットも存在します。「難しすぎる」「競争環境が過ぎる」という点です。上のクラスにいられればいいのですが、早いうちから競争環境にい続けることで息切れをしてしまう。勉強が嫌になるということは往々にしてあります。

結論。志望校偏差値で決めればいい。

ですから、中学受験専門塾にするか、そうでないかは志望校偏差値で分ければOKです。偏差値55前後(他の道府県なら中学受験専門塾の偏差値50)の学校までなら、地域の中学受験コースを持っている面倒見の良い塾、それ以上を目指すならば中学受験塾。ザッツ・オールです。

次回は「いい先生のいる塾」をプロのぶっちゃけトークでお伝えしていきます。



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