見出し画像

推しが消えるかもしれないゲーム

 友人からの熱い勧めで『ダンガンロンパ』というゲームを購入した。
 ゲームジャンルは「ハイスピード推理アクション」という一見よくわからないものだが制限時間の中で相手の嘘や矛盾を見つけ出し指摘して犯人を探し当てるゲームだ。
 知名度的にはもしかしたら時間制限と様々なミニゲームが追加された「逆転裁判」と言った方が伝わる方もいるかもしれない。

 「超高校級」と呼ばれるプロ級の才能を持った15人の主人公たちが学校の校舎の様な場所に監禁され「コロシアイゲーム」を強要され、犯人(クロ)を「学級裁判」で特定し特定できれば犯人以外(シロ)であるクロだけが「おしおき」という名の処刑をされ、特定できなければクロ以外の全員が「おしおき」される。
 そんな極限状態の中で生き抜き、脱出を試みる主人公たちと、コロシアイを強制し、高みの見物を決め込む黒白の熊のような存在「モノクマ」の戦い描いたゲームというのがザックバランなあらすじだ。

 物語に登場するキャラクター達は超高校級の才能を持っているだけに個性の塊のような人物たちうばかりでお気に入りのキャラクターの1人や2人は必ずできる。

 またこの高校級の『才能』というのも多種多様でクセが強く、アイドルやプログラマー、と言った分かりやすい才能から風紀委員やギャルといった高校生としてなら分かるが少し「ん?」と思う才能、果ては総統や暴走族と言ったもはや才能なのかも怪しいものまで才能として認められている。
 その中で主人公である苗木誠はまた特殊な立場で『超高校級の幸運』という才能で、これは超高校級と呼ばれる才能を集めて育成する学園『希望ヶ峰学園』に無作為で抽選で選ばれたという理由で学園に入学することができた。

 そんな個性の塊の様なキャラクターたちと共に過ごし、全員で脱出することができるのかというのがゲームの主軸になっている。

 そしてこのゲーム、合間に自由時間というものが設けられており、そこでキャラクターたちと過ごし、会話をして一緒に過ごし、プレゼントを渡すことで好感度を上げることもできる恋愛ゲーム要素も存在するのだ。
 そして好感度を上げると学級裁判を有利に進められるスキルを獲得できたりそのキャラクターとの特殊なイベントが見られる。

 そしてあるモードをクリアすると告白とも取れるイベントが発生し、そのキャラクターのパンツが貰える。
 そして仲良くなれたメンバーと共に無事に生き残り脱出することが……できない!

そうこのゲーム、どのキャラの好感度を上げようが知ったことではないと言わんばかりに物語は進むため推しだったキャラクターが犯人、ないしは被害者になってしまう。
 しかも基本的に15人の中から最低でも2人は亡くなって行くので推しが生き残る可能性の方が少ない。
 犯人が特定された時の『おしおき』の方法は犯人である人物の才能が元になったおしおき方法が取られており残酷なのだがそれもまたこのゲームの魅力とも言える。

 そんな推しが消えるかもしれないなか戦々恐々とゲームを進めるのもまた一興なのかもしれないダンガンロンパ、10周年を迎えたようで続編が続編が出ることを期待している

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?