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期待の配合率の正解がわからない

約1か月ぶりにこんにちは。
最近は不妊治療に関する記事を上げていますが、今周期はクリニックの年末年始のお休みのため、お休み周期です。(今更ながらタイミング取ります?って気分ではあるけど、まぁ妊娠はしないだろう。)
本日の記事は、前回の卵の凍結結果と不妊治療に関するあれこれについて書きたいことを書いていきます。

1回の採卵で1つの胚盤胞をGET

見出し通りですが、11月に採卵した結果、胚盤胞凍結までできたのは一つでした。

刺激法やら年齢やらから考えて多いとは決して言えないのだけど、考える基準がこれでできたのかなという気がしています。

今回私は(多分)低刺激法での卵巣の刺激で、途中の経過は、
6つくらい卵胞確認

3つ採卵

2つ成熟卵、1つ未成熟卵

成熟卵のうち、1つは受精異常、1つは胚盤胞まで発生

1つを凍結
といった感じ。

元々の刺激法が低刺激なので、採取できた卵が3つというのもまぁ妥当なのかなと思っています。次採卵することになるのなら、もう少し高刺激の方法を試してみたいと思っていますが、私はPCOSになる可能性が高そうだと医者に判断されているみたいなので難しいかもしれない。これは要相談。

採卵した3つの卵のうち、未成熟卵が1つというのはまぁありがちな数字なんじゃないだろうか。3分の1というと多いみたいだけど、1回の採卵で1つ、というのならそんなもんなのかなという感じですかね。(余談ですが、成熟しているか未成熟なのかは極体が出ているかどうかで見るらしい。生物の知識が役に立つ~)

成熟していた卵のうち、1つは正常に発生して、もう一つは精子が複数入ったことによる受精の失敗(?)らしいです。これがよくあることなのか原因を胚培養士さんにきいたのですが、詳細はわからない、というのが回答でした。そりゃそうかもね。核が2つ見えるところのはずが3つ見えてたってことを教えてもらった気がするんですが、見えてる現象としてはそれだけだから、卵側が悪いのか精子側が悪いのかタイミングが悪かったのか単なる確率的なものなのか、そりゃあわからんよね~。
今回、受精がふりかけ法だったので、「顕微授精にしたら異常受精なくなります?」と聞いたのですが、それもわからない、と。そんなわけなので、次回また採卵するのなら、またふりかけ法でいいかな~と思っているところです。

以上、今回の採卵と凍結の結果でした!
正直、私はAMHも高いし、年齢もそこまで高いわけじゃないので、胚盤胞3つくらい凍結できるかな~と思っていたのですが、そんなに甘くなかったね! でも、一つだけど胚盤胞を凍結できたのは良かったです!

近況報告は以上。次は、1月か2月に移植に進む予定ですが、どんくらい期待していいか全然わからん…。

《ここから先は、不妊治療に関して私が考えたあれこれです。》

授精なのか受精なのか

私は記事を書くまであんまり気にしていなかったのですが、受精と授精って明確に意味が違うんですね。

受精:雌性生殖細胞の卵に雄性生殖細胞の精子が融合し、両者のもつ核が合体すること。
授精:精子を卵に結合させること。媒精。「人工授精」
(デジタル大辞泉)

人工授精と体外受精だと、両方「じゅせい」なんですけど、じゅせいの意味するところが違うのは面白いですね。人工授精は、人の手で精子と卵子を出会わせているけれど、体外受精は卵子がいるのと同じところ(子宮内)に精子を送り込みはするけれど、出会うまでは保証していない感じでしょうか。

授精は「てへん」が入っているので、人の手が入っている、と覚えて、できるだけ記事の中では間違えないように使っていきたいと思っています。

うまくいけばどうでもいい

不妊治療の世界に足を踏み入れて思うのですが、不妊治療って、ちょっと乱暴な言い方すると「上手くいけばなんでもいい」世界なんだなぁということ。(※批判したいとかいう意図は全くないです。悪しからず)

体外受精しても上手くいかない人って、原因はなんだろうと探していろんな原因をつぶしていくと思います。私も、今はピックアップ障害が疑われていますが、今後3回以上体外受精が上手くかなかったら、多分そのステップに進むのだろうと思います。
ただ、この先はいばらの道で、「なにか一つが原因で妊娠できない」というものが突き止められる可能性は非常に低いのではないだろうかと予想しています。原因の候補として、着床の窓ずれやビタミン不足、子宮内膜の状態(フローラ)などがいろいろ調べられているのでしょうが、それって多分決定的なものではなくて、それぞれ「妊娠の確率を変動させる」程度の力しかなさそうな印象です。生き物ですから、各周期で個人的なストレスも違うでしょうし… 条件が悪くても、妊娠できてしまえば、どうしてそれまで妊娠できなかったんだろう、なんて追求する必要はないんですよね~。

フォローさせていただいているツイッターの方で、30歳くらいを過ぎたら、妊娠したい、したくないにかかわらず、AMHを健康診断の検査項目に入れたらいいんじゃないか、と発言している方がいました。ご自身が、AMH低めで、もっと早く妊活(通院)していれば良かった、という後悔の念からそう投稿したものと思います。
私はこの意見には100%反対で、なぜなら不妊治療に進まない人には全く関係のない数値だからです。AMHが低かったって妊娠している人たちは多分いるわけで、その人たちは自分のAMHを知らないし、別に知る必要ないわけです。
我々不妊治療している人間たちは、知識もあるし、AMHの意味するところだって分かっているので、「もっと早く知っていたら、違う行動ができていたかもしれないのに…」という認識ですけど、そんな知識もない人たちが、急に謎のAMHなんていうホルモンの値を出されたら、無駄に心配して、また変なサプリとかの餌食になるだけですって…。

そんなこんなで、当方の不妊治療に関する雑感でございました。
今年は妊婦になることはできませんでしたが、来年は、子供を、産みたいですね!(より正確に言うと、自分の子供が欲しい。産むのは正直怖いし可能ならやりたくない。)

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