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スキルマトリックス

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取締役の構成を示すスキルマトリックスの開示が日本企業に広まっています。このマガジンでは日本企業の現状と改善点を紹介していきます。
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#コーポレートガバナンス

「問題ない」だけでは不十分

コーポレートガバナンス・コード改訂の議論は大詰めを迎えています。取締役会のあるべき姿につ…

取締役のスキルを一般公開 「マトリックス」の課題は実効性

私が日本語で紹介した最初の日本人かもしれないスキルマトリックスについて、記事にしていただ…

2020年スキルマトリックス(2):要求スキルの理由付けに改善の余地

本シリーズの投稿はこちらのマガジンでご覧になれますので、よろしければこちらのフォローもよ…

2020年スキルマトリックス(1):公表企業数は約50社に

昨年に続き、今年も日本経済新聞に私のスキルマトリックス分析の一部を取り上げていただきまし…

素材・化学メーカーの取締役に求められるスキルとは

今回から数回はスキルマトリックスで取締役に求められる素養を業種別に取り上げていきたいと思…

社内昇格取締役も含んだ開示が必要

2017年に主要な日本企業でスキルマトリックスの開示が始まってから、質・量ともに充実してきて…

「同質集団」からの変身を促すスキルマトリックス

本記事のような企業の状況に業を煮やしたのか、今月施行のコーポレートガバナンス・コード改訂版では「取締役会は、(...)ジェンダーや国際性を含む多様性と適正規模を両立させる形で構成されるべき」との文言が盛り込まれました。以前より規定されていた「知識・経験・能力を全体としてバランス良く備え」の部分を含め、取締役会人選の正当性や網羅性についての企業の説明にはまだまだ工夫の余地があると感じています。 北米では取締役会がその企業に必要な素養・経験を網羅していることを投資家に示すツール