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コロナ雑記0311。

 3.11の日は自分は布団の中で。たくさんの人が大変なときに自分は自分の中で苦しんでた。ニュースはつけた。けど、すぐ消してまた布団に潜った。

 自分にとっては震災から10年とは思えなくて、ふとんの中にいた時から10年だと思う。家にいたからなんの難民にもならなかった。だから3.11の時は何してました?って世間話には本当のことを言う必要があるから話題を逃げてきた。後ろめたい気持ちがある。

 世の中が大変なのに自分は自分でいっぱいいっぱいだった。周りに気を向けられなかった。10年経って思うことは変わる。人を助けたいならある程度自分に強度がないと一緒に溺れることになる。ナイトシンドロームだった。でもそれを本当にしたいなら最低限の強さが必要だったと今は思う。溺れてる人に助けるよって言われても困ってしまう。

 震災関係なしに10年前の自分に言いたい。末弟にたまには外に出ようぜってキャッチボールに誘われて公園に連れ出される。そのことをありがたく思うようになる。少なくとも10年後はそう思ってる。たぶんこの先も。覚えていられなくなるまではきっとそう思っていると思う。

 損得なしに人を助ける人もいてもちろん尊いと思ってる。できるかできないかもわからないのになんとかしてしまう人もいる。そういう人を否定する話ではなくて、自分が人に手を差し出すことがこの先にもしあるならば、ちゃんとしていたいと思う。

大変ありがとうございます。