【ねこが選ぶ連続増配株】 ハマキョウレックス
18期連続増配中 ハマキョウレックス(9037)
時価総額730億円で静岡・浜松に本社を置く物流会社にゃ。様々な顧客企業から物流業務のアウトソーシングを請け負う「サード・パーティー・ロジスティクス(3PL)」の草分け的存在で、売り上げの60%を物流センターの運営が占めているにゃ。モノを運ぶことより、効率的な物流の構築に強みを持っているといったところかにゃ。ここは何といっても18期連続で増配中(予想配当利回り2.7%)と地味にすごい会社にゃ。そのおすすめの理由を3つご紹介するにゃ。
■ おすすめの理由①:安定したキャッシュフロー
ご覧の通り営業キャッシュフローに浮き沈みがあまりなく、フリーキャッシュフローの波も穏やか。現金も右肩上がりで積み上がっているにゃ。株価キャッシュフロー倍率・PCFRも5.4倍と全業種平均の半分以下とかなりの割安水準にゃ。現金創出力がある割に株価的にはちょっと過小評価されすぎている感じかにゃ?
■ おすすめの理由②:右肩上がりの業績
実に9期連続で最高益を更新し続けていて、向こう2年もさらに更新し続ける見込みにゃ。営業利益率もROEも9%前後とまずまず。24年までの中期経営計画的にはROE10%を目標に掲げているから自社株買いとかも期待できそうにゃ。
■ おすすめの理由③:強いビジネスモデルとリーダーシップ
冒頭の四季報オンラインでの紹介にもあった通り、全員参加型の運営や物流センターごとに日々決算する独自のシステムを築き上げ、同業他社の大手を上回る経営効率を誇っているにゃ。
そんな独自のビジネスモデルが成り立つ背景には創業者の強力なリーダシップもあるにゃ。
今でこそ当たり前となっているサード・パーティー・ロジスティクスという仕組みを作ったのもハマキョウレックスの創業者なんですにゃ〜。M&Aにも積極的で、物流センターが毎年10カ所ペースで増加中、さらに80億円を投じて新しい拠点を作ったり、DX化への設備投資にも余念がなく、インドにも進出する計画もあるそうにゃ。
目標株価:6000円
こうしてみると穴がないようにも見えるけど、PBRも1倍を割れていて、さっき紹介した日経の記事には「業績は底堅いが、成長角度は限定的で期待値があがってこない」(いちよし経済研究所の甲斐友美子氏)という意見も載ってたにゃ。まずは2019年に付けた最高値4680円を超えられるか、注目にゃ。
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