2024年上半期よく聴いたアルバム、EPなど
How are you getting along?
タローコジマ
タローコジマさんは2021年6月の下北沢440でライブを観たのが最初で、保育士やベビーシッターをされながら、ご自身のペースで活動される様、アラスカ旅行の様子など、楽しく拝見してる。今年3月配信リリースした初めてのEP は、かねてよりの制作助っ人であるKhamaiLeonのbejaさんに加え、工藤誠也さん、高良真剣さん、寺久保伶矢さんなど錚々たるゲストプレイヤーを向かえ、聴き応えありありの音源集に。(どんどんオファーしちゃう、心身共にフットワーク軽いところとか、ホント尊敬してます。)
その新緑の息吹を感じさせるような楽曲の数々が休日の昼の散歩にぴったりで、春の訪れのシーズン、ずっと聴いてた。
摩耗した季節
望月起市
1st.EP「正しく忘れる」に続く2nd. EP。
M1、M7以外は、昨年4月以降ライブで、またシングルやデモで、少しずつ披露してくれてた楽曲で、どれも1st.に漂う爽やかで牧歌的な感じとはまた違った一面、暗さや闇や悲哀や激しさのようなものをみせてくれてる気がして、そのお陰で私はすっかり頭まで沼にハマってしまうことになる。
表題曲M7「摩耗した季節」はちょうど花曇りの日にガチはまりして(またさぁ、高橋直希氏のドラムが神ってるんだな)、「あなたはもう一度 曖昧に傷ついて 誰にも気づかれないように 泣いていたんだね」という歌詞もブッ刺さり過ぎて、延々リピートしながら、桜並木を彷徨っていた。6月1日渋谷Spotify O-nest でのワンマンも、とても素敵だった。
最低な夜に僕たちは
イノサイド
市川空さんがメンバーということでチェックしたら、めちゃくちゃ良くて、昨年夏あたりからハマってるイノサイドの待望の1st.フルアルバム。「Fancy Girl」や「難解ね」のポップ感、「夜熱」や「Sign」のロック感、幅広いジャンルをめちゃめちゃキャッチ―に昇華させている手腕に大拍手。女性ボーカルのストライクゾーンが激狭な私の耳に刺さりまくる、はるちゃんの歌声。もっともっとみんなに聴かれてほしいな。ライブもヤバいので是非観てください。(精力的にほぼ毎月活動されてます)
AVEANTIN
BREIMEN
メジャーデビュー、1st.アルバムおめでとうございます!コロナ始まる少し前辺りから気になり出して、コロナ禍も、いろいろ楽しい配信で楽しませてくれたBREIMEN 。彼らの真骨頂はライブだし、特に曲の繋ぎかたとかが本当にヤバいけれど、音源も緻密に練られてる上に柔軟で自由な仕掛けが沢山で。本作は、M4「ラブコメディー」、M8「寿限無」あたりが大好き。あとFCに入ってるんだけど、先日誕生日に届いたメッセージが(ネタバレ防止で詳細書けませんが)届きかたとか内容とか彼ららしくてホントに嬉しかったですね。
IHATOV
Khamai Leon
私とKhamai Leon の出会いは二万字になるので略。でも二年前に「hymn」リリースの時は、まずアポロサウンズから、ということにヲタク沸きし、サブスク配信開始日は何故か深夜の台所で「the ray of youth」と「坩堝」を延々と繰り返し聴いていた記憶がある。
二年ぶりの音源集はフルアルバム。先行曲の並びからの「ほならね」を聴いてから、これは只事では無い感が強まり、それ以降の曲の展開が、特に素晴らしい。それぞれ思い浮かんだリファレンス先にニヤニヤしながら、繰り返し聴いてます。平日で、本来は行けないはずの7月5日リリパ東京公演のチケットも、いつの間にか取ってしまった。本来フルート奏者なのに、ラップ・朗読を始めたのが2~3年前、本作ではがっつり歌いだし、ギターも抱え、ここ最近のステージ上での振る舞い。フロントマン尾崎の血のにじむような努力には、敬意を表したい。本当に偉い。
pothos
雪国
去年後半くらいから、TLに目にするようになった雪国。去年8月にシングルで出てた「海を忘れて」がよくてSpotifyでフォローしてたので、本作リリース時に聴いてみたら、まためちゃめちゃよい。M4「二つの朝」M6「ステラ」が大好きだし、M12「火に行く彼女」からのM13「帰り道」は、泣いちゃう。
Experiment Jazz
Gaku Kano
おまけっぽく駆け込みになっちゃうけど、叶雅久さんのアルバムが素晴らしいので。ドラマーとしての認識しかなかったので、インストなのかなーと思って聴き始めたら、甘くスムースな英詞ボーカルが素敵に響いていてびっくり。苗代尚寛さんをゲストに向かえたM7 M8が特に好き。
以上、駆け足で拙い文章での振り返りでした。
後半も素敵な音楽に巡り会えますように。
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