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リベンジマカオ旅

コロナ禍前、香港・マカオの旅行を計画していた。
まぁ当時、台風ですべての予定が狂ったんですが…。
そのリベンジ。香港は既に訪問済のため、マカオだけが目的の旅です。
香港旅行は前に記事にしたよ~。👇

まず、第一に通貨の計算ダルすぎ!!!!???
マカオの現地通貨であるパタカは日本で両替ができるか怪しいので、多少割が悪くても普通の旅行程度であれば、できれば香港ドルを持っていたい。
そんな我々の気持ちとは裏腹に香港ドルのお釣りをマカオパタカで返されること数知れず…。
本来マカオパタカ:香港ドル=1:1.03くらいで計算するのだけれど、デパートなどを除けばおおよそ1:1で利用できるから仕方がないとはいえ、でも常に2通貨のことを考えながら計算するのダルいよ~~~。なんなら、そこに人民元が混じってくることもある。オイッ!!!
余ったお金をすべてカジノに突っ込むくらいの気持ちでいないとマカオパタカと香港ドルに振り回され続けるよな。

でも、その面倒くささを補って余りあるほど魅力的な街だった。
香港が100万ドルの夜景というフレーズもあってビルがギラギラしているイメージがあって、実際にそうだったなという記憶もあるんだけど、マカオも思ってた以上に都会じゃない?カジノを有するホテルたちが建物ごと光ってるのが主な理由な気もするけど。
それと、香港は見える場所がかなり中国寄りになりつつあるな、と思ったけど、マカオは世界遺産に指定されていることもあって、ポルトガルぽさが見える場所にも残っているな、と思った。
公共施設が割とポルトガル風の建築で作られているから余計に目立つのかも。
マカオ島を30分くらい歩けば、中国らしさ、ポルトガルらしさ、カジノの喧騒を感じることができるから、不思議な気持ちになる。

カジノはいくつか見て回ったけど、ゲームの一つである「大小」を後ろから見て一緒に脳内で賭けてたら満足しちゃった。そして脳内ですらも1回も当てられなかった。
そもそも自分がギャンブルに向いてない性格だな~とは思ってるけど、実際にカジノに行ってみてより実感した。
現金を賭けて勝ったり負けたりする時の幸福度が+100/-250くらいだとすると、脳内で賭けて勝ったり負けたりする時の幸福度が+50/-10くらいで、期待値が脳内で賭けてる方が割がいいって冷静な自分が言っている。
そのせいで両替した現地通貨が思ったよりも余ってしまって、今思うと失ってもいいお金として使い切っちゃってもよかったのかもな。いや、やっぱり嫌かも!!!5000兆円もらえたら挑戦します!!!!

ちょうど同じ年にポルトガルにも行ったし、色々比較できて面白かった。
マカオには思ったよりはアズレージョがなかったな、とか。建築はポルトガル風だけどパステルカラーの多いポルトガルよりも赤×黄色といった中国的カラーの建物が多くて面白いな、とか。
これは完全に個人の主観だけど、食事も多少ローカライズされてるからなのかポルトガルで食べたポルトガル料理よりもマカオで食べたポルトガル料理の方が好きだったかも。でもエッグタルトは絶対ポルトガルの方がおいしい。(マカオのエッグタルトとポルトガルのPastel de Nataはそもそも別物だと思うけど)

Visit観光地

聖ポール天主堂跡

ここに来たくて当初の旅行も計画したので、来られてよかった!
そして滅茶苦茶奇跡的な残り方をしてるな…。
正面以外の外壁がなくなっているので、カタコンベへの道が開けているのが他ではできない経験で楽しかった。聖ポール天主堂跡の一番の感想がそこになることあるんだ。
すぐ東側にある大炮台公園から見下ろすのも正面だけ残ってる感がよくわかってGoodです。

空がステンドグラスみたいで綺麗

聖ドミニコ教会・聖ヨセフ修道院及び聖堂・聖ローレンス教会

どこの教会も割とパステルイエローなのってなんか意味あったのかな。カテドラルは中がパステルグリーンだったけど、隣にあるBishops Houseはやっぱり外壁がイエローだったし。マカオのメンカラですか?
そしてどこも祈る時に跪く位置にクッションがあって、優しみ~~~ってなった。
聖ヨセフ修道院及び聖堂では、ちょうどパイプオルガンの調整をしていて、弾いているのを聞けたのもよかったな。
聖堂の中にいると天井のドームとかで音が反響してそこまで音量があるように聞こえなかったけど、外出たら思ったよりも音漏れしてて笑っちゃった。
マカオって小さいエリアに教会が密集しているのでたくさん色んな教会が見られて楽しい。

ヨーロッパの教会と比べるとかなり目に優しい

澳門博物館

大炮台公園から聖ポール天主堂跡見下ろすか~と登ったら、そこで初めて頂上に博物館があることを知り、面白そうじゃんという軽い気持ちで入った。
でもめっちゃよかった!!!マカオはポルトガルと中国の二つの顔を持っているのが魅力的だと思っているけど、展示の仕方もまさにそれをなぞっていて、見ていて本当に面白い展示だった。
説明文もポルトガル関連のものはポルトガル語→中国語で、中国関連のものは中国語→ポルトガル語、といったように工夫されていたり、建物の中に建物が再現されていたり、展示を読むだけ見るだけじゃなくて色々な観点から楽しめるいい博物館だったな~!
次回マカオに来ることがあれば、展示が変わってなくてももう1回来たいかも。

澳門科学館

1日でマカオ歴史地区を見終わってしまったので、もう1日何する?ということで、博物館行ったなら科学館も行っとくかというこれまた軽い気持ちでやってきた。
プラネタリウムもあったんだけど、常設展が再入場不可で、いつ常設展が見終われるかわからなかったからプラネタリウムはやめておいた。結果として常設展に3時間以上かけたので大正解だったが…。
体験型の展示が多くてすっごい楽しかったし、思ってたよりもがんがん最新技術が使われてて、いいのか…?外国人がこれを見て…という気持ち。さすがに怖くてやらなかったけど、展示されたスマホを乗っ取る体験をしてそのスマホから自分のスマホに電話かかってくる、みたいな体験があって面白ぇ~~ってなった。

これ、光り輝くWifiです

Visit食事

楊枝金撈甜品

うますぎ!!!楊枝金撈が何か未だによくわかってないけどうますぎて2回行った。
マンゴーとなんかプチプチしたのとなんかくにゅっとしたのとアイスとグレープフルーツの果肉……半分くらい謎の食材だったけど、そもそもマンゴーがおいしすぎ。
公式サイトに「作為店內的招牌之作,當然要好好把關,以比例恰度好處的芒果與椰汁作為底韻,入口豐厚綿密,香滑醇郁;以雪糕、柚子、芒果肉、西米及寒天作伴,酸甜滋味精妙地平衡起來!」ってあるからタピオカと寒天なのかな。

日本でも食べたい

公鸡葡国餐厅

ポルトガル料理のお店。ポルトガルで食べたポルトガル料理の平均値よりもこの店のポルトガル料理の方が好きな味だった。
個人的にはタラとマッシュポテトを混ぜて焼いたやつが好きだった。でもどれもおいしかったな~。
あとは店員さんのサービスのタイミングがすごくよくて、サービス料10%も全然気にならなかった。むしろもっと払わせてくれ…!
とは言いつつ、割と値段は高めであるということは言っておこう。でもそれに見合う味とサービスだったよ。

タラの塩の強さがちょうどいいアクセントだった

他にも色々行ったけど、次来た時も絶対行きたいって思ったのはこの2店。

全体的にこじんまりとしている街だったけど、雰囲気としては香港より好きだったから、次回香港・マカオ旅を計画する時はマカオを拠点にした方がいいかもな~って思いました。
空港がほぼマカオ航空の乗り入れしかなさそうで、空いていたのもよかった。
でも中国語とポルトガル語が浸透しているからか英語はあんまり通じなかったな。
数年前からの心残りを解消できてよかった。またひとつ人生のTodoリストを消化できたよ。

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