【SW2.5】種族詳解

PCとして選べる種族は、全部で20種類もある(2022年9月1日現在)。
正直「どれを選べばいいのかワカンネ」と言われると思うので、それぞれ軽く説明していく。

大前提「好みのを選べ」

ぶっちゃけ、PL(あなた)が「この種族使いたい!」と思っているようならこの後の内容は全く読まなくていい。その種族でPCを作ればいいのだ。
この後の内容は「SW2.5初めてだから各種族について知りたい(無垢)」「RPGではキャラ性能が命ですぞ(メガネクイッ)」みたいな人向けである。

人間(Ⅰ)

【基礎ステータス評価】
全能力値…B(2d6+4~10)
※「冒険者」生まれの場合は2d6+2d6になる
総合ステータス…B(33~93)

【技能適性】
前衛適性…B
後衛適性…B
物理職適性…B
魔法職適性…B

【オススメ度】
☆5(迷ったらこれ)

【種族特徴】
「剣の加護/運命変転」
1日1回だけ、判定で振った2dの出目をひっくり返せる。
2(自動失敗)↔12(自動成功)
3↔11
4↔10
5↔9
6↔8
と変化させる。
(Lv6強化)変転後の出目に+1する。ただし出目13以上にはならず、それで12になっても自動成功扱いにはならない。
(Lv11強化)変転後の出目に+2する。他は同様。

【見た目】
私たち人類と同じ

【解説】
ラクシアで最も多い人族。
能力値も至って平々凡々だが、種族特徴によりあらゆるダイス事故を1日1回だけ回避できる。
役立つ場面は無限にあり、
・どうしても攻撃を当てたい時、躱したい時
・連続でクリティカルが出ている際に、ダメージロールで
・回復の行使判定や生死判定など重要な判定でピンゾロ振った時に
など、用途を挙げればキリがない。
広く何でもできるため、種族で迷っていたり拘りがないなら選んでおくといい。少なくとも、後悔しないはず。

エルフ(Ⅰ)

【基礎ステータス評価】
器用度・敏捷度…A(2d6+9~13)
筋力…C(1d6+3~5)
生命力…B-(2d6+3~5)
知力・精神力…A(2d6+8~13)
総合ステータス…B(37~92)
【技能別適性】
前衛適性…B-(生命△敏捷○)
後衛適性…A
物理職適性…C(筋力△)
魔法職適性…A(知力○)
☆マギシュー適性…S(器用・知力○)

【オススメ度】
☆4(おすすめ)

【種族特徴】
「暗視」
暗闇の中でも昼間のように物が見える。暗闇ペナルティを受けない。

「剣の加護/優しき水」
水中であっても、地上と同じように活動できる。水中行動時のペナルティを一切受けず、発声も可能。水中にいる場合、1時間は息継ぎ無しで潜っていられる。
更に「毒」「病気」属性に対する抵抗力判定に+2のボーナスを得る。
(Lv6強化)自身が片手を触れている相手にもその効果を与える。
(Lv11強化)1時間水中で休息することで、6時間の睡眠と同様の効果(HPMP回復、ペナルティ解消)を受けられる。この効果は通常の睡眠とは別個の効果として扱う。

【見た目】
人間に比べ、背が高い。イケメンと美女しかいない。湖・川の周辺に集落があることが多い。

【解説】
一般的な「森の民」的イメージではなく、どっちかといえば「水の民」といった感じ。
人間に比べて筋力・生命力で劣るがそれ以外の能力値全てで優れる後衛向き種族。専業魔法使いとしても十分強いが、器用が高いためマギシュー最適性の種族であるのが特徴。敏捷が高いため回避力にも優れる。軽い武器を持たせて回避盾フェンサーで前線を張る運用も強い。

ドワーフ(Ⅰ)

【基礎ステータス評価】
器用度…A(2d6+6+4~6)
敏捷度…C(1d6+4~6)
生命力・筋力…B+(2d6+7~11)
知力…C(1d6+5~9)
精神力…A+(2d6+6+5~9)
総合ステータス…A(42~92)

【技能別適性】
前衛適性…A(器用度○)
後衛適性…B-(知力△)
物理職適性…A(筋力○)
魔法職適性…C(知力△)
☆タンク適性…A(精神力◎)

【オススメ度】
☆4(おすすめ)

【種族特徴】
「暗視」
同名のものに準ずる

「剣の加護/炎身」
「炎」属性の被ダメージを全て無効化する。
「炎」属性の効果は、望まない限り自身に対しその効果を発揮しない。
自身の体に火がつくことも、望まない限りはない。
(Lv6強化)自身が片手を触れている相手にもその効果を与える。
(Lv11強化)「純エネルギー」属性の被ダメージのうち、算出ダメージを半減する。同属性の「抵抗/半減」の効果は、「抵抗/消滅」として扱う。

【見た目】
人間より背が低く、頭髪が派手な色であることが多い。男性の場合は濃い髭が生える。女性の場合は髭が生えず、一生人間の少女のような姿をする。

【解説】
一般的ドワーフのイメージとあんまり変わらない、頑固で仲間想いな種族。
器用度が高く、攻撃を命中させやすい。前衛としての安定感に優れるが、敏捷が低く回避は苦手。生命・筋力もそこそこあり、重装備のタンク向きな性能。
精神力が非常に高く、魔法に抵抗しやすいのが最大の特徴。防御性能は見た目以上に高い。

タビット(Ⅰ)

【基礎ステータス評価】
器用度・敏捷度・筋力…C(1d6+5~8)
生命力…B-(2d6+5~8)
知力…S(2d6+6+9~10)
精神力…B+(2d6+9~10)
総合ステータス…C(37~82)

【技能別適性】
前衛適性…C(生命力・器用度△)
後衛適性…A(知力◎)
物理職適性…C(筋力△)
魔法職適性…S(知力◎)
※取得不可…プリースト

【オススメ度】
☆4(おすすめ)

【種族特徴】
「第六感」
危険感知判定を対応技能がなくても「冒険者Lv+知力B」で行える。
(Lv6強化)罠回避判定も行える。
(Lv11強化)常時、その達成値を+4する。

【見た目】
二足歩行の兎。シル○ニアファ○リー的な感じ。身長1mくらい。

【解説】
知識の探求に励む好奇心旺盛な学者肌ウサギ。
知力がぶっ飛んだ高さをしており、魔法職全般に高い適性がある。ただし神の声が聞こえず、神官になれない。
魔法アタッカー・セージをやるなら筆頭候補。尖った種族だが、運用がわかりやすいため初心者向き。

ルーンフォーク(Ⅰ)

【基礎ステータス評価】
器用度・筋力・生命力…B+(2d6+8~12)
知力…B(2d6+5~9)
敏捷度…B-(1d6+8~12)
精神力…C(1d6+5~9)
総合ステータス…B(36~86)

【技能別適性】
前衛適性…B
後衛適性…B
物理職適性…B
魔法職適性…B
※習得不可…プリースト・フェアリーテイマー・ドルイド

【オススメ度】
☆3(扱いが難しい)

【種族特徴】
「暗視」
同名のものに準ずる

「HP変換」
1日1回、主動作で行える。
自身のHPを好きなだけ消費し、その分だけ自身のMPを回復させる。
(Lv6強化)主動作ではなく、補助動作・戦闘準備で行えるようになる。
(Lv11強化)1日2回まで使えるようになる。

【見た目】
人間とほぼ同じだが、首とPLが選択した体の一部が硬質素材でできている。

【解説】
「魔動機文明時代」に作られた人造人間。見た目から中身までほとんど人間と同じである。すごい。生産機械「ジェネレーター」から作られる。今も稼働しているジェネレーターから出生することがよくあり、そこに集落を作っていることが多い。
性能としてはどの能力値も高すぎず低すぎずといったところ。低い精神もMP面だけ見れば種族特徴でカバーできる。ただし特化型の種族や人間と比較すると厳しいところが多い。PLのゲーム理解度が試される種族。

ナイトメア(Ⅰ)

【基礎ステータス評価】
器用度・敏捷度…B+(2d6+5~11)
筋力・生命力…B+(1d6+9~15)
知力・精神力…B+(2d6+6~12)
総合ステータス…A(40~90)
※初期の穢れ1

【技能別適性】
前衛適性…A(生命力・器用度○)
後衛適性…A(知力○)
物理職適性…A(筋力○)
魔法職適性…A(知力○)
☆魔法戦士適性…S(知力筋力○・種族特徴)

【オススメ度】
☆5(迷ったらこれ)

【種族特徴】
「異貌」
補助動作・戦闘準備でナイトメア本来の姿になれる。
異貌中は魔法行使の発声・動作が不要になり、鎧による行使ペナルティも無視できる。
姿を戻す場合、主動作が必要。
(Lv6強化)異貌中、自身の全ての与ダメージに+1。
(Lv11強化)更に、命中・行使も+1。

「弱点」(デメリット)
銀の武器・生まれによって決まる1つの属性から受けるダメージに+2されてしまう。
人間…土
エルフ…水・氷
ドワーフ…炎
リルドラケン…風

【見た目】
人間とほぼ同じだが、色白で体のどこかに痣がある。更に、頭に1~2本の小さな角が生えている。
「異貌」中は角が大きくなり、肌が青く変色する。

【解説】
人族のうち4種族から稀に生まれる突然変異種。角があることから母体を傷つけ死なせることが多く、「忌み子」として忌み嫌われる。ただし医療技術の高い場所であるか母体がリルドラケンの場合は母親が生き残ることもある。設定上シリアスRPに向いている。
全ステータスが人間より高くなるステータス強者。物理職・魔法職どちらでも高い能力を発揮する万能種族。特に魔法戦士に高い適性があり、重装備であっても魔法のパフォーマンスが落ちないのは驚異的。
自信を持って初心者にオススメできる種族。

リカント(Ⅰ)

【基礎ステータス評価】
器用度…B(1d6+9~13)
敏捷度…A(1d6+3+9~13)
筋力・生命力…B(2d6+5~9)
知力…B+(1d6+6+6~8)
精神力…C(1d6+6~8)
総合ステータス…B(42~82)

【技能別適性】
前衛適性…A(敏捷度○・種族特徴)
後衛適性…B
物理職適性…A(筋力○・種族特徴)
魔法職適性…C(種族特徴)

【オススメ度】
☆3(扱いが難しい)

【種族特徴】
「暗視(獣変貌)」
同名のものに準ずる。ただし、「獣変貌」中でなければ効果を発揮しない。

「獣変貌」
主動作で頭を獣の姿に変化させる。
獣変貌中は自身の筋力Bに+2。ただし、「リカント語」以外の言語を一切発声できなくなり、真語・操霊・深智魔法、魔動機術、妖精魔法、召異魔法が行使できなくなる。(神聖魔法、森羅魔法は行使可)
元の姿に戻るのも主動作で行う。
(Lv6強化)1日1回だけ、補助動作で行える。ただし戻るのには主動作が必要。
(Lv11強化)獣変貌中、敏捷度Bに+1。

【見た目】
人間の見た目だが、PLが指定した哺乳類の耳と尻尾がついている。
獣変貌時は頭がその生物の頭部に変化する。また、全体的に筋骨隆々な姿になる。

【解説】
ケモナー大歓喜…?なアルフレイム土着の種族。知力・敏捷・器用がバランスよく高いため、スカウトに高い適性がある。
「獣変貌」で火力も十分あるため物理アタッカーとしては高水準だが、ほとんどの魔法が使用不可なのが玉にキズ。とはいえ神官戦士やるくらいなら回避フェンサーやる方がいいかもしれない。

リルドラケン(Ⅱ)

【基礎ステータス評価】
器用度…C(1d6+4~6)
敏捷度…B-(2d6+4~6)
筋力…A(2d6+11~14)
生命力…S(2d6+6+11~14)
知力…C(1d6+6~9)
精神力…B(2d6+6~9)
総合ステータス…A(41~91)

【技能別適性】
前衛適性…S(生命力◎)
後衛適性…C(器用知力△)
物理職適性…A(筋力○)
魔法職適性…C(知力△)
☆タンク適性…S(生命力◎・種族特徴)

【オススメ度】
☆5(迷ったらこれ)

【種族特徴】
「鱗の皮膚」
防護点+1

「尻尾が武器」
格闘武器「尻尾」を持つ。戦闘特技「テイルスイングⅠ・Ⅱ」を扱える。

「剣の加護/風の翼」
1日1分(6R)まで、背中の翼で飛ぶことができる。飛ぶ時間を10秒単位で分けることもできる。飛んでいる間は全力移動不可、近接攻撃の命中+1、回避+1。
他キャラ・荷物は200kgまで抱えて飛べる。
(Lv6強化)全力移動できるようになる。
(Lv11強化)1日2分(12R)まで飛べるようになる。

【見た目】
直立した小型のドラゴン。GM判断で人族と竜が混ざったような姿をしているとしても良い(「東方紅地剣」レミリー参照)

【解説】
社交的性格が多い陽キャなドラゴン。小さいことをあんまり気にしないのでナイトメアが生まれても普通に育てる種族。卵生。
ラクシア最高クラスの生命力を持ち、初期作成の生命Bが5(能力値30以上)になることがよくある。一般的な種族の生命Bは高くても3なのでぶっ飛び具合がよく分かる。
筋力も平均より高く、受けるファイターをやるなら筆頭候補に挙がる種族。
反面知力は低く、魔法使いには向かない(タンクとして神聖魔法を取るのは全然アリ)
器用も低いが、種族特徴でカバーできるので問題無し。
初心者で前衛やりたいならとりあえずこの種族を推す。

グラスランナー(Ⅱ)

【基礎ステータス評価】
器用度・敏捷度…A(2d6+12~14)
筋力…D(1d6+0~1)
生命力…B(2d6+6+0~1)
知力…B(1d6+10~13)
精神力…S(2d6+6+10~13)
総合ステータス…A(47~97)

【技能別適性】
前衛適性…B+(筋力×敏捷○)
後衛適性…C(種族特徴、器用○)
物理職適性…B(筋力×器用○)
魔法職適性…D(種族特徴)
☆回避盾適性…S(敏捷○精神◎)

【オススメ度】
☆2(初心者お断り)

【種族特徴】
「マナ不干渉」
MPを一切持たず、最大値もない(デメリット)。ただしアイテム「魔晶石」などでMPを代用して魔法などを行使することは可能。
また、精神抵抗力判定に成功した場合はその効果を全て「抵抗/消滅」として扱える。
(Lv6強化)1日1回、主動作で戦闘特技「ワードブレイク」と同様の行動を行える。ただし、自身の基準値は「冒険者Lv+精神B」で算出する。
(Lv11強化)「知覚/魔法」の相手に対し、命中・回避+1される。

「虫や植物との意思疎通」
虫や植物が考えていることがなんとなく分かる。ただし会話はできないし、相手に自分の意思を伝えることもできない。

【見た目】
人族の子供のような姿で、成長しない。

【解説】
陽気で能天気、好奇心旺盛で放浪を好む小人さん。どこから来たのかは謎に包まれている人族。バードをやると映える種族。
種族特徴により非常に尖った性能を持つ玄人向け種族。魔法適性が全くない上に筋力も1桁クラスなのでファイターにも向かない。
ただし精神・敏捷が高く種族特徴で魔法耐性があるため回避盾フェンサーをやると真価を発揮する。知力・器用・敏捷が全て高いため、スカウトは最適性。

メリア(Ⅱ)

【基礎ステータス評価】
器用度・敏捷度…C(1d6+7~9)
筋力…C(1d6+6~8)
生命力…A+(2d6+6+6~8)
知力・精神力…B+(1d6+12~16)
総合ステータス…B(42~77)

【技能別適性】
前衛適性…B(生命◎器用△)
後衛適性…B+(知力○)
物理職適性…C(筋力器用△)
魔法職適性…B+(知力○)
☆タンク適性…A(生命◎)

【オススメ度】
☆4(おすすめ)

【種族特徴】
「繁茂する生命」
睡眠を取らずとも問題なく行動でき、生涯眠らなくても活動できる。睡眠ペナルティを完全に無効化し、睡眠しても回復等の恩恵を受けられない。
代わりに、朝6時になると自動的にHPが最大値の2割回復し、MPは全回復する。
(Lv6強化)更に、「自然環境」かつ太陽の光がある場所では生命抵抗力・生死判定に+4される。
(Lv11強化)夕方18時にもこの効果により回復するようになる。

【見た目】
人間そっくりだが、体の目立つ場所から花が1~数輪咲いている。花の種類はPLが自由に決めてよい。PCの感情により咲いたり萎れたりする。

【解説】
植物から人族になった種族。種の形で子を成す特殊な生態であり、短命種と長命種が存在する。短命種は10年程度、長命種は300年程度が寿命である。キャンペーンシナリオに短命種PCを使用するのはおすすめしない。
リルドラに次ぐ高い生命力を持つがステータスは後衛向き。前衛火力は出ないがタンク役をやってもいいし、硬い魔法使いとして安定感を出すのもいいだろう。
種族特徴で不寝番ができるのもウリ。何かと便利な種族。

ティエンス(Ⅲ)

【基礎ステータス評価】
器用度・敏捷度…B(2d6+6~10)
筋力…B-(1d6+11~13)
生命力…B+(1d6+3+11~13)
知力…B(2d6+6~10)
精神力…B+(2d6+3+6~10)
総合ステータス…A(44~94)

【技能別適性】
前衛適性…B+
後衛適性…B+
物理職適性…B+
魔法職適性…B
☆ライダー適性…S(種族特徴)

【オススメ度】
☆4(おすすめ)

【種族特徴】
「通じ合う意識」
補助動作で行える。10m以内の、視認できるorお互いをよく知っているキャラ1体を指定して、思念を疎通できる。会話と同じ時間がかかるが発声が不要で、同じ言語を取得している必要もない。
「動物、幻獣」の騎獣に使用すると、1分(6R)の間、その命中・回避に+1される。このボーナス効果は6時間に1回だけ適用される。
(Lv6強化)効果範囲が「30m以内」に拡大される。
(Lv11強化)騎獣へのボーナス効果が+2に強化される。

【見た目】
体格に優れ、金属系の色の髪に宝石のような色の瞳を持つ。また、マナが結晶化した宝玉が額・胸・手の甲などに現れる。

【解説】
魔動機文明時代よりも前の「魔法文明時代」に、人間と魔物を合成して作られたとされる種族。
生命力と精神力以外には突出した能力がなく、人間とナイトメアの間程度のステータスの高さをしている。物理、魔法ともに使いやすい種族だが、種族特徴を活かすためにぜひともライダーを取りたい。

レプラカーン(Ⅲ)

【基礎ステータス評価】
器用度…A(2d6+11~14)
敏捷度…B(1d6+11~14)
生命力・筋力…B-(2d6+4~6)
知力・精神力…B-(2d6+5~8)
総合ステータス…B(34~89)

【技能別適性】
前衛適性…B
後衛適性…B
物理職適性…B
魔法職適性…B-(知力△)

【オススメ度】
☆3(扱いが難しい)

【種族特徴】
「暗視」
同名のものに準ずる

「見えざる手」
キャラシートの装飾品装備欄に「部位/その他」が2つあるものとする。
(Lv6強化)2つではなく、3つになる。
(Lv11強化)更に、本来主動作が必要な「装飾品の交換」を、10秒(1R)に1回だけ補助動作で行える。

「姿なき職人」
MPを5点消費し、主動作で念じると姿を消せる。真語「コンシール・セルフ」と同様の効果として扱うが、装備に制限がない。

【見た目】
身長130cm程度の小柄であり、毛の生えた大きな耳が特徴。また、男性は豊かな髭を蓄えている。

【解説】
種族特徴で隠れて暮らすため、その姿を見ることが珍しいとされている人族。
器用・敏捷は高いが他は人間よりも低く、強力な種族特徴をどれだけ活かせるかが重要になってくる。
透明化はスカウトの判定に非常に相性が良く、最適性種族である。
装飾品を追加で1つ(2つ)持てるため、組み合わせ次第で無限の可能性を秘める。

アルヴ(OPB)

【基礎ステータス評価】
器用度…B-(1d6+9~13)
敏捷度…B(1d6+3+9~13)
筋力…B(2d6+3+4~7)
生命力…B-(2d6+4+7)
知力…A(1d6+6+7~12)
精神力…B-(1d6+7~12)
総合ステータス…B(45~85)
※初期の穢れ1

【技能別適性】
前衛適性…B
後衛適性…A(知力〇)
物理職適性…B
魔法職適性…A(知力〇、種族特徴)

【オススメ度】
☆4(おすすめ)

【種族特徴】
「暗視」
同名のものに準ずる

「吸精」
1日に「精神B」回まで主動作で使用できる。
「射程・形状/接触」「対象/1体」「抵抗/必中」で、対象のMPを「自身の精神B+自身の穢れ」点だけ減少させ、その分だけ自身のMPを回復させる。
MPを持たないキャラクター・「人族」「蛮族」ではないキャラクターには効果がない。
※この効果を1週間に1度以上使用しない場合、全判定-4・回復不可。2週間使用しなかった場合は衰弱死する。
(Lv6強化)「射程/1」「形状/起点指定」になる。
(Lv11強化)減少させ、回復するMP量が「精神B+穢れ+2」点に強化される。

【見た目】
蝋のような白い肌、黒い眼球、金や赤に光る瞳が特徴。背丈は人間と同じだが、全体的にスリム。

【解説】
アルフレイムでもめったにみられない変わった人族。穢れを持ち、特徴的な見た目をしており迫害されることが多い。しかし種族の性質上マナを持つ人族と離れて生きることができず、理解ある集落やパートナーとひっそりと暮らしている。蛮族と誤解されることも多いため素性を隠しがち。神によってヴァンパイアが許され転生した姿とも。
知力が高く、他の能力も極端に低いわけではないためだいたい何でもできるが、種族特徴を活かすためにも魔法使いをやるのがいいだろう。

シャドウ(OPB)

【基礎ステータス評価】
器用度・敏捷度…A(1d6+13~18)
筋力・生命力…B(2d6+5~9)
知力・精神力…B-(2d6+3~7)
総合ステータス…B(37~87)

【技能別適性】
前衛適性…A(器用敏捷〇)
後衛適性…B+(器用〇知力△)
物理職適性…A(器用〇)
魔法職適性…B-(知力△)

【オススメ度】
☆5(迷ったらこれ)

【種族特徴】
「暗視」
同名のものに準ずる

「月光の守り」
常時、精神抵抗力+4
(Lv6強化)更に、「毒」「病気」「呪い」属性から受けるダメージを3点軽減する。
(Lv11強化)精神抵抗力+6、「毒」「病気」「呪い」属性から受けるダメージを6点軽減に強化される。

【見た目】
肌が灰褐色であり、引き締まった筋肉質。額に第三の目があり、光の強さに応じてその瞳孔の大きさが変化する。目の色は青・緑・金など。髪の色は銀・白が多いが稀に黒髪もいる。

【解説】
前作「2.0」に存在する「レーゼルドーン大陸」に多く存在し、アルフレイムではあまり見ない種族。契約と仁義を重んじるニンジャ的性格。
技がべらぼうに高く、スカウトに高い適性を持つ。命中力・回避力には苦労しないため、前衛としての安定感は段違い。種族特徴で魔法耐性も高いため強みを生かした回避型の前衛がおすすめ。

ソレイユ(OPB)

【基礎ステータス評価】
器用度…B-(1d6+9~12)
敏捷度…A(2d6+9~12)
筋力…A+(1d6+6+11~15)
生命力…A+(2d6+11~15)
知力…D(1d6+0~5)
精神力…B-(2d6+0~5)
総合ステータス…B(41~86)

【技能別適性】
前衛適性…S(生命筋力◎敏捷〇)
後衛適性…C(知力×器用△)
物理職適性…S(筋力◎)
魔法職適性…D(知力×)

【オススメ度】
☆4(おすすめ)

【種族特徴】
「輝く肉体」
補助動作で1日1回使用できる。「射程・形状/接触」でキャラクター1体(1部位)を対象とする。10秒(1R)の間、対象の命中・回避・行使を-2する。
この効果は「抵抗/必中」であり、知覚・知能に影響されない。
ただし、自身が金属鎧を装備している場合は効果が-2ではなく-1に軽減されてしまう。
(Lv6強化)「1エリア(半径6m)/20」の範囲の任意の対象全てに効果を及ぼせる。
(Lv11強化)1日2回まで使えるようになる。

「太陽の再生」
10分日光を浴びることで、HPが10点回復する。1日合計60点分まで回復する。

「太陽の子」
朝6時~夕方18時まで精神効果属性への生命・精神抵抗力判定に+4する。
夕方18時から、次の日の朝6時までは、これらの判定に-4されてしまう。

【見た目】
極めて筋肉質であり、非常に大柄。男性は平均190cm、女性は平均170cmもある。基本的に筋肉を誇示するために薄着である。胸や腕を中心に体中に太陽をモチーフとした刺青があることが多い。

【解説】
とにかく筋肉を鍛え、それを誇示することに命をかける筋肉バカであり脳筋種族。お願いマッスr(殴
筋力・生命・敏捷が高いため物理前衛職全てに高い適性がある。代わりにちょっとポンコツ気味であり、魔法適性は皆無。しかも種族特徴で夜間の戦闘が苦手である。強みと弱みがはっきり分かれている種族。

ウィークリング(OPB)

【基礎ステータス評価】
生まれにより決まる一つ…B+(2d6+8~13)
それ以外…B(2d6+5~10)
※初期の穢れ2

【オススメ度(共通)】
☆2(初心者お断り)

【種族特徴(共通)】
「蛮族の身体」
生まれにより決まる1つの能力値が+3され、弱点を持つ。
ガルーダ→敏捷度・衝撃D+3
タンノズ→精神力・物理D+2
バジリスク→知力・水氷属性D+3
ミノタウロス→筋力・魔法D+2

【解説(共通)】
蛮族に稀に生まれる、穢れの少ない突然変異種。全体的に人間に近い姿をしており、蛮族社会では蔑まれ迫害される。大多数は肉体の弱さと苛烈な迫害で死亡するが、生き残った者が蛮族社会での差別的な扱いを嫌い、逃亡することが非常に多い。その内一部の者は人間社会に素性を隠しながら暮らしていたり、「放浪者」として流れ暮らすことがある。
ただし、人族の大敵「蛮族」であることは変わらず、素性がバレれば人族社会でも反感を買うことが多々ある。一部の神の教義には「蛮族殺すべし」クラスの過激なものもあるため、正体バレするとその手の過激派に狙われる可能性がある。
逆を言うとRPに使いやすい。キャンペーンに一人いると話の展開が面白くなるぞ(ゲス顔)
性能面は生まれで大きく異なるため、個別に解説する。

ガルーダ

【技能別適性】
前衛適性…B+(敏捷〇)
後衛適性…B
物理職適性…B
魔法職適性…B

【種族特徴】
「未熟な翼」
背中の翼で常時落下ダメージを-20する。飛行はできない。

「切り裂く風」
MP4点を消費し、主動作で使用できる。
「射程/形状:2(30m)/起点指定」で1体を対象に攻撃を行う。基準値は「冒険者Lv+生命B」であり、「抵抗/半減」である。
対象に「威力10+冒険者Lv+生命B」「C値⑩」の「風」属性魔法ダメージを与える。
(Lv6強化)追加でMP4点を消費し、ダメージを「威力30+冒険者Lv+生命B」に変更できる。
(Lv11強化)追加でMP8点を消費し、ダメージを「威力50+冒険者Lv+生命B」に変更できる。

【見た目】
長身であり、背中に小振りな翼が生えている。耳・頭部・肘・くるぶしなどに羽毛が生えている。
羽毛は剃り、翼をマント等で隠すことで人間の姿に近くなる。

【解説】
空を飛ぶ蛮族「ガルーダ」のウィークリング。空は飛べない。
敏捷が高く、前衛なら回避盾向き。種族特徴で魔法攻撃ができるため、攻撃目的で魔法技能を取る必要があんまりないのが強み。
装飾品「リトルウイング」と同様の効果を持つため、「チキンベルト」と合わせてノーリスク脱出手段を作れる。


タンノズ

【技能別適性】
前衛適性…B+(種族特徴)
後衛適性…B
物理職適性…B+(種族特徴)
魔法職適性…B

【種族特徴】
「水中適性」
水中でも地上と同じように行動できる。水中ペナルティを無効化する。息継ぎの必要もない。

「甲殻の手」
硬質化した右手を格闘武器「甲殻爪」として使用できる。戦闘特技「武器習熟A・S/格闘」を習得している場合、データが強化される。
また、器用度を基準値として両手を使用するあらゆる判定に-2のペナルティを受ける。用法1Hのアイテムであればペナルティを受けない。

【見た目】
イケメン・美女であり、やや小柄。右腕の肘から先が外骨格となっており、硬質化している。右手の指はちゃんと5本あるが、カニの爪のような姿。

【解説】
美しい者を嫌う小柄の水棲蛮族「タンノズ」のウィークリング。美しい顔つきであり、タンノズの中では長身なため同族から嫌われる。
水中戦闘に非常に強い。また、生来の格闘武器を持つため戦闘技能「グラップラー」・徒手空拳専用の防具「ミモレ」シリーズと高いシナジーがある。

バジリスク

【技能別適性】
前衛適性…B+(種族特徴)
後衛適性…B+(知力〇)
物理職適性…B
魔法職適性…A(知力〇)

【種族特徴】
「石化の視線」
10秒(1R)に1回、補助動作で使用できる。
「射程/形状:2(30m)/起点指定」「抵抗/消滅」で対象1体の精神抵抗力と自身の「冒険者Lv+精神B」で比べ合いを行う。
勝った場合、対象に「石化進行」効果を与える。
※石化進行…敏捷・器用のどちらかがランダムで-6(累積)、どちらかの能力値が0を下回ると石化し行動不可になる。解除には神聖「リムーブ・カース」が必要。

「毒の血液」
近接攻撃で物理ダメージを受けるたびに、その対象に「1d6-2」点の「毒」属性魔法ダメージで反撃する。この反撃ダメージは出目に関わらず必ず「1」点以上になる。
(Lv6強化)ダメージが「1d6」点になる。
(Lv11強化)ダメージが「1d6+2」点になる。

【見た目】
ほぼ人間と変わらないが、片目が石化の邪眼になっており少し大きく特徴的。眼帯で隠せる。

【解説】
石化の邪眼を持つ上級蛮族「バジリスク」のウィークリング。
邪眼は正体バレのリスクがあるが毎ラウンド無償でデバフを狙えるのは非常に強力。反撃も被弾する度に発生するので多段攻撃のエネミーにはぶっ刺さる。
金属鎧と盾でガッチガチに固めて前衛でスリップダメージとデバフをバラまいたり、高めの知力で専業魔法使いをやったり、色々と幅広い運用ができる。

ミノタウロス

【技能別適性】
前衛適性…A(筋力〇、種族特徴)
後衛適性…B
物理職適性…A(筋力〇、種族特徴)
魔法職適性…B

【種族特徴】
「暗視」
同名のものに準ずる

「剛力」
「用法/2H」の武器で近接攻撃を行う場合、追加ダメージ+2
(Lv6強化)追加ダメージ+4に強化
(Lv11強化)追加ダメージ+6に強化

【見た目】
頭の左右に立派な角がある。また、短い尻尾がある。
人族としては比較的大柄。

【解説】
女大好きで男しかいない蛮族「ミノタウロス」のウィークリング。女性は母体として優遇されることがあるが、男性はひどい扱いを受ける。
筋力の高さと種族特徴から、主に2Hファイター・2Hフェンサーに高い適性がある。タンクよりも重い武器で強烈な一撃を叩き込むアタッカー寄りの運用がいいだろう。

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