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この本が良かったという話。



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『大日本帝国最後の四か月: 終戦内閣“懐刀”の証言』


 この本良かったです。
 終戦時の内閣官房長官に当たる人の手記です。日本がポツダム宣言受託に至るまでの経緯には、心に感じるものが沢山ありました。
 
 冷酷に見るなら、国のために死ぬまで戦えと教育された軍人が、それを全うしようと燃え上がるあまり、国と一緒にその業火で燃え尽きるかどうかの瀬戸際、という図です。
 
 そこに感じる事は人それぞれでしょうが、終戦が平和への希求として奇跡的な努力がされた結果であり、賜物なのはおそらく間違いない。

 私は当初ただの勉強として読み始めました。つまり、こういった歴史の流れを美談とか戒めとかそういった種類の視点ではなく、こういった歴史の中に流れる原理やその原理を生み出した背景とか、あるいは、未来の歴史の背景にあってほしい原理などの模索という視点で読み始めたのですが。この本はあまりに私に身近すぎて勢いのままに読みました。なので感覚的に感じ入るところが沢山ありましたね。

 ただ、私、そして私たちが感じるべきことは、この本に書かれていることだけでなく、この終戦の奇跡を必要とした背景。つまり開戦の前の日本と、開戦し戦況が傾く前の日本のことも、私たちは知ろうとすべきなのかも、、、




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『日本でいちばん長い日』
こちらの映画は最後の戦時内閣の始終を描いた映画です。
鈴木貫太郎内閣の発足から8月15日の玉音放送までを描きます。
この本を読む動機になった映画です。おすすめ。

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