【SW2.5】マギテック解説

概要

成長テーブル…A(成長しにくい)
魔法使い系・後衛魔法職
オススメ度…☆3(玄人向け)
※マギシューの場合☆5相当
過去存在した「魔動機文明時代」の遺産の力で戦う「魔動機師」。専用装飾品「マギスフィア」を様々な便利用品に変形させることができる。大きさにより装備できる部位・行使できる魔法とその規模が異なる。
望遠鏡・バイク・船・家を作り出したり、探索用スコープを作ったり…と、冒険に役立つ便利魔法を多数持つ。
攻撃手段に関しては爆弾を作ってぶん投げたり、即席武器を作り出したり、使い捨てパイルバンカーを作り出したり…とロマンあふれる攻撃ができるが専業だと初期作成では攻撃手段がない。
ただしシューター技能と合わせて武器種「ガン」を使用する場合は「バレット」系魔法が攻撃手段になる。補助動作で「バレット」系魔法を行使して弾丸を用意し、主動作でシューター技能を用いて発射するのである。この場合は「命中すれば必ず魔法ダメージを与え、クリティカルも発生する」という強みがあり、魔法アタッカーの中では最も火力を出しやすくなる。

行使の条件

・装飾品「マギスフィア」の装備(200~1000G)
※「小」は任意、「中」は腰・背中・その他、「大」は背中・その他のみ
・発声が必要(異貌時は無視)
※鎧ペナがなく、身体の自由も不要

相性のいい技能

・ファイター(戦士A)
・フェンサー(戦士B)
・グラップラー(戦士A)
・シューター(戦士B)
・スカウト(探索B)
・セージ(探索B)
・レンジャー(探索B)
・ライダー(その他B)
・エンハンサー(その他B)
・アルケミスト(その他B)

最高の相性なのは「ガン」が持てるシューターだが、補助動作で使える強化魔法・探索魔法を多数持つため各種戦士系技能・探索系技能と相性が良い。「タゲサ」「エクプロ」を覚えるLv2あたりまでは取る価値が十分ある。
マギシューの場合、シューターを先行させる場合は命中が高くなり、マギテを先行させるとダメージが上がる。好みで選ぼう。

自動習得特技

「魔法系A技能解説」に記載したものに準ずる

専用の選択特技

「魔法系A技能解説」に記載したものに準ずる

特筆すべき魔法

△「ソリッド・バレット」(Lv1、小)

「弾丸1つを、対象1体に威力20のダメージを与えるものにする。」
マギシューが最初に覚える攻撃手段。この時点で威力が真語「エネルギー・ボルト」よりも大きく、マギシューのヤバさがよく分かる。
ちなみに「バレット」系の魔法は基本的に射程とC値は撃つ銃のものを適用する。覚えておこう。

△「ターゲットサイト」(Lv1、小)

「1Rの間、術者の命中+1」
初期作成から持つ、補助動作で使える命中バフ。マギテ習得者が近接攻撃したり銃撃する場合はとりあえずこれを宣言しておこう。

△「エクスプローラーエイド」(Lv2、小)

「10分間、術者が行う探索判定・解除判定+2」
探索判定の成功率にボーナスを与える珍しい魔法。これがあるためマギテはスカウト適性が高い。消費MPが重めなので乱用は禁物。お宝が狙えそうな時やどうしても探索判定に失敗したくないときに使うのにとどめよう。

△「ヒーリング・バレット」(Lv2、小)

「弾丸1つを、対象1体を威力0で回復させるものにする。」
アタッカーメインのマギシューだが、回復弾も作れる。回復が追い付かないときはこれに頼ることになる。

△「クリティカル・バレット」(Lv2、小)

「弾丸1つを、C値-1して対象1体に威力20のダメージを与えるものにする」
「ソリッド・バレット」の強化版。クリティカルしやすい。消費MPが重くなっており、不用意に撃ちまくるとMPが枯渇する。ダイス運に自信がないなら「ソリッド」の方が安定しやすい。

△「エフェクト・バレット」(Lv3、小)

「弾丸1つを、『炎』『水・氷』『土』『風』『雷』のうち1つの属性を持つ威力20のダメージを与えるものにする。」
属性攻撃できる「ソリッド・バレット」。弱点看破できているならこっちで攻めよう。

「エフェクトウェポン」(Lv3、小)

「対象の武器1つを『炎』『水・氷』『土』『風』『雷』のうち1つの属性を持つ魔法の武器として扱い、与物理D+1」
操霊や神聖の「ウェポン」系魔法に比べ、ボーナス値は少ないが敵の弱点を突ける機会が多い。主動作に余裕があったら前衛にかけておくといい。

△「クイックローダー」(Lv4、小)

「装備しているガン1丁の銃弾を再装填する。」
主動作が必要なリロードをMPと引き換えに補助動作で行える。主に2Hマギシューが使う。1Hの二丁拳銃マギシューの場合は銃を大量購入して使い捨てる形で戦うためあんまり出番がない。

△「オートガード」(Lv4、小)

※MA限定
「1Rの間、術者の回避・防護点+1」
補助動作で防御能力を上げられる。効果自体は強いのだが1R持続な上に消費MPが重く燃費が悪い。銃を撃たない前衛向き。

「オートモビル」(Lv4、大)

※「Ⅲ」「MA」限定
「1時間の間、マギスフィアを移動力30~50のバイクに変形させる。バイクは騎獣としても使用できる。効果時間中、変形したマギスフィアは別の魔動機術に使えない」
どっちかというと戦闘より冒険向きな魔法。目的地まで高速で移動できる。目的地が遠いセッションの場合かなり道程を短縮できる。
ライダー兼任の場合はこの魔法があるので騎獣がいらないのが利点。

△「ショットガン・バレット」(Lv5、小)

「弾丸1つを、威力20で範囲攻撃するものにする。この散弾は用法2Hのガンでしか発射できず、射程が強制的に1(10m)になる」
2Hマギシューの最大の特徴。真語6「ファイアボール」と同じ火力を1レベル早く使えるのは明確なアドバンテージ。範囲攻撃のため味方も巻き込むが、例外的に「魔法制御」にも対応している。これをメインで戦う2Hマギシューは早めに制御を取りにいきたい。

…ちなみに前作「2.0」の時はこの系列の魔法が1Hガンでも使えたため二丁拳銃から散弾が出てた。当然魔法アタッカー最大のDPSを持つ二丁マギシューは暴れに暴れ散らかして他の魔法攻撃技能を蹂躙したとかなんとか。そりゃ調整されるよ()

「グレネード」(Lv5、小)

「マギスフィアを威力30、炎属性のダメージを与える爆弾に変化させて攻撃する。行使後、使用したマギスフィアは破壊される。」
専業マギテックのメインウェポン。威力と範囲ともに優秀だが撃つ度に200Gが消える。ご利用は計画的に。

「クリエイトウェポン」(Lv6、小)

「6Rの間、マギスフィアが武器リストにあるいずれかの『ランクA以下の非魔法武器』のデータを持つ魔法の武器に変化し、術者に装備される。変化中のマギスフィアは他の魔動機術の行使に使えない。」
即席で魔法の武器を作り出せる魔法。武器を買わなくても戦える。魔法の武器扱いなので〇「通常武器無効」持ちにも有効。マギテックの魔法戦士が使うことが多い。

…前作「2.0」では魔法ダメージを与える武器を作れたとか。なんで?

「オートモビルⅡ」(Lv7、大)

※「Ⅲ」「MA」限定
「1時間の間、マギスフィアが移動力50のバイクに変形する。騎獣としても使える。効果時間中、変形したマギスフィアは別の魔動機術に使えない」
「オートモビル」の強化版。移動力は変わらないが騎獣データが強化される。ライダーには嬉しい強化。

「ライフセンサー」(Lv7、大中小)

「マギスフィアが周囲30(小)/50(中)/100(大)mを索敵する生命探知機に変化する。範囲内の生物の存在・数・その位置・部位数を完全に把握できる。大きさ等の情報に制限をかけて絞り込むことも可能。ただし、アンデッド・魔動機・魔法生物は探知できない。」
ダンジョン探索・隠密行動時に輝く魔法。扉前で行使して建物内の敵人数を把握したり、トラップを看破したり…と、何かと役に立つ。気になるところには使っておこう。

△「パイルシューター」(Lv8、中)

※MA限定
「この魔法を行使する場合、術者の片手が空いている必要がある。マギスフィアが近接攻撃用の武器『パイルシューター』に変形し、術者の片手に装備される。この武器は『必筋1・用法1H・威力50・C値⑩』かつ、追加ダメージに魔動機術の『魔力』を使用するBランク武器として扱われ、全ての戦士系技能で攻撃可能である。この武器で1度攻撃を行うとこの魔法は解除され、使用したマギスフィアは破壊される。」
「みんな、丸太(パイルバンカー)は持ったな!」できる、マギテック魔法戦士のロマン砲。500Gと引き換えに強力な単発攻撃を行える。
特にC値の下がるフェンサーとの相性が良く、必筋1なので回避フェンサーでも持てるのが強み。ここぞというところで行使して叩き込んでやろう。

△「レーザー・バレット」(Lv9、小)

「弾丸1つを、C値-1して対象1体に威力30のダメージを与えるものにする。」
「ソリッド・バレット」「クリティカル・バレット」の強化版。威力も上がるため単体攻撃強化は実質このタイミングになる。中盤以降のメインウェポン。

△「トリート・バレット」(Lv10、小)

「弾丸1つを、対象1体を威力30で回復させるものにする。」
「ヒーリング・バレット」の強化版。神聖魔法ほど回復はできないが、前衛がヤバいときはこっちに切り替えるべし。

「スカイバイク」(Lv11、大)

「1時間の間、マギスフィアが移動力50で空を飛ぶバイクに変形する。騎獣としても使える。効果時間中、変形したマギスフィアは他の魔動機術の行使に使えない」
「オートモビルⅡ」の強化版。空が飛べるようになり行動範囲と自由度が上がる。騎獣データも順当に強化される。

△「オートガードⅡ」(Lv12、中)

※MA限定
「1Rの間、術者の回避+1、防護点+2」
「オートガード」の強化版。防護点が1点増えたが更に消費MPが重くなった。前衛で戦わないなら使わなくていい。

△「キャノン・バレット」(Lv12、中)

「弾丸1つを、威力40で範囲攻撃するものにする。この弾丸は用法2Hのガンでなければ発射できず、射程が強制的に2(20m)になる。」
「ショットガン・バレット」の強化版。威力と射程が順当に伸び、扱いやすくなった。

△「ヒーリングシャワー・バレット」(Lv13、中)

「弾丸1つを、威力30で範囲内の対象全てを回復させるものにする。この弾丸は用法2Hのガンでなければ発射できない。対象は術者が任意に選択できる。」
2Hマギシューだけが使える、範囲回復弾。回復役としても十分活躍できるようになる。

「リターン」(Lv13、大)

「マギスフィアがその場に固定され、1年の間帰還点になる。補助動作で術者はその帰還点に瞬間移動できる。その近くにいるキャラクターは望むならこの転移に同行できる。転移するかもう一度この魔法を行使した場合、帰還点のマギスフィアは破壊される。」
補助動作で使える真語13「テレポート」。旗色が悪くなったら戻ってこれるがPT全員が乱戦エリア内にいないといけない。どっちかというと帰り道を全カットする目的で使うことが多い。

△「ミニマムリープ」(Lv14、中)

「戦闘準備でも行使できる。対象1体を目視できている隣接エリアもしくは10m以内の任意の場所に瞬間移動させる。この魔法を1ラウンドに複数回行使することはできない。」
補助動作で短距離転移できる。敵前衛を完全に無視して後衛に突っ込んだり、ダメージが重い時に後方へ緊急避難したり…と、かなり器用に動けるようになる。

△「オメガシューター」(Lv14、大)

※MA限定
「『パイルシューター』とほぼ同じ効果だが、威力が100の『オメガシューター』ができる」
「パイルシューター」の強化版。なんと威力が限界まで上がる。操霊「ソニック・ウェポン」が乗ったフェンサーが「必殺攻撃Ⅲ」で使えば威力100のC値7で攻撃できる。これには火力厨もニッコリ。
かわりに1発分の単価も上がったのでボス用と割り切るべし。

△「フォトニックバリア」(Lv15、大)

※MA限定
「戦闘準備でも行使できる。この魔法の対象は倍加させることができない。対象1体の受けるダメージを50点までマギスフィアの障壁が肩代わりする。障壁のHPが0になった場合、この魔法の効果は消滅し、使用したマギスフィアは破壊される。超過分のダメージは貫通する。神聖『ホーリー・ブレッシング』などと同時に効果を得た場合は、ダメージ量を任意の割合で振り分けてよい」
マギスフィアと引き換えに最大HPが50点増える。行使回数の制限もないので割られたらマギスフィアが続く限り貼りなおせる。

△「ジェノサイド・バレット」(Lv15、中)

「弾丸1つを、威力70で範囲攻撃するものにする。この弾丸は用法2Hのガンでしか発射できず、射程が強制的に2(20m)になる。」
「キャノン・バレット」の強化版。2Hマギシューの必殺技。ぶっ飛んだDPSを持ち、とにかく強力。「制御」「ジェノサイド」はマギシューの最終到達点ともいえる。

△「スーパーノヴァ・ボム」(Lv15、中)

「マギスフィアを威力90、純エネ属性のダメージを与える爆弾に変化させて攻撃する。行使後、攻撃に使用したマギスフィアは破壊される。」
「グレネード」の強化版。お金はかかるがほぼノーリスクでどこでも威力90の範囲攻撃魔法を飛ばせるのはヤバすぎる。専業マギテックもここまで極めれば強力である。

代表的なビルド

マギシューのビルドに関しては、「シューター解説」を参考にすること

魔法戦士(マギテックフェンサー)

【装備】
武器…装備できる武器(Lv6以降は持たない)
盾…回避ボーナスの高い盾
防具…装備できる非金属鎧

【習得特技例】
Lv1…「必殺攻撃Ⅰ」
Lv3…「回避行動Ⅰ」
Lv5…「頑強」
Lv7…自由枠
Lv9…自由枠
Lv11…自由枠
Lv13…自由枠
Lv15…自由枠
自由枠候補…「MP軽減/マギテック」「防具習熟A・S/非金属鎧」「防具の達人」「挑発攻撃」「命中強化」

「クリエイトウェポン」で武器を作り出し、「タゲサ」「オトガ」などでバフを盛って殴る回避特化の魔法戦士。基本ルルブ環境では他の魔法職の方が強いのだが、MA環境で「パイルシューター」「オメガシューター」を持つ場合はフェンサーに限り選択肢になりうる。
「必殺攻撃」込みならC値⑧で威力50/100の近接攻撃が可能。大回転するとマジでボスエネミーでも一撃必殺できるロマンあふれるビルド。攻撃した後に壊れるデメリットも盾なしならミモレで回避を盛れるメリットに変わる。


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