甘いひと時の時間


昨日は人生で初めてスイーツバイキングに行った。

メンバーは、以前のバイト先で一緒に仕事をした面々だ。

最初は、男子のくせに、「女子会」でスイーツを食べにみんなで行こうという話をしたのが発端のような気がする。

当然、君は男でしょ?(笑)って突っ込まれつつも、ノリで言ってみた言葉だけに、9人も集まる会になっていてびっくりした。

本当に驚いた。

僕はただ適当なことを言って、それでいろいろ考えてくれたバイト先で一番仲の良い大学院生のちーさん、そして感じをしてくれたセキさんに感謝。

場所も札幌のグランドホテルとあってか、シュークリームや、タルト、ゼリーにソフトクリーム…色とりどりのスイーツがたくさんあって、とても美味しかった。

なかでも嬉しいのが、クロワッサンやピラフなどの軽食も付いているというところ。

僕は甘いもの好きなので当然、甘いいものに比重を振っていたが、みんなピラフのしょっぱさと、スイーツの甘さでたくさん食べれると言っていて、やっぱりしょっぱさと、甘さはお互いに何か因縁のある仲なのだなと思った。

初めてのチョコフォンデュは大苦戦。

まず、どこにバナナを通すのだ?

ちーさんになぜかチョコフォンデュの仕方を教えてもらう。

その時、仕事の愚痴で、

「どうしても不器用で上手く仕事ができないんです」

と話したら、

「君が不器用なのは今更だよ。慣れるまで頑張るしかない!」

と励まされた。

思えば、ちーさんには、一回、仕事をドロップアウトしてから、仕事についてはすごく相談にのってもらった。そのおかげであの時見えなかった景色は動き出してきて、まだ少し迷子だけど、自分らしく歩き出せている気がする。

そして、この会には、高校の後輩もいたりするまたびっくりな再会もあった。

バイト先のスタッフの人たち、同じバイト仲間素敵なひとたち、今思えばとても楽しいひとたちだった。

そんな人たちと過ごせた日々はまた僕の糧になっている。

最後に僕は気づいた。

最初はスイーツが楽しみできたつもりだったけれど、この人たちに会いたくてきたひと時だったと思った。

僕は不器用だ。

けれども不器用でも続けたいことがある。

それは、人が好きなことだ。

その甘いひと時はとても昔のように人が好きだということを思い出した。

だからこそ、別れるのが少し切なかった。

またいつか会っていい時を刻みたい。

ありがとう。



(場所紹介:札幌グランドホテル:http://www.grand1934.com/rest/terrace/viking_dessert_new.html)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?