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コロナ雑記0202。

 人に勧めてもらって『燃ゆる女の肖像』を観た。それを観て思ったのは一緒にいた時間が短かかったから今でも君はいいやつだったって言ってもらえるのだと思ってしまった。ヒロインは島に滞在する短い期間相手と恋に落ちて離れてからも思ってもらえるような関係を作った。

 思い返せば君は良い人だったって言ってもらえるのは嬉しいけど複雑だ。一緒に居続けたらいつか唾棄されたんじゃないかって思う。一番やりがいがあるのは一緒に歩むことなのだろうけど。

 一方的にかつての想い人を神格化するのずるくないか?ってちょっと思った。だけど久しぶりに映画館で映画を観たらすっとした。ちょっと泣きたいなと思って知人に泣ける映画ありました?って聞いたら『おもいで写眞』という映画を教えてもらった。

 主人公が嘘が嫌いな女性の話でフィクションとの折り合いをつけるていくと語弊があるかもしれないのだけど人の弱さとか寛容さに折り合いをつけるみたいなテーマもあって。おばあちゃんのついた優しい嘘を最後受け入れるみたいな話なのだけどそれを観て『燃ゆる女の肖像』で自分の思ったことにハッとして。どんなふうに思われたって思い出してもらえることは良いことなんだと思った。

 詩は数学や法律では解決できないもののためにあると思っていて、それはある意味嘘をつくことだと思ってる。人の心の拠り所。流さてしまいそうな人がつかまえるような藁だと思っている。だから短い期間の付き合いでも大事に思ってもらえるならそれは良いことだと思いなおした。

 その後に『ヤクザと家族 The Family』って映画も観てヤクザって擬似家族もある意味究極の嘘だなと思った。

 あ、映画は3つとも全部面白かったのでおすすめします。本当にどれも面白かった。filmarks書かんといけん。

大変ありがとうございます。