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【尾道市因島】「ポルノグラフィティ」のまち尾道市因島③ 因島萬来軒 2024/8/31

全国のラーメン好きから一目置かれるご当地ラーメン、尾道ラーメン。

背脂ミンチの油膜と醤油の色強めなスープからこってりとした味わいを想像しがちですが、
すっきりした味わいを持ち、クセがない。
なら薄味なのかといえばそうではなく、
小魚や鶏ガラで出汁を取っているため、はっきりとした旨みを感じられる。

本場の尾道ラーメンを食すためだけに、わざに尾道を訪れる“ラヲタ”な方もいるくらいですからね。

因島で尾道ラーメンといえば、中庄にある因島萬来軒

本土尾道にも同名のラーメン屋があり、あちらは尾道萬来軒とか、高須の萬来軒と呼ばれています。
こちらは因島の萬来軒。
イントー萬来軒

「岡野昭仁さんの出生地にあり、
新藤晴一さんが“世界一美味しい”と評する行きつけのラーメン屋」

ということで聖地になっています。
プラザオカノ→因島萬来軒→青影トンネルは、中庄エリア聖地巡礼の定番コース。

店舗が垣より奥まった位置にあり、遠くからだと店構えが見えません。
通り過ぎてから気付いてUターンをかけたり、急減速で入ってくる人多数。

このエリアは島の外周に抜ける道が近いこともあり、交通の流れが早め。
行く際は店舗周辺の位置関係を把握した上で、追突事故を誘発しない運転でお願いします。

因島萬来軒

映えを取り込んだお洒落なラーメン屋が流行る昨今でも、昭和オールドスタイルを堅持。
いかにもラーメン屋の匂いがする店内。
とあるポルノグラフィティファンの方は、「お父さん世代が観ていたドラマに出てくるようなお店」と言っていました。
器や店内装飾、話題性に極振りした今時のラーメン屋しか知らない方にとっては、
新鮮に映るのではないでしょうか。

ほうよ、こういう店は昭和スタイルでいかにゃあのう!
井戸端会議の雰囲気での、ぶちしょーもない話しながら啜る。
「昨日まじたいぎかったわー」とか、趣味の話とか、エロ話でもしながら。
これよ。
人の悪口とかネガティブな話したらいけんよ、他の人のラーメンの味おかしゅうなるけえね。
ズゾーいう音でたいぎい気分を吹っ飛ばして、代わりに旨さを取り込むんよ。

ラーメンはスタンダードな尾道ラーメン。
脂が香るタイプではなく、醤油と出汁が香るタイプです。
古き良きが溶け込んだ味わい。
良いものは変わらない。
変えてはならない。
変える必要がない。
そこがいい。
それがいい。

これぞ王道!!

因島萬来軒で特徴的なのは、チャーハンを作る際に鍋を振る音。
タカタッ、タカタッ、タカタッ…と、馬が走るような音が店内に響きます。
このチャーハンが絶品で、ファン多数。
僕もここのチャーハンは大好きで、個人的に世界一美味しいチャーハンだと思っています。

良いものは、変わらず在り続ける。
気取らず、飾らず、らしくいこう。

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