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浅くて深い

楽しかった思い出は何処に記録し

悲しかった過去は何処に蔵えばいいのだろう

どちらもこれから生きるために必要な事実であり

自分のエンジンになり得る

エンジンではない廃油のようなものであったらどうしよう

せめて楽しい思い出に隠れて見えなくなるくらい奥底に

絶対に開かないように蔵っておきたい

それがなくなったら今の強い自分は居ないから

開きたくはないけど

無かったことにはしたくないから

廃油をもひっくるめて私の人生なのだから


人はなんて事ない小さく浅い変化に翻弄されながらそれを深く長く考える

大きな出来事でも時が経つと都合よく忘れて

“まあいっか”と浅く終わらせる

出会いに心躍らせ

離れている時に人を想い胸を弾ませ

別れに深い悲しみと強い心、そして希望を持つ



今日もそんなことを浅く深く思いながら。


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