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FU-Tone Silent Springsを買ってみたのでショートレビュー(ギターのトレモロスプリング)

アームが付いたギターの裏には必ずバネが入っています。実はギターを弾くとあれもわずかに共鳴するのをご存知でしょうか。それが味なんだという意見もありますが、特にレコーディングにおいては「ジャッ!」とキレ良く音を止めた瞬間にうっすら「クォーン」とバネが鳴ってしまうのが気になりがちです。

ほとんどの場合は間にスポンジを詰める等の対策をするのが一般的で、自分も長年そうしてきましたが、スポンジがバネの間に入ったりしてチューニングが不安定になったりするのではないか、と気になったら夜しか眠れなくなり、色々検索していたらこちらの商品を発見しました。

バネに塗装?コーティング?がしてあるので、共鳴を抑えてくれるようです。これは良いアイデアですね。しかしサウンドハウスでも3850円。普通のバネが500円前後とするとかなり割高。

しかしこれが本当に効果があれば革命です。頻繁に買い替える部品でもないので、今後一生お付き合いをしていくベストなスプリングを見つけることができるなら試す価値はあるだろう、ということで購入しました。

結論

たしかに軽減されました。しかしある程度バネが鳴ることは鳴っています。

完全に消音してしまうより、味は残しつつみたいな感じでいいのかなぁと思っていましたが、特定の音程で強く「クォーン」を鳴いてしまうところがありました。恐らくギターの個体によってどの音程が響きやすいかは変わると思うのですが、自分のギターの場合は6弦ルートのAのパワーコードで顕著でした。ある意味、以前までは聴いたことのないような低音も含む鳴き方だったので、これはミュートしないといけません。

とりあえずティッシュで応急処置。

これは…

なんだ普通のバネの時と同じことやってるではありませんか。

というわけで、あんまり意味なかったかなぁというのが個人的レビューです。でもそれがわかっただけで昼も寝れるようになりました。

サウンド的なところに触れると、もしかしたら少しローが出るようになったかもしれません。もうしばらくレコーディング等で検証してみます。

いずれにしても完全消音とはいかないので、ちょっと抑えたいけどちょっと鳴ってる味も残したい、という方には良いと思います。

ありがとうございました。


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