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【ビルディバイド】9弾環境 赤白劉備【わしを殺せるものがあるか】

 ↑まあまあいるぞ!


 お世話になっております。くろんげです。

 さてさて9弾発売記念記事、脅威の3本目でございます。自分でもここまで書くことになるなんて流石に驚きだよォ!!!!!

 ……実際のところ、「パルハドーラはデッキ案あるし2本書こうかなー」までは想定内だったんですが、急遽回した劉備が想像以上に楽しかったのがいけなかった……!




はじめに

 本note記事では《大言壮語の夢想家 劉備》メインとした赤白デッキの構築および簡単なプレイ方針について記述しております。

 同時に公開しているパルハドーラの記事2本と同じく、投げ銭方式とさせていただきます。
 なお本文については全文無料であり、有料部分の追記も追記予定もありませんので、よろしくお願いします。

 あと筆者、実は三国志についてネットミーム以外は全然詳しくないので、先んじて謝罪しておきます。


 同時公開しているパルハドーラの記事は以下になりますので、興味がありましたらぜひご拝読いただけると幸いです。




構築

デッキコード:fCHiL4ITS9

 デッキ枚数は40枚です。

★★★デッキ総評

 「バトルで先に相手にダメージを与える」キーワード能力であるブリッツを参照して、パワーとヒット数の増加を付与して豪快に点を取るデッキです。
 強力なパワーアップの代償に、効果を受けたユニットが破壊されると自分のライフを1点ロスすることになります。

 また打点数の派手さに対して、相手のデッキカラー次第(特に黒混じり相手)ではライフに行かずにユニット処理をする勝負勘も必要になります。

 今回の構築は手札の薄さを前提として大型カードを叩きつける構築にしましたが、それでも打点の上がり方がすごいのでワンチャンが通るとそのまま押し込んで勝てるデッキになっています。怖すぎて相手したくない

 ちなみにブリッツ持ち自体は青の方が多いので、青も足して3色も全然あると思います。構築は難しくなりますが、手札補充カードが増えたり細かいダメージも飛ばせる点がブリッツと噛み合っています。


★★テリトリー・エース

■誓いの桃園(テリトリー)

我ら出たターンは違えどキルターンは同じ

 《劉備》のテリトリーです。
 起動効果で、ブリッツを持つユニットにターン中「パワープラス5000」「5c以上ならヒットプラス1」「破壊された時、自分のライフを1点墓地に置く」を付与します。

 これらの効果付与対象がブリッツ前提のため、相手のユニットとバトルする際はブリッツのお陰で大体一方的に破壊することができます。
 それだけでなくヒットも上昇しており、そのままライフで受けるには怖い点数がアタックしてくるため、実質的なブロック強要に近い状態になります。

 デメリット効果については「破壊された時」のため、破壊以外の除去ではデメリットが発生せず、《痛み分け》《落日の帰還》のセルフバウンス、《不可侵の穴蔵》のエナジーへ一時退避、《未知を求めて》などのコストでリムーブすることでデメリットを回避することができます。

 余談ですが、《劉備》《関羽》《張飛》が揃って適切な順番で殴ると合計11点出るので、バスターもショットも無ければ綺麗に相手が死ぬ点数です。《天狼演舞》と《焼灸の門》は知らん


■大言壮語の夢想家 劉備 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】このデッキのエースのため。また複数枚並べてアタックすると、その分ヒットも追加で増加していくため。

なんか5コア戻しながら急に出てくる奴

 本デッキのエースです。
 ブリッツと、ヒット2以上の状態でアタックした時に5c以上のブリッツユニット全てに更にヒットプラス1する効果を持ちます。

 このカードの恐ろしい所はヒット上昇効果が自身にも影響するため、《桃園》を起動して条件を満たせば自身もヒット3になり、更に横に同名が並んでいればそちらもヒットが上昇し……と、どんどんヒットが大きくなっていきます。

 上記以外に特筆する部分はありませんが、自身がヒット上昇効果を持つので大きなライフダメージを与えられ、また他のユニットのヒット数をサポートできるため4枚採用です。

 強いて言うならパワーが5000のため、《桃園》の起動前に《不意の衝撃》で破壊されやすい点でしょうか。盤面が減るのは残念ですが、デメリットが発生しない点はポジティブな要素です。



★★バスター

■白影疾走 趙雲 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】序盤のバトル要員、開放後は手札補充ができるのでゲーム中いつでも使いやすいブリッツユニットのため。

序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ

 ブリッツと、開放後の登場時にデッキトップがユニットなら回収する手札補充効果持ちのユニットです。

 基礎パワーが4000と標準値のため序盤のバトル要員、ブリッツ持ちなので《桃園》の効果でパワー上昇可能、更に登場時の回収効果から、ゲーム終盤まで常に役割を持つカードとなっているため4枚採用です。
 シンプルな効果と扱いやすさで、これ以上書くことはありません。


■奔放なる山猫 アグリ 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】開放後に基礎パワーが10000になるので、ダメージなどで破壊されにくくなるブリッツユニットのため。それ以外に効果を持たないため2枚。

アグリ採用はアグリーです

 ブリッツを持ち、開放していればパワー10000になるユニットです。
 逆にこれ以外の情報がないのですが、パワー10000のブリッツはバトルで取るには少々難儀する数値であり、ダメージ効果で取るにも振りの大きい効果が必要になるため、地味な場持ちの良さを期待した採用です。

 また開放されていなくとも7000のブリッツ持ちであり、パワー上昇以外に効果を持たないため、開放事故の時に使用しても精神的な損が少ないカードです。
 準バニラのようなカードですので、2枚採用です。


■大喝一声 張飛 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】条件達成している場合、相手のユニットを破壊せず無力化できるため。ただ無力化できるのは1ターンだけなので、可能な限り毎ターン効果を使用したいため。

なんか相手より数が少なかったら2回攻撃できそうな奴

 ブリッツを持ち、ヒットが3以上の状態でアタックすれば相手ユニット1体をスタンドできなくする効果を持つユニットです。

 《桃園》と合わせることで条件は容易に達成でき、2体並んだ盤面でも1体をバトルで破壊し、もう1体を盤面に縛り続ける動きができます。
 ただしやっていることは直接的な除去ではなく、毎ターン効果の掛け直しができなければ問題を先送りにしているだけになります。
 ですがこのデッキにおいては1体だけでも高打点が出せるため、相手が対処に手間取っている間に勝つ場合もあります。

 実質的な相手ユニット処理カードのため4枚採用です。


■美髪公主 関羽 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】条件達成している場合、ライフを1点回復できる効果のため。テリトリー効果によるライフロスをカバーできるものの、基礎パワーが6500と低いため2枚。

なんか「げえっ」って言われてる奴

 ブリッツを持ち、ヒットが3以上の状態でアタックすれば1点回復できるユニットです。

 ライフ回復はお互い殴り合いになりやすいこのデッキでは非常にありがたく、なおかつ《桃園》のデメリットを軽減できる作用もあります。

 ただし素のパワーが低く、《桃園》の効果起動前や相手ターンに破壊されやすいため2枚採用です。



★★ショット

■獣爪の赤頭巾 ペローナ 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】手札補充手段が少ないため。また相手ターン中にユニットへの殴り返しを防御したいため。

重火器も持ちそう

 デッキトップがユニットなら回収する手札補充効果を持つショットユニットです。
 手札補充手段が少ないこの構築において、盤面にユニットが出ながら手札が増えるのが弱い訳ないので4枚採用です。

 ただ6cで手出しするには非常に厳しく、他のユニットを優先したいので基本的にはトリガーしてくれる方が嬉しいため、素引きしたカードはよっぽどのことがない限りエナジーに置かれるかと思います。
 既にユニットがいる場合などは、ブロッカーとして盤面に追加することもあります。


■虚を突く一手 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】ゲーム全体の防御や、殴り返しのためにレストさせておきたいため。またドロー効果も付随しているため。

!ああっと!

 ユニット1体をレストしながら1ドローするショットです。
 赤ショットをずっと支える1枚です。

 レストのため完全な除去とはなりませんが、相手ターン中のバトル回避のみならず、殴り返し先《張飛》の効果対象先を作ることができます。
 また1ドローが付随しているのもありがたいため4枚採用です。


■父娘問答 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】相手のユニットを処理するショットが必要だったため。またレッドゾーンなら対象ユニットが全体になるため。ただし条件を満たしていない場合無意味になるため2枚。他のショットに入れ替えも考えられる。

まだ頭だけになる前のお父様へ

 スタンドしているユニットをエナジー送りにするショットです。
 レッドゾーンならスタンドユニット全てになるため、横並びに対しても有効です。
 ただしトリガーした際にスタンドユニットがおらず除去先がいない場合や、そもそもエナジー送りしたくないパターンもあるため2枚採用です。

 一応横並びの処理枠として採用していますが、《趙雲》《ペローナ》《乙女の目覚め》の存在から、他のショットユニット(特にブリッツ持ちの各種ショットユニット)でもいいと思います。

 なお、ブライトのショット故に、ユニットをエナジーに置く場合に「レストして」の一文が無いため、スタンド状態でエナジーに置かれる点には注意が必要です。


■看破の才子 徐庶 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】顔採用

その血の運命(さだめ)

 レストすると、ブリッツ持ちにパワープラス3000するショットユニットです。

 有り体に言うと顔採用、と言うか眼鏡採用です。趣味です。次の孔明も眼鏡掛けてるしこのデッキに終わりにされてしまうわ俺が。
 もちろん単純にイラストだけで採用しているわけではなく、レストすれば自由なタイミングでパワー上昇ができるため、盤面次第では非常に厄介なカードであり、除去の受け先として選ばれやすくなります。

 ですがパワー上昇には横にブリッツ持ちが必要であり、単体完結していないため2枚採用です。実はブリッツ持ちであれば自身のパワー上昇も可能なので、《大渓谷》や《お前のドリル》に採用するチャンスもあるのではないでしょうか。と言うかチャンあれ。いや流石にキツいか。



★★非トリガー

■烈火の逆鱗 バドラトス 採用枚数:3枚
【簡単な採用理由】デッキ的に除去を構えられがちになるため、それらを受けずに攻めるカードが必要だったため。ただしテリトリーとシナジーしているわけではないため3枚。

バドラトス in the Peach Garden

 「赤混じりのデッキで除去されるなら、除去られないカードを出せばいいじゃない」ということで、いつもの竜人王をお呼びしました。

 違うデッキのエースですが、永続効果として「トリガー以外のカードの対象にならない」効果を持つので、自ターン中にクイックによる除去を受け付けないため非常に強力です。
 コマンドで除去するために何も出さずにターンを渡してきた場合に非常に強く、そのままライフに攻めることができます。

 6cながら素のパワーが6500と若干低いですが、ブリッツ補助のために投入しているパワー上昇コマンドのおかげでバトルも返り討ちがしやすく、数ターン居座るための補助がしやすい構築となっています。

 グッドスタッフ的な採用であり、《桃園》とシナジーが発生しないカードのため3枚採用です。


■掩護の熊猫 レパンダ 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】序盤に埋めざるを得なかったバスターユニットを回収して再利用するため。ただし効果としてはただの手札入れ替えのため2枚。

多分近くの竹林に住んでる奴

 登場時にエナジーと手札のカードを1枚入れ替えるユニットです。

 手札補充手段が限られており、採用カードとして中盤以降に使いたいカードが多いため、序盤にエナジーに埋めざるを得なかったカードを回収するためのカードとなっております。
 ただやってることは手札入れ替え、かつ必要なカードを回収するために一度登場させる必要があるので2枚採用です。
 ですが「このカードが採用されている」ことでエナジーに置く思考を減らせる点でも重要なカードですので、好みで増やしてもいいでしょう。


■魂の価値 採用枚数:4枚
【簡単な採用理由】相手ターンにパワー上昇させることでバトル相手を一方的に破壊するため。墓地リムーブは各種墓地利用および《令嬢イシュタルテ》などの蘇生ユニットを処理するため。

君の目の価値は

 パワー上昇効果と、墓地メタ効果を持つカードです。
 採用枚数と理由は概ね同時公開したパルハドーラ記事と同じですので、以下引用とします。

 墓地メタ効果は対象カードをリムーブするため、《ブルーム》の蘇生対象、《令嬢イシュタルテ》(黒単色の方)《マルガレータ》などの自己蘇生ユニット、ミラーにおける《浄土》の蘇生、《邪悪な取引》などの墓地回収(※1)を妨害することができます。
 また墓地にあるプレイ前のレガシーコマンド(※2)もリムーブできるため、相手の墓地次第では相手メインフェイズ突入前に先んじてリムーブしておくのも良いでしょう。
(※1.《邪悪な取引》で2枚のうち1枚がリムーブされても、可能な限り解決するためリムーブされなかった方は普通に回収されます)
(※2.レガシーコマンドはレガシーコストで使用した瞬間にリムーブされるため、プレイに対してリムーブすることはできません)

 パワー上昇効果はオマケに近いですが、プラス3000は存外馬鹿にならない数値であり、腐りにくいカードのため4枚採用です。

パルハドーラ 準白単記事より

 上記引用より採用理由が違う点があるとすれば、パワー上昇効果があちらより重要度が上がっている点でしょうか。
 ブリッツユニットのパワーを上昇させることで、一方的に返り討ちにすることができますので複数体のアタックで無理矢理取られる事もなくなります。


■乙女の目覚め 採用枚数:2枚
【簡単な採用理由】パワー上昇効果に加えて手札補充効果も持つため。ただしユニットを出した後にエナジーが2c起きているタイミングが少ないと感じたため2枚。

夢見る乙女じゃいられない

 パワープラス5000と、デッキトップがユニットなら回収する手札補充効果を持つカードです。
 かなり破格のカードですので、本来なら《魂の価値》より優先して採用すべきところですが、手札が少ないため大体エナジーが7で止まってしまい、6cユニットを出すと1cしか浮かないため、タイミングの遅さから2枚採用としています。

 デッキ枚数を増やした上で4枚採用したいところですが、コマンド比率を上げすぎると逆に回収対象が減るジレンマがある点も難しいところです。


■語り継ぐ者 スカルド 採用枚数:1枚
【簡単な採用理由】回収カードの量から、5枚目以降の開放札が必要だったため。ただしこのカードで開放した場合は弱いため1枚。

青白と赤黒の4c観測者も待ってるぜ!

 赤白の観測者です。
 ショットユニットを採用している都合上、エナジーが単色になる事故をなるべく回避したいので2色観測者を採用しました。
 このカードか、同色で3cの《アウリス》かは迷われるところです。
 序盤が弱いので《アウリス》でもいいですし、色事故を気にしないのであれば3c4000の単色観測者でも問題は無いと思います。4cである事に拘る場合は、パワーと色の関係からこのカード一択です。




プレイ

★序盤(3t目まで)

 本構築では序盤に動けるカードが《趙雲》しか無く、またコマンドも《虚を突く一手》以外はパワー上昇コマンドになりますので、《趙雲》が出せていない場合はしばらくライフで受けることになります。
 これらの序盤をいなすカードや、構えて除去するカードが少ないため、可能な限り最速開放したいところです。

 開放ターンは、相手のデッキ次第ですが無理に《劉備》で攻めず、次ターンに他の6cブリッツユニットを足してから攻め上がるのも一考の余地ありです。

★中盤~終盤(4t目以降)

 《張飛》《関羽》《アグリ》の6cブリッツユニットで盤面やライフをとりつつ攻め上がります。
 デッキによってはユニットが破壊されずに盤面に残る方が嫌なパターンもあるため、《張飛》の使いどころが重要です。

 また、相手がエナジー全スタンドの状態でターンを返して、《桃園》の効果起動後にコマンドで破壊してライフロスを狙われる場合もあります。
 その場合は《バドラトス》を着地させて2点を取りに行くとよいでしょう。パワーが6500なのが不安ですが、対象に取られない上にパワー上昇コマンドも多いため、変にショットを踏まない限りは居座りやすいはずです。

 この構築では手札補充手段が薄いため、エナジーは基本的に6で動きつつ、手札に余裕ができれば7にしておくといい感じになります。




終わりに

 豪華3本立ても、これで最後になります。

 本記事は楽しさ優先で書き上げてしまったところもあり、構築としてまだまだしっかり練られたものではありません。
 そのため採用カード群の中でも「別のカードでもいい」の記述が散見されたかと思います。

 ですが、久しぶりにスターターで遊びやすいデッキが来た上に、《張飛》自体もそんなに高くない(※)ので、ニコイチ+《張飛》+9弾のR以下だけでも結構いい感じに戦えそうではあります。
(※筆者周辺環境より。大体シングルで180~400くらい)

 また10弾でも強化が確定している上に、なんか孔明って呼ばれてたカードが眼鏡っ娘なので筆者の財布は終わりです次もこれ!!!!

 環境も三国志並の群雄割拠となってまいりましたので、各々が信じるもののために頑張っていきましょう。


 ここまでご拝読頂き、ありがとうございました。


(※以下有料部分ですが、追記および追記予定はありません)

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