ダサ格好いい。
というタグを見つけましたので即興で。
the pillowsというバンドがありまして。
聞いた事無い?新人さんかって?
いえいえ、先日30周年ライブを終えたばかりの、全員50代のバンドです。
1989年にデビュー。ミスチルと同級生。知名度は…(T_T)
しかし実際稀有なバンドでして、
①the pillowsの曲を使用したアニメがある!
主題歌とかそういう次元じゃない。劇中曲、エンディングまで全部the pillows。インストで使われた曲たちは違和感もなく、一部では「the pillows」のPVとまで言われるハマりっぷり。『フリクリ』ってOVAなんですけどね。
面白いから見よう。
脱線しそうなので。
②リーダーが脱退!
まあ色んな事情がありまして…
メンバーの集まり方も特殊で、そのリーダーが集めたというだけで同級生とかそういう共通項じゃないんですよ。メンバー内で最大7歳くらい違うかな。
③でも武道館ライブは大成功!
一般的な知名度はさておき、20周年記念ライブでは武道館を満杯に。即日完売。
音楽業界でも認知は高く、「ロック界の重鎮」と評されることも。
④映画まで作った。
30周年記念映画「王様になれ」。the pillowsを通じて出会う男女の物語。
途中の胸の苦しくなる展開がすごい。そして最後のライブシーン。良かった。
さわおさん達も本人役で登場。敢えて嫌な立場を取った事がとてもよかったなぁ。
まあそれらは付随する情報ですよ。
本当に大事なのは、
彼らの音楽ですよ。
とにかくダサい!
けど、格好いい!
新曲を聞く度に、「なんだこの珍妙なメロディは」と思うのですが、聞けば聞くほど、ずっと昔から聞いていたかのような、凄まじい馴染み方をするのです。あれ、ホント不思議な感覚。
歌詞も素晴らしい。度々言っている事なんですが、あれだけ『寂しさ』を歌えるバンドは無いと確信してます。
いつだったか、インタビューでボーカルの山中さわおさんが答えていた内容が印象的でした。
「僕たちは日陰者なんだ。だけど、ずっと光のある場所に行きたくて、ずっとそこを見ているんだ」
まさにそう言う歌詞。決していじけてるとかじゃなく、『それでも前に進む力』を強く感じるんです。
「頑張れ!」「負けるな!」だなんて直接的な、悪く言えば他人事のような言い方ではなく、すっと隣に立って「まあ一緒に頑張ろうぜ!」と言って肩を叩いてくれる親友のような。肩ひじ張らず、格好つけず。でもその笑顔は素敵なんだよなぁ。憧れ。
でもどっかダサくて、遠い存在ではない。気がする。
もちろんアツい歌もいっぱいある!それがまた最高に格好いいのだよ。ライブ、いつか行きたいなぁ…まだ行けてない。
何せ30年も活動されていますので、全楽曲数が300とか余裕で超えてます。
どれがオススメ?と聞かれれば何十曲と勧めちゃいます(笑)
今が一番アツいバンド、the pillows。是非聞いて下さい。
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