2024 7月は過去

7/4
自分が信じてきたことの全てを疑っている。
世界に色彩を詰め込むイメージをしないと、作るものがモノクロになる。全ての広告に「働け」と書いてある気がして視線を上げられない。銀行へ行って貯金を切り崩す。手続きの際、無職の欄にチェックを入れるのが恥ずかしかった。銀行員の方に見られたことで1日凹んでいる。毎日涙が止まらないけど、心臓も止まらない。まだなにかやることがある、と思い込みたい。

7/5
天気が良くて泣いた。
昼の光がこんなに優しいと調子も狂う。いつも当たりが強いくせになんだよ。と思いながらたくさん煙草を吸った。自分の曲を聴いても何も感じなかったので心地良かった。太陽が沈むのが怖い。詩的な含みではなく、光が無くなると思って少しパニックを起こした。こんなこともあるのか。私は誰だ?となるなど。

7/6
朝からチケット争奪戦に負けガチ凹みスタートを切る。
音楽やめろ、と悪魔が嘲笑っていた。部屋の冷房を切って追い出した。無意識に占いを見てしまう。宗教に身を滅ぼす人はどんなこと思うんだろう。ライブがあるのでスタジオで個人練習。練習前の時間が永遠に続けばいいと思って煙草を2本吸った。すでに1時間遅刻している。私は遅い。なにもかも。失敗して安心したいとこの後に及んでまだ思っているのか。甘いな。誰一人私を知らない世界で自由になる。

7/7
願い事は初めから一つ。
今日もまた自分の甘さにうんざりする。昨日出会った人のリリックに叱られて整う。弱音も愚痴もクソだと言いながらそのクソを生産している。この世に正しい道など存在しない。一人残らず迷子。なら行きたい所へ行く。自分の凄さを認めてほしいと賞賛を乞う気持ちがもう貧しい。体に閉じ込められて苦しい。

7/8
体調が悪い。
一日中吐きそう。冷房入れて寝たから熱中症ではないと思うけど、でもそんな感じの体調の悪さ。貧血かもしれない。頭の中がずっとうるさい。狭い、と思う。食欲ない。こんな時は何かを生み出せるかもしれない。脳内で会話が進むから言葉を1つに選べない。最大瞬間風速。

7/9
頭の中がうるさすぎて寝れない。
急にやる気が出て絵を描いたりした。

7/10
ruggirlのライブを観に行く。
いわゆるインディーズのライブを自分から観に行くのは珍しい。愛。Lazy zuzuもそう。もう無音でもいい。誰も何も音を出さないでほしい。あとは心臓だけ。それで十分に愛。そんな感じになる。ruggirl前回観たとき話すチャンスはいくらでもあったのに人見知りが限界突破してて今回もまた。感じ悪かったかなー。

7/11
しんどい。
今日はこれ以上精神状態が良くなることはないとわかった時SNSに吐き出さずにやり過ごす方法、とググッた。本当にしんどい。愛しているという言葉で愛が伝えきれないのと同じで、しんどいという言葉ではこの苦しみは伝わらない。両方とも伝わらない方がいいのかもしれない。

7/12
長すぎる1日。
初めてセミの鳴き声がシネシネに聴こえて感動した。シスターが目の前で車道にふらふらと倒れたので車に轢かれないように庇い救急車を呼ぶ夢。目が真っ赤だった。リハで精神をすり減らした後、塩さんを観に行った。今週観たライブ2つがあまりにもエネルギーなので、あーそういうことかと思った。ボコボコに殴られているようで浄化されている。スポコン漫画か?

7/13
あまりにも長い夢。久しぶりに全部覚えて起きる。悩みではない。全てに疲れている。自分がまだ20代だと気づいて驚くことが多い。中途半端な若さに縋ってしまうのが惨めだ。自分の立ち位置について考え直す。ある程度の放棄が必要だと思う。
怪談を聞きに行くというありえないイベントが発生。爆音で曲を聴いて跳ね返す。死人に負けている場合ではない。そう、負けている場合ではない。この人生に起こる一切は私だけのもの。私だけに特別に与えられた苦楽。誰も届かない。だから作り続けている。

7/14
寝坊スタート。カスかよ。
アラームかけろよな。情けない。自分が言い出したことに弱音を吐くなよ。思い通りじゃないなんてそんなことで駄々こねるな。それは自分の力不足やろうが。そもそもそんな深刻でもないし。少し手放せ自我を。心臓は一つだけ。その周りの有象無象は筋さえ合っていればいい。今は。精神状態なんか良かったことないやろ別に。何を今更。生きてるうちに間に合いたいんちゃうんかい。

7/15
のどが痛い。本番直前やぞ。
頭も痛い。塩さんと飲みに行く。誰にも言ってなかったスピな話をするなど。どうかしてる。でも少しでも何かの助けになればラッキーキリマンジャロ。最近はあまり他人の人生にのめり込まないようになった。良いと思う。でも好きな人のことは相変わらず好き。私なんかにできる事があるならやる。

7/16
髪の毛を切った。
こんなにスッキリするならもっと早く切りに行けばよかったと毎回思う。ライブの日に合わせるからしかたないけど。それより体調を治さないとまずい。頭も体も心も痛い。久しぶりにぼんやりした一日。

7/17
早朝から発熱。
やっぱりお前は詰めが甘いというか、人に迷惑かける能力だけは飛び抜けてるね。そろそろ気持ち切り替えてラストスパートという矢先に。連日の誘いも断るにしては救いがあったし、睡眠もちゃんと取ったし、酒タバコ終電冷房か?あーあ。終わってるね。ほんっとに甘いね。何回目?同じ状況に今まで何回なった?その時お前は同じように嫌やつらいとか言ってたやろ。自分で引き寄せとんねん病気を。責任って知ってる?あとどれくらいの人に迷惑かけたら気が済むん?そんなんでよく先導切ろうと思うよな。カスのくせに。お前なんか望んでも人間になれへんわ。偉そうにしやがって。
熱があるので心が落ち着く。迷惑迷惑迷惑迷惑迷惑迷惑迷惑迷惑という時期は去り虚。散々自分を責めて他人に興味を失うなんて悪魔か。両極端が一つの体に宿っていると引き裂かれて苦しい。持病があるのに世話してくれる母親には申し訳ない。

7/18
他人を疑う。
みんな疑いあっている。
他人の念に邪魔されてると思う。自分が素直になれば解決するんじゃない?と頭の中で言う。うざい。きもい。偽善者が。勝手に評価すんな。一日があまりにも長すぎて昨日から同じ日の日記に書き込みしてわからなくなる。

7/19
自分が人間であること、生きていること、肉体を持つこと。うっかり自我を落っことしてしまいそうなほど頭の中がからっぽ。色々休んでおきながら申し訳ないがこんなに幸せな時間は滅多にない。本当にぜんぶどうでもいい。
私は自然の一部で、知らない器に閉じ込められた空みたいだった。肉体の重量を感じて不安になる。手や足を擦り合わせて感覚を確認した。知らない人間の体に紐づけられた"なにか"。それが私の正体だ。あと味の濃いものが食べたい。トルティーヤとか。
足になんとなく感覚の鈍さ、痺れがある。眠りに落ちてすぐ、振り返ると自分の概念に遭遇する、夢。30分で沈んで浮かぶ。水色。滝のように汗をかいている。おねしょしたのかと焦るほど、シーツに水溜まりができそうなほど、体を動かす前からどうなってるかわかるくらいの汗。前にもなったことがあることだけはわかる。記憶が泣いている。こわい。

自我から解放されたらそれは自由なのか

自我の中をそんなスピードで抜けていくなんて

イーティアル

7/20
匂いがしなくなった。

7/21
かなり天気がいい。
こんなに咳出てても煙草吸いたい。あー煙草吸いたい。トルティーヤ食べたい。スペアリブ、アヒージョ、パエリア、この辺り堅いっすね。というかまじで昼の方が好きやわ最近。そんなこと起こりうるのね。あー焼肉行きた。金なさ過ぎてわらう。もっと色々反省した方がいいのに開き直っている。

7/23
よくわからない。
食べるものがシケモクの味になる呪いにかかった。バンドのアレンジ、フィードバック。自分による自分への批評がうるさい。寝てたか起きてたかもよくわからない。特に感情が昂るようなことはナシ。

7/24
気が変です。頭が働きすぎてる。
昼過ぎから服片付けてたら未開封のポスターが気になって、服散らかしたまんまそれ飾るのに必死になって服片付けながら本棚整理しながらクローゼットの中整理しながら部屋のレイアウト考えながらバンドの音源チェック返信して気づいたら日付け変わってた。頭おかし。めっちゃ疲れた。当たり前やろ。でも部屋きれいになったからおっけーコンピュータ。部屋から出れなさすぎて部屋の中に新世界作り始めんの、脳の仕組みがおもろすぎ。でも非常に研ぎ澄まされてる。なんかもう全能感がすごいもん。躁かな。やっほー。いくらでも喋れるわ。

7/25
1週間ぶりの外出。
嗅覚が過敏になりすぎてその辺の雑草やら花やらの匂いが全部感じられる。なんて素晴らしい世界。歩いてると自分の足の筋肉が落ちきってるのがよくわかる。嬉しくなって漫画を買いまくった。アフターゴッド最新巻、ドロヘドロ、リボンの騎士、安野モヨコさんのエッセイ漫画(?)、惡い男。ラインナップがエグい。物欲が尽きないから慌てて帰る。

7/26
一歩ずつ、一歩ずつ。
鬱になってもいい。でも誰も面倒を見てくれない。小さい子じゃないから自分で何とかしないとだめらしい。それにみんな忙しい。働いててえらい。お風呂に入らなくても好き嫌いが激しくても作品で稼いでいる人いいな。好き。私はすごくがんばって人間に合わせてる感じがする。いつもがんばりすぎてる。ひとりぼっち。他の人がどんな程度のストレスを抱えてるとか知りようもない。きっとお互いに興味ない。わがままでいいよ別に。私に説教していいのは私と神様だけでしょ。どうせ自分で学ぶまで信じられないんだし。自分で自分を縛りすぎてるんじゃない?もういいんじゃない?別に。

7/27
最近自分の足首から先をじっと眺めて「恐竜みたい」と思うのにハマってる。骨って美しいな。貧血。頭が静か。やることさっさと済ませてやりたいことをやろ。自然とそう思えること自体が私にとっては不自然なほど珍しい。これがデフォルトならきっと今頃就職したり結婚したりしていただろう。でもそうじゃなかった。だから私になった。

7/28
書くの忘れてた。何があったか忘れた。
(7/30)

7/29
地面師たち観た。またネトフリにやられた。
キャストも脚本も完成されてるやんこんなん。面白いことが約束されてるのよ。スリリングとかいうより人怖すぎて画面見てられへん。まじで。傑作。

7/30
神戸VARIT。MOROHAとドレスコーズの対バン。このパフォーマンスの違いでどう成立させんのか謎なまま行ったけど熱量がえげつなかった。なんならMOROHAの方が心アツかった正直。ライブをやって生きている人達はこれですと見せつけられた感じ。私はまじで甘い。舐めすぎ。自分の曲は当然好きやけど、ほんまに心の底から言葉吐けてるのかなってよく思う。今の私はドレスコーズみたいなバンドを目指しながらMOROHAみたいなソロをやろうとしてる。そっか。この違いか。どっちの方がいいとかどうとかではなくて、MOROHAが刺さったということはソロもっと本気でやらないといけないんじゃない?こないだ出したEPも自分的にはぬるかったでしょ。私がぬるいせいで音楽汚してない?めちゃくちゃ怒られた。MOROHAの言葉に蜂の巣にされた。私いま生きれてるかな?

7/31
さようなら7月。
何も解決はしないが、何も前進してないように思うが、それでも後戻りできない7月よ。本当にダルい1ヶ月だったことだけははっきりわかる。流れのない澱んだ池にも発見はありました。

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