【SW2.5】PCを作ってみよう!(じっくり作成編)

はじめに

最近「TRPGとっつきにくいっピ…」という人たちがラブクラ内で増えてきたということで、しばらく未経験者・初心者向けの記事を書いてみようと思う。記念すべき第1回記事はファンタジーTRPG「ソードワールド2.5」だ。
みんなの分身「プレイヤーズキャラクター(PC)」の作り方を実際にパンジャンがキャラメイクしながら書いていこうと思う。

過去記述したこっちも参考にしてくれるとより理解しやすいぞ。

レギュレーション

使用ルルブ→「Ⅰ」~「Ⅲ」
その他は初期作成に準ずる

用意するもの

・キャラクター保管所「ゆとシート」の新規作成画面
…「登録」→「ログイン」→「新規作成」

・6面ダイス2個もしくはダイスツール

実際の手順

(1)作成ルールの決定(Ⅰ P20~)

「かんたん作成」「じっくり作成」のうち、今回は「じっくり作成」を使用する。理由は単純で、「かんたん作成」だとチュウニペンギンが泣いて謝るくらい書くことがないからである。
まぁみんな自分の好きなキャラ作りたいだろうし、よほどのことがなければGMが協力してでも「じっくり作成」にしたほうが愛着湧くと思うよ、知らんけど。

(2)種族の決定(Ⅰ P65~)

PCの種族を決めよう。
今回パンジャンは王道の前衛「純ファイター」を作ることにしている。
純ファイターに必要なステータスは
・火力に直結する「筋力」
・命中に関わる「器用度」
・HPの高さに影響する「生命力」
の3点だ。

この3点が高い種族としては
・人間
・ドワーフ
・ナイトメア
・リカント
・リルドラケン
・ティエンス
が代表的だ。

今回パンジャンは万能種族「人間」を選んだ。
種族特徴でダイス事故に強く、安定感があるのがウリだ。

(3)生まれ表の決定(Ⅰ P65~)

種族が決まったら、生まれを決める。
種族説明の下に「生まれ表」が載っているので、その中から1つ選択する。
生まれで決まるのは
・初期所有技能
…書かれている技能を1レベル取得する。
・基礎能力値(心技体)
…ダイスと合わせて能力値になる。「技」は器用度・敏捷度、「体」は筋力・生命力、「心」は知力・精神力に足されるぞ。
・初期経験点
…初期所有技能と合わせて、3000点になるように経験点がもらえる。
の3つである。

パンジャンは純ファイターを作りたいので、「Ⅰ」の「傭兵」を選択。
「傭兵」の初期所有技能はファイターかグラップラーなので「ファイター」を1レベル取得する。
また、傭兵生まれの基礎能力値は「技」7・「体」10・「心」4なのでキャラシートのステータス欄に記入する。
最後に初期経験点を2000点追加して、生まれ表の処理は終了だ。

(4)能力値の決定(Ⅰ P72~)

種族ごとに決められた数のダイスを振り、心技体に足す。
さて、ここがキャラの性能を決める正念場だ。各能力値ごとに種族で決められた数のダイスを振り、その出目を先ほど決めた「心技体」に足していく。能力値の振り直しは原則3回であり、一番いい組み合わせを選択することになる。ダイスの女神様に祈ろう。

パンジャンが選んだ「人間」は、全能力に2d6が足される。
できれば筋力と生命力は高くしたいのだが…いざ!

1回目…器10 敏16 筋16 生16 知11 精12(3,9,6,6,7,8)
2回目…器19 敏15 筋15 生22 知14 精12(12,7,5,12,11,8)
3回目…器12 敏11 筋14 生20 知12 精9(5,4,4,10,8,5)

2回目一択だ。まさか器用度・生命力で6ゾロ引くとは…
筋力はパッとしないものの、これなら壁として十分戦える。

(5)技能の決定(Ⅰ P76~)

残った「初期経験点」を使って、初期所有技能のレベルを上げたり別の技能を取れる。
パンジャンのPCは後2000点の経験点がある。
まずはメイン戦闘技能の「ファイター」をレベル2にする。これで残る経験点は1000点だ。
次に、探索B技能から「レンジャー」を1レベル習得する。壁ファイター御用達の探索職だ。
余った500点でその他B技能から「エンハンサー」を1レベル習得する。習得練技は防護点上昇の「ビートルスキン」を選択した。

これで経験点を使い切ったため、技能の習得は終了だ。
もちろん初期経験点を500点残して、次回の成長に充てるという手もあるぞ。

(6)言語の習得(Ⅰ P77~)

PCが使う言語を決める。
まず、全てのPCは「交易共通語」の会話と読文を自動習得する。
パンジャンのPCは人間のため、任意の地方語1つの会話と読文も自動習得できる。
このPCの出身地はハーヴェスだから、「ブルライト地方語」にしておく。
ちなみに一部魔法使い系技能・バード・セージ習得者は更に言語が増えるぞ。

(7)戦闘特技の習得(Ⅰ P80~)

Lv1で取得する戦闘特技を決める。
「戦闘特技」とは、RPGでいうところのスキルである。
「常時特技」「宣言特技」「主動作特技」の3種類が存在する。
・「常時特技」→パッシブスキル。いつでも発動している。
・「宣言特技」→1ラウンドに1つしか使えない特技。攻撃や魔法の行使1回に適用するものと、1ラウンド間持続するものに分かれる。
・「主動作特技」→攻撃のかわりに行う特技。

非常に様々なものがあるのだが、Lv1の場合、後衛アタッカーは「ターゲッティング」、バッファーは「魔法拡大/数」がおすすめだ。
前衛はファイターなら「全力攻撃Ⅰ」、フェンサーなら「必殺攻撃Ⅰ」、グラップラーなら「両手利き」が良いだろう。魔法戦士なら「魔力撃」もアリだ。

パンジャンのPCは純ファイターであり、オフタンク寄りの動きをしたいため「全力攻撃Ⅰ」を習得した。

(8)アイテムの購入(Ⅰ P82~)

武器・防具・各種アイテムを購入する。
初期作成の所持金は1200Gしかないので最低限にすること。
最低限攻撃に必要なものと防具は買っておこう。一部の技能は重い鎧や金属鎧を着こむとペナルティがかかることがある。気を付けよう。

パンジャンのPCはHPと防護点で敵の攻撃を受けるビルドのため、防具は金属鎧の「スプリントアーマー」を選択。
武器はみんな大好き「ヘビーメイス」くんにした。武器種「メイス」はクリティカルしにくいが命中と威力が高く扱いやすい。「ソード」と並び初心者におすすめな武器になる。
この武器は片手持ち・両手持ち兼用の用法「1H両」の武器であるため、盾が持てる。
ということで「ラウンドシールド」で更に防護点を強化。「ビートルスキン」込みで防護点は8点あり、同レベルエネミーからの攻撃はまともに通らないだろう。

後は探索に便利な「冒険者セット」も購入。たいまつやロープも入っているため意外にも役に立つ。
残りのお金で「救命草」を5個購入。レンジャーを持っているPCなので戦闘後の回復役にもなれるだろう。

(9)プロフィールの決定(Ⅰ P52~)

名前・性別・年齢を決める。異種族の場合は成人年齢や寿命が違うので注意すること。

そしてお待ちかね、大惨j…経歴表の時間だ!
これがPCのバックストーリーとなる、はりきって振っていこう!
経歴表はまず先に1d6を振り、ABCどの表を使うか決める。その後2d6を振り、出目の欄に書いてあるのがPCの経歴だ。
経歴が決まったら2d6を振り、「冒険に出た理由」を1つ決定する。
この4つがPCの人物像だ。これを元に設定を考えよう。
経歴は3つほど決めるのがいいが、噛み合わない設定の場合は選ばなくてもいいし、使いたい経歴がある場合はダイスを振らずに選んでも大丈夫だ。

でも個人的にダイスを振った方が面白くなるのでおすすめ()

パンジャンも振ってみよう。

【経歴】
A-3-5 「許嫁がいる(いた)」
C-2-2 「同じ夢を何回も見ている」
A-1-5 「罪を犯したことがある」
【冒険に出た理由】
3-4 「親に反発して」

うーん…この組み合わせだと
・「許嫁が蛮族にさらわれる」
・「許嫁のことが忘れられなくてグレて出奔」
ルートかなぁ。なかなかに重い(ゲス顔)

完成!

実際にできたキャラシートがこちら。

だいたいの流れは分かっただろうか?
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