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東京23区発祥の地めぐり

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徳川家康の入府以来、日本の政治・経済、そして文化・芸能の中心都市として発展し続けてきた江戸・東京には、様々な物事の始まりの地があります。学校・企業・産業・芸術・風俗など、数多くの…
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2020年5月の記事一覧

「専修大学発祥の地」

福沢諭吉の援助で創立した専修大学★ジャンル【学校】 ★場所 中央区銀座3−14−13 ★最寄駅 東京メトロ日比谷線、都営浅草線東銀座駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「専修大学は明治13年9月16日ここ東京市京橋区木挽町2丁目14番地に経済及び法律の専修学校として発足したことに始まる。創立者は相馬永胤、田尻稲次郎、目賀田種太郎、駒井重格の諸先達で建学の精神は社会に対する報恩奉仕であり質実剛健、誠実力行は学風である。」 ★解説  マガジンハウス社の向かいのビル隅に

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「電機学校発祥の地」(東京電機大学創立地、中央大学創立地)

流転の校地、実はアキバの源流★ジャンル【学校】 ★場所 千代田区神田錦町2-2 ★最寄駅 J東京メトロ丸の内淡路町駅、都営新宿線小川町駅 これまでの東京23区発祥の地一覧 ★碑文 「1907年9月11日 電機学校この地に設立さる 幾多の有為なる人材を世に送り その使命を今 東京電機大に託す」 隣接して建つ「東京電機大学」の碑文 「1949年4月開学 建学の精神『実学尊重』 教育・研究理念『技術は人なり』のもと 学園創立100周年を経 さらなる発展を目指し2012年4月 東

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「自動電話交換発祥之地」

不要になった発祥の地、今は貸しオフィスに★ジャンル【産業】 ★場所 中央区銀座1−26−1 ★最寄駅 都営浅草線宝町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「我が国における自動電話交換方式の発祥は大正15年1月20日、旧京橋電話局の交換業務開始による。自動電話交換開始50年に当り京橋電話局跡であるこの地に、記念碑を造り昭和50年1月20日除幕した。記念碑は当時の自動電話交換機の回路図の一部を図案化したものであり、銘板は米澤滋博士の筆による ものである。」 ★解説  首

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「商法講習所」「一橋大学発祥の地」

「鯛味噌屋の二階で開校」は本当だったのか★ジャンル【学校】 ★場所 中央区銀座6-10 ★最寄駅 東京メトロ銀座線銀座駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治八年(一八七五年)この地に商法講習所を開設す これ現在の一橋大学の発端なり」 ★解説  銀座6丁目、GINZA SIX前の歩道上にあります。建物側に「商法講習所」、車道側に「一橋大学発祥の地」と刻んであります。  商法講習所は1875年(明治8年)9月に、中央通りに面してできたばかりの煉瓦街建物の2階仮校舎

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最初の鉄筋コンクリート造りの事務所建築

異彩の経営者がなんと独学で建てた建物 ★ジャンル【産業】 ★場所 中央区銀座6−9−2 ★最寄駅 東京メトロ銀座線銀座駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「旧黒澤商店ビルは設計・工事監督ともに黒澤貞次郎(1875ー1953)によってなされ 1909年から三期に分けて工事が行われ1912年に完成した これはわが国最初の鉄筋コンクリート造りの事務所建築とされている 基礎と構造体の補強には当時の通称外濠線電車のレール等が使用された」 ★解説  銀座5丁目交差点角、GI

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「社会を明るくする運動発祥の地・銀座」

民間から起こったボランティア活動★ジャンル【社会】 ★場所 中央区銀座4−1 ★最寄駅 東京メトロ丸の内線銀座駅 ★解説文 「『社会を明るくする運動』は戦後の社会的混乱の時代、犯罪や非行のない明るい街を目指し、銀座の商店街が『銀座フェアー』として始めたのがきっかけになりました。昭和26年には法務府(現在の法務省)により、この運動が主唱され、今ではわが国でも屈指の規模を誇る国民的運動として定着してきました。この度、中央区の保護司会と更正保護女性会が創立50周年・30周年を記念

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「成医会講習所跡 東京慈恵会医科大学発祥之地」

東大・陸軍のドイツ風医学と対抗したイギリス流★ジャンル【学校】 ★場所 中央区銀座4-4-1 ★最寄駅 東京メトロ銀座線銀座駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治十四年男爵高木兼寛英国医学教授ノ目的ヲモッテコノ地ニ成医会講習所ヲ開設ス コレ東京慈恵会医科大学ノ濫觴ナリ。創立百年ヲ記念シコノ碑ヲ建ツ。」 ★解説  銀座三丁目交差点をアップルストアとフルラの間の松屋通りに入り、ガス灯通りを越えた左側歩道の植え込み脇にあります。うっかりすると見逃します。  慈恵医大

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「東京銀座通電気燈建設之図」(日本最初の電気街灯)

あまりの眩さに見物人が続々★ジャンル【産業】 ★場所 中央区銀座5-5-15 ★最寄駅 東京メトロ銀座線銀座駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治15年11月ここに始めてアーク灯をつけ不夜城を現出した 当時の錦絵を彫刻してその記念をする」 ★解説  銀座2丁目、カルティエの入っている大倉本館(最近はオークラハウスと呼ぶそうですが)の壁に古びたプレートがはめ込まれています。これも設置が1956年。ただ文章はまあわかりやすいです。この時期は様々な記念碑建設がブーム

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「銀座発祥の地 銀座役所趾」

銀貨鋳造所が「銀座」の地名の起こり★ジャンル【地名、産業】 ★場所 中央区銀座2-7-17 ★最寄駅 東京メトロ銀座線銀座駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「慶長十七年(紀元二二七二年 西暦一六一二年)徳川幕府此の地に銀貨幣鋳造の銀座役所を設置す 当時町名を新両替町と称せしも通称を銀座町と呼称せられ 明治二年遂に銀座を町名とする事に公示さる」 ★解説  銀座2丁目の中央通り沿い、ティファニー前の歩道上、車道側にあります。  まあそれにしてもこの碑もなんと大時代な

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「煉瓦銀座之碑」「煉瓦とガス燈」(銀座商店街の発祥)

煉瓦街ができて、銀座の発展が約束された★ジャンル【産業】 ★場所 中央区銀座1-2-1 ★最寄駅 東京メトロ銀座線京橋駅 これまでの東京23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治五年二月二十六日(皇紀二五三二年 西暦一八七二年)銀座は全焼し延焼築地方面に及び焼失戸數四千戸と称せらる 東京府知事由利公正は罹災せる銀座全地域の不燃性建築を企劃建策し政府は國費を以て煉瓦造二階建アーケード式洋風建築完成す 煉瓦通りと通称せられ銀座通り商店街形成の濫觴となりたり」(煉瓦銀座之碑) 「明治初

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「江戸歌舞伎発祥之地」

江戸で最初の常設歌舞伎小屋は京橋にできた★ジャンル【文化】 ★場所 中央区京橋3-4 ★最寄駅 東京メトロ銀座線京橋駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「寛永元年二月十五日 元祖猿若中村勘三郎 中橋南地と言える此地に猿若中村座の芝居櫓を上ぐ これ江戸歌舞伎の濫觴也 茲に史跡を按し斯石を鎮め国劇歌舞伎発祥の地として永く記念す」 ★解説  かつて京橋が架かっていた銀座と京橋の間、首都高が頭上を通る北側の小公園内にあります。1957年の設置ということでかなり大時代な文章

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江戸湊発祥跡碑(東海汽船創業の地)

明治以降、伊豆七島への船で賑わった場所★ジャンル【産業】 ★場所 中央区新川2−31−7 ★最寄駅 JR京葉線八丁堀駅、東京メトロ日比谷線八丁堀駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「慶長年間江戸幕府がこの地に江戸湊を築港してより、水運の中心地として江戸の経済を支えていた。昭和十一年まで、伊豆七島など諸国への航路の出発点として、にぎわった。」(正面) 「離島への汽船発着所として東京湾汽船は明治二十二年、この地に設立された 町には六軒の旅館があり、 島の人々で賑わった 

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