女の子のマネージメント

マネージメント方法の記事を読んでいただき、結構DMいただき反響がありました。
その中でも結構質問が多かったものを
今日は書いていきたいと思います。

女の子のマネージメントについてです。
何度も言いますが私は基本的には男子女子で分ける事嫌いなのですが
正直、性別が違うのでちがう生き物です、対応少し変えていたと思います。

というよりも、
私自身がかなり女の子のマネージメント苦戦しました。。。。

とうかかなり難しいです。

最初、本当にどうしようかなと思いました。
うちの会社だけの可能性もあるので私のケースといった形で話していきますけども、

辞めていってしまう女の子の部下に
最後言われた一言は、
めちゃくちゃかっこいいとは思いましたけど、ついていけなかったです。

なるほど、、、と思いました。

人が去っていくってとても悲しいですよね。
営業がもともと合わなかったとか
やりたい仕事じゃなかったとか言って辞めていったにせよ
自分の下にいて辞めていく子に関しては全責任が自分にあるって思っていました。今もそう思っています。



男の子のマネージメントって私の中では明確な答えがでていて、
お母さんから生まれてきていて、お母さんに育てられています。
基本的に本質は変わらないと思っていて、
お母さんに褒められたらめちゃくちゃ嬉しかったはずだし、
100点取ってお母さんに真っ先に自慢したかったはずだし
お母さんが悲しむ背中が一番守ってあげたいと思うはずだし

職場でのお母さんになろうって
一番褒めてあげたいし、一番守ってもらいたいし
って思ってました。


20代の若造の私が異例の数字だけで管理職についてしまった私が
お母さんとして見られるにはどうしたらいいのか追求してました。

営業部の男の子たちのお母さんになるにはどうしたらいいのかを日々考える毎日でした。


その反面、女の子に対してはかっこいいとかこうなりたいとかそうゆうのを背中で見せていればいいのかなと思っていたので、
かっこよくあろうと
かっこつけていたんですよね。


女の子は、一言でいうと嫉妬深い生き物だと思っています。
かっこいい、あこがれる、こうなりたい
みたいなものは最初はいいと思うのですが
毎日顔を合わせるとなると、近い存在になってしまうので、
それだとちょっと厳しいです。
だんだん、
かっこいいとは思うけど
私とは全く違う生き物だから、、、、
○○○○さんみたいにはなれないよ、、、、
だって私は違うもん、
みたいになっていき、心が離れていきます。

どんどん卑屈、悲観モードになってきて
劣等感むき出しにしてきます。

女の子って
どこまで言っても
自分がシンデレラのストーリーの主人公はもちろんシンデレラ
白雪姫なら白雪姫
眠れる森の美女ならオーロラ姫
なんですよね、、、

絶対に一言言えるのは、どんな子でもって事です
一見控えめそうな自己主張のない子でも
心の奥底ではシンデレラと思っているという事です。
というよりは本質はシンデレラという事ですね。
本人も自覚がないことが多いです、
ただ間違いなくシンデレラだと思って生まれてきてます。
このことを肝に銘じるって事ですね。

何が言いたいかと言いますと、
その本質をたててあげなくてはいけないです。
どんな子も主人公は自分なので、その子が主人公だと思って接します。
私もそのほかの社員もその子にとってはわき役です。
そのことを意識して接する事が大切です。

徹底的に聞き役に徹していました。
そして、具体的な例を出して共感する事です。
適当に同調とかしては絶対にだめです。
こいつ適当にわかったふりしてる
って思われますからね、上司としても女としても嫌われます。
ちゃんと、私も〇〇の時、○○で、○○と同じ状態だった、
だから○○の気持ちがわかるんだよねそのくらいの具体的な内容じゃないとだめですね。
そして中途半端な嘘はつかないことです。
お膳立てみたいな褒め方をすると
察しが良い女の子は
そんな事思ってないくせにとか思います
適当に褒めてれば何とかなるとか思ってるんでしょみたいな
感情持たれます。
本当にね、女の子って怖いです、、
女の子は嘘を平気で上司に対してはつくんですけど
上司の嘘は徹底的に許しません。
ここでいう嘘というのは
無理しているのに無理していないとか
大丈夫じゃないのに大丈夫ですとかっていう嘘です。
なので私は褒める時は
先ほどの共感と同じでかなり具体的に褒めていました。
とにかく適当に扱われる事が大嫌いなんです。
そして不平等にも過剰に反応します。
○○ばかりとか○○の時だけそうだったとか
絶対に思われます。
なのでできるだけ公平に、対応を心がけていました。
この心がけだけで大分違います。
意識していないとどうしても話しかけやすかったり
性格が合う、接しやすい女の子の部下にいろいろ頼み事をしたりしてしまいますので。気を付けてください。
特に男性の管理職の方!無意識にやってしまっています。
隣のチームの男性マネージャーがそうでした。
よく隣のチームの女の子に相談された内容は
〇〇〇部長って私の事嫌いなんですかね?
です。
私にはあまり色んな事頼んできたり話してくれたりしないんですよ。
正直
えっ??そうなの??
そんな事ないように私からみても見えましたが、
ちょっとした違いに敏感なようで、、、
でも確かに意識してみてみると
話しかけやすい、からみやすい子ばかりに冗談いったり、
頼み事したりしていました。
特段別に気にしてるつもりはないと思うんですが、
よく成績がいい子って忙しいのかなとか、そんな事頼んだら迷惑なのかなとか例えば見た目が美人で勝気そうな子も話しかけられないじゃないですか
そうゆうの確かにわかるんですけども私は全員平等にすることをとにかく心がけていました。
そういうところ女の子ってすっごく見てます。

あと、私が先方の方で話をした、

かっこよく、あこがれられる存在じゃなきゃいけないって思い込んでいた時の話です。
強い女性=かっこいい上司
みたいな先入観があって、たくましくかっこよくなきゃ女の子はついてこないと思い込んでいたのですが、
辞めていったある女の子の

”かっこいいなそうなれたらいいなとは思ったんですけどついていけないって思いました”

この一言で私の今までの考え方が180度変わりました。

スター選手一人を育てるんだったらいいんだと思います。
でも私がやらなくてはいけないことは、
スター選手を作る事じゃない
底上げなんだと分かった時、
このかっこつけはいらないんだなって思いました。

むしろ、人間味があって近寄りやすい存在にならなくてはいけないんだと思いました。
かっこいい背中を見てついてこい
それでもいいとは思うんですけど、
ついてこれる子がかなり限られます。限定的になってしまって。
そうゆうスターの卵みたいな子にはぶっささる上司だと、
人事の配属にも頭を悩ませてしまいます。
伸びるやつだけ伸びろそれでいい
むしろ私に合わせて背中を見てついてこい信者だった私は
人間味があって近寄りやすい存在になるのにものすごく最初抵抗がありました。
でも結果的に蓋を開けたら達成率が今までで一番高かったのは
そっちに頑張ってなり切ったチームで出した結果だったんですよね。
人間味があって近寄りやすい存在ってどうゆう事をしたか

それは何度も言いますけども、自分が下りて行って、寄り添う事です。
何となく同調とか、何となくわかってあげる”つもり”とかではなく
徹底的にその子の立場になって寄り添う事です。
私はこうしてきたとか私はそうするとか主人公を私、私、私
にするのをやめました。
目の前にいる子が主人公の世界で考える事にしました。

そうすると見えてきた景色が全然違って、
前だったら、
例えば
お客さんに、何度も聞いたことがある話だからいらないって決めてるんですって言われたという報告がきたら
すぐに私だったら私だったらって自分が主人公の世界で話していきます。
私だったら何度も聞いたことがあるってその何度もと私は一緒じゃないんだって、内容じゃなくて誰から聞くかですよねって言えばよくない?
その期待を裏切りません、って以上終了でしょ
みたいに思っていたし、そんな言葉も言えないようだったら営業なんてやめちまえって考えていたのですが、
目の前の控えめな2年目のひよこちゃんである部下の子を主人公にしたら
そんな事言えるはずがないんですよね?
まず、そうなんだ、そうやって言われてどう思った?
正直ひけちゃいましたって
そうだよね、そんな事いったらぐうの音もでないよね。って
でもそれで今はあの時なんていえばよかったんだろうって
あきらめてしまった事後悔してない?って
そしたらすごく後悔してます、出来る事あったんじゃないかなって
思ってます。
出来る事って何があったと思う?
なんでしょう。。。何かいいセリフが思い浮かばなくて、、、
そこで
でもさ、自分の商品いいって思っている?
思ってます、、、
だったらそこであきらめて一番損するのってそのお客様じゃない?
あなたの話を聞かないで持つことができなかったお客様が一番損してるんじゃないかな?
・・・・そうですね、、
そうだよね、だったら今まで何度も聞いてってその誰かの話ではいいって思えなかったんじゃないかな?
どんな内容を聞いていいと思わなかったか、内容知りたくない?
そうですね、、、
何度もお聞きになられたという話ですが私はその内容を知らないので
教えていただいてもいいですか?
ひょっとしたら誤解をしたままいいものじゃないと判断してしまっている可能性もあるので、少しだけお時間いただけますか?
提案してみても可能性は少しだけあったんじゃないかな?
そこで
でも、、、
だって、、、
が大抵続きます。
それに対しても
でもじゃなくてだってじゃなくて
って切り返さないです。
そうだよね。
で全て受け止めます。
最後はとにかく前向きになってもらいます。
そして〇〇のいいところは○○の○○のところだから、
具体的に彼女しかないいいところを伝えて自信を付けてもらいます。

なんかこんな話をすると生ぬるい環境作ってるなって
思うんですけどでも結果的には
信頼関係が生まれて
かっこいいからなりたい頑張る
よりも、
期待に応えたいな、前向きに頑張ろう
そんな気持ちがみんなに生まれて
チームの空気も良くて全体的に数字が伸びたんですよね。


特に高額商品の営業部隊って
昔からある伝統は
厳しくしてふるいにかけて、やめてくやつはやめる
恐怖政治みたいな
生き残ったやつだけでいいみたいな風潮、伝統があったのですが
私はその風潮伝統このご時世に合わないなと思って
どうやったらいいのか試行錯誤しながらマネージメントしていました。

プレイヤーで一生いいかなって思っていましたけど
マネージメントさせてもらう機会をいただいて
本当にこんなに楽しいんだって、頭を使うんだなって
人間的にはかなり成長できたなと心から会社に感謝しています。