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雑談第三回「ホルストの『木星』がめっちゃええ曲...」

こんにちは、くろはです。

今回はですね、ホルスト作曲の『木星』という曲がめっちゃ好きっていう話をしたいと思います。
好きすぎて関西訛りが出るほど好きです笑

まずこの『木星』という曲がどういった曲なのかを軽く書いていきたいと思います。

『木星』とは、正式名称を『木星、快楽をもたらす者』(原題:Jupiter, the Bringer of Jollity)と言います。
この曲はイギリスの作曲家であるグスターヴ・ホルストが1914年~1916年頃に作曲した組曲『惑星(The Planets)』の中の4番目の曲です。

この『惑星』という組曲は、神秘的なものが好きであったホルストが占星術からインスピレーションを受けて作曲したといわれています。
その為地球が含まれておらず、当時は冥王星も発見されていなかった為含まれていません。

そしてこの『木星』はこの組曲の中で1番有名な曲で、特に中間のフレーズがエルガー作曲の威風堂々第1番と並ぶほど非常に有名なフレーズとなってます。

日本でも平原綾香の『Jupiter』という曲にこのフレーズが使われ、人気を博しました。この曲の方は知っているという人も多いかもしれませんね。

ちなみにイギリスではこのフレーズに歌詞を付け、愛国歌として歌われており、威風堂々と共にとても愛されています。


それで、なぜ自分がこの曲がすごく好きなのかというと…

全編通して聴いた時の儚くも力強く、活気を感じる曲の雰囲気がすごく好き。

だからです。

元々中間のフレーズは知っていたので、自分の中での『木星』は「すごくゆったりした儚い曲」というイメージだったんですよね。
そんな中最近クラシックをテーマにしたソシャゲが出たんですけど、それが切っ掛けでクラシックに興味を持つようになりまして「まぁまずは知ってる曲から」ってことで何気なく『木星』を聴いたんですが…

度肝抜かれました。
ほんとに。

まず出だしにストリングスか重なっていきながら演奏される所が有るんですけど、そこがすごくかっこいいんです。
三連のフレーズがずっと続くんですけど、それが曲の幕開けを強く感じさせるんですよね。なんかこう、暗闇の中に一筋の光が走る感じがしました。

そして次にメインの部分に入っていくのですが、そこも力強さを感じられるフレーズながも緩急が付いていたりしていて、まるで勇み足で冒険をしている、そんな風な情景が浮かぶ様で好きですね。

そして中間部分。
前の部分を聴いた流れで聞くとまたイメージが変わります。
強さの中にある儚さや包み込まれる様な優しさを感じる穏やかなメロディーでこの部分が幅広く愛される理由がわかりますね。

そしてまた力強いメロディーに戻っていくと…

まさに『快楽をもたらす者』という副題に恥じない
活気に満ち溢れた曲となっています。その中にも優しさや儚さも含まれていたりして、そんなギャップがすごくいい曲だなって思います。

この『木星』は色々な年代にレコーディングされているのですが、個人的には1981年にヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリンフィルハーモニーによって演奏されたものが一番好きです。
またこの曲が入っている『惑星』の他の曲も後のSF映画のBGMなどに多大な影響を与えた曲が多く名曲ばかりですので、ぜひ気になった方は聴いてみてください!


長くなりましたが今回はこの辺でお暇させていただきます。
ご閲覧いただきありがとうございました。






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