ファニング・カラテと二丁拳銃:ニンジャスレイヤーTRPG第2版ファンメイドプラグイン
初めに
この記事はニンジャスレイヤーTRPG第2版で使用出来る追加スキルを記載したファンメイドプラグインです。NMは自由にこの内容を追加することが出来ます。プレイヤーが使用したい場合は必ずNMの許可を取ってください。
なお、この記事に記載されているファニングカラテとトゥーハンドの歴史はクロイモリが考えたものであり、後々公式から出る情報と矛盾するかもしれません。しかし闇のニンジャ歴史には様々な側面があり、これはその一側面です。わかったか。
追加のタツジンスキル
◉◉タツジン：ファニング・カラテ
西部開拓時代のアウトローたちは銃とカラテで大陸を制した。生きるか死ぬか、一瞬の交錯の間で鍛えられたワザは瞬時に、大量の弾を相手に撃ち込むことに主眼を置いている。
また、正統派のカラテでは邪道とされる仕込み武器の使用も躊躇わない。コートの下に切り詰めたショットガンを忍ばせるものも多い。
前提：【ワザマエ】7以上、拳銃装備(二丁拳銃、テック銃器不可)
効果種別:銃器系タツジン
『種別：拳銃』の武器を1つだけ装備している場合、『連射+1』『マルチ可』『時間差可』を得る。スキルスロットに《◉ファニング・カラテ》を入れている場合、連射修正は+2となる。また、拳銃装備時のペナルティを無視し、以下の射撃スタイルとワザを得る：
『⚫︎射撃スタイル：強化ファニング』：【6,6,6】で『サツバツ！』が、【6,6,6,6】で『ナムアミダブツ！』が発生する。
加えて、《★◉銃弾のエンハンスメント》の効果を受けている場合、3以上の連射回数でもダメージエンハンスメントを受けられる。
『⚫︎射撃スタイル：クイックドロウ』：隣接状態の敵1体に射撃攻撃を行う。この際、『射撃難易度』と『回避難易度』はそれぞれ+1される。【6,6,6】で『サツバツ！』が、【6,6,6,6】で『ナムアミダブツ！』が発生する。
この射撃スタイルは例外的に『種別：散弾』の銃器でも使用することが出来る。
『⚫︎移動スタイル：ローリング』：遮蔽物から遮蔽物まで転がり渡りながら射撃を行う。直ちに『回避ダイス』１個を得る。この移動フェイズでは通常移動のみを行うことが出来るが、この際敵のいるマスを通過出来る。
◉◉タツジン：トゥーハンド
拳銃の火力を補うために編み出された二丁拳銃は、火器の進歩と習熟の難しさから段々と廃れていった。だが電子戦争以降、銃器の改良やサイバネティクスによる反動を受け止める肉体の完成、そして入り組んだストリートでの戦闘が主流になったことで、小型火器二丁を用いた多角的な戦闘技術が磨かれていった。
前提：【ワザマエ】7以上、二丁拳銃装備（テック銃器可）
効果種別：銃器系タツジン
このキャラは、基本射撃難易度がHARD以上の二丁拳銃について、その基本射撃難易度を一段階引き下げる。これらの銃器は隣接している敵にも射撃可能となる。また、二丁拳銃装備時のペナルティを無視する。加えて、以下の射撃スタイルとワザを獲得する：
『●射撃スタイル：牽制射撃』：装備している銃器で射撃攻撃を行う。『痛打なし』、『サツバツ発生なし』。ダメージが与えられたかに関わらず、攻撃を受けた敵は次の出番まで『崩れ状態』となる。
『●射撃スタイル：跳弾曲射』：『射撃難易度+1』で射撃攻撃を行う。この射撃は射線を無視し、室内にいるすべての敵を攻撃出来る。ワザ/ヒサツ・ワザ派生不可。
【6,6,6】回避難易度がHARDになる。
『●ワザ：リバーサルショット』：このキャラは『リーチ+X』の効果を持つ近接攻撃に対して特殊な『カウンターカラテ』を行うことが出来る。この『カウンターカラテ』は銃器による射撃攻撃と見做し、他のいかなるカウンターカラテ強化と組み合わせることが出来ない。
『⚫︎肉の壁』:手番『終了フェイズ』に使用し、このキャラが手番『攻撃フェイズ』で倒した隣接状態の敵1体を指定する。次の手番まで指定した敵を『運搬』しているものと見做し、その間あらゆる攻撃に対する『ダメージ軽減1』を得る。その敵の種別が『重サイバネ』なら『ダメージ軽減2』を、『戦闘機械』なら『ダメージ軽減2』と『⚫︎即死耐性』を得られる。
追加の銃器系スキル
以下のスキルは銃器を使用した射撃攻撃にのみ使用することが出来る。
◉制圧射撃
多数の銃弾をばら撒き、敵を殺傷するより足止めを目的として攻撃する。
効果種別：射撃スタイル
以下の射撃スタイルは『フルバーストユニット』を装備した銃器か、自動火器のみで使用することが出来る：
『⚫︎射撃スタイル：制圧射撃』：射線の通った敵1体、または1マスを中心とした3×3マスに射撃攻撃を行う(射撃難易度HARD、ダメージ1、回避難易度HARD)。加えて、このキャラの次の手番が回ってくるまで攻撃を行った3×3マスは『移動困難な地形』となる。
この射撃に使用した銃器は『リチャージ1』を受ける。
◉ベルリンカー
敢えて防具を攻撃することによって大きな衝撃を与え、脳震盪を引き起こさせたり、単純に体勢を崩させる。
前提：【ワザマエ】5以上
効果種別：射撃スタイル
『⚫︎射撃スタイル：ベルリンカー』：この射撃スタイルを組み合わせた射撃攻撃のダメージは本来よりも1低くなる。これによりダメージが0以下になった場合、効果はなくなる。
この射撃攻撃でダメージを受けた敵は、次の手番『開始フェイズ』まで『崩れ状態』となる。
◉◉バラージ
ニンジャはただ闇雲に弾をばら撒くのではない。反射神経と回避予測、そして第六感を用いて敵が動く場所に弾を配置するのだ。
前提：【ニューロン】10以上+【ワザマエ】10以上
効果種別：射撃スタイル
コスト：精神力1+回避ダイス2
制限：『連射』2以上の銃器装備時のみ
条件を満たした時、《◉トリガーハッピー》を《◉◉バラージ》にアップグレードさせてもよい。
『⚫︎射撃スタイル：バラージ』：この攻撃フェイズに行う銃器を用いた射撃攻撃は『連射+1』『時間差可』『マルチ不可』『バースト3×3』を得る。
精神力を追加で1支払うことで、これは『連射+2』『時間差可』『マルチ不可』『バースト5x5』に強化される。
2ターン連続使用不可。
◉ヒサツ・ワザ：シルバーバレット
カラテを帯びた銃弾は限界を超えて加速する。標的の目が最後に見るのは、白銀の軌跡ただそれだけである。
前提：【ワザマエ】10以上+銃器系タツジンスキル
コスト：精神力1 または 回避ダイス2
効果種別：ヒサツ・ワザ
このニンジャが銃器による射撃攻撃で『ナムアミダブツ！』を発生させた場合、その効果を直ちに『シルバーバレット』に置き換えてもよい。
『●ヒサツ・ワザ：シルバーバレット】：『痛打+1d3』を与える（『回避：UH』）。付属効果として『弾き飛ばし』を与える（弾き飛ばすマスは最終ダメージに等しい）。
◉ヒサツ・ワザ：ピンホールショット
卓越したワザマエと研ぎ澄まされたニューロンを合わせ、最初に撃ち込んだポイントとまったく同じ場所に当てることで装甲を砕き敵を殺す。
前提：【ニューロン】10以上＋銃器系タツジンスキル
コスト：精神力1 または 回避ダイス2
効果種別：ヒサツ・ワザ
このニンジャが銃器による射撃攻撃で『ナムアミダブツ！』を発生させた場合、その効果を直ちに『ピンホールショット』に置き換えてもよい。
『●ヒサツ・ワザ：ピンホールショット】：『痛打+1』と『装甲貫通d3』を与える（『回避：UH』）。すでに『装甲貫通』を持つ場合、『装甲貫通2d3』となる。
◉銃との合一
前提：【ワザマエ】14以上
効果種別：最上位系
制限：テック銃器不可
このニンジャが行う銃器を用いた射撃はすべて『無属性ダメージエンハンスメント+1』を得る。加えて、装備スロットを消費せず弾薬を装備することが出来るようになる。
また、このスキルの影響を受けた射撃はジツやスリケンと同様にアトモスフィアの影響を受ける。
◉死のサンタナ
前提：【ワザマエ】14以上
効果種別：最上位系
制限：連射1の重火器不可
このニンジャが行う銃器を用いた射撃攻撃では、【6,6,6】で『サツバツ！』が、【6,6,6,6】で『ナムアミダブツ！』が発生する。すでに『サツバツ！』『ナムアミダブツ！』が発生するような射撃スタイルでは、【6,6,5+】で『サツバツ！』が、【6,6,6,5+】で『ナムアミダブツ！』が発生する（1d3+1で効果を決定するような特殊なサツバツには適用されない）。
更新履歴
20230802 文言の修正、調整
20230516 公開
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