KURIVERSE 平和の均衡の乱れ その5

【前回からの続き】

突然届いたMさんからのDMの内容は
「編曲代金が支払われていないのでクリスタちゃんがまとめて一括で支払いをしてください。」
というものだった。

?_?

とりあえず、お金のことなので、すぐに返事をしました。
「申し訳ない。お金のことはCowちゃんが動いてやってくれているので、わたしからも聞いてみますが。
(お金のことは)わたし一人でやっているわけでなくて事務局3人で動いているのでそこは何卒ご理解ください。
お金のことを長引かせるのはすみませんけれどお時間いただきたいです。」
と。
確認する時間が欲しかったのです。

あの日の報告以来、Cowちゃんからは編曲代金についての連絡はない。
栗フレンズさんに支払いの意思の確認の上で、我々3人🤖🐮
🌰が支払うのか、それとも栗フレンズさんもお支払いいただくのか、その辺もまだCowちゃんから何も聞いていなかった。
W振込になって行き違いになっても返金とかもろもろ大変になるので、とりあえずわたしとしては先ずCowちゃんに進捗の確認を取りたかったのだ。

このわたしの返答が、Mさんをさらに苛立たせてしまったようだ。

「今回はたまたま私だけど、これ良くないよ・・。」
と、いまだに支払いがされていないことを注意された。

このご意見はごもっともである。
お金のことは、即座にちゃんとしないといけん。
でも、とにかく、Cowちゃんにも確認させてほしく、すぐにCowちゃんに連絡をした。

Cowちゃんとしては、Mさんの希望通りに暗号通貨で編曲代金全額を支払うつもりでいた。
しかも、栗フレンズさんの支払い分はCowちゃん一人で支払う(暗号通貨を持っていない方もいるので)つもりでいたそうだ。
漢気ある人がここにも🥺✨

が、、、運悪くというか、この時、たまたま支払に使う予定の通貨「XDC」の相場が高騰しチャートが荒れていた。
だので、Cowちゃんとしては、代金を仮想通貨でお支払いした後にすぐにXDCの価格が下がったらMさんはがっかりされるだろうと慮り、
「お支払いを相場が落ち着くまで待っていてください」とお願いしたそうなのだ・・。
良かれと思って相場の様子見をしていたことが裏目に出た。

Cowちゃんとやり取りをして確認している間にもMさんからはピリピリしたDMが届く。
「支払うと言ってから何日過ぎてると思う?
相場ってなに?
金額分を仮想通貨で支払えばいいだけじゃないの?
Cowちゃんがやるっていうから、じゃぁ仮想通貨で支払ってって言ったけど、現金での支払いにしてほしい。」

これは、、ある部分、Mさんのお怒りも無理はないと思っている。
暗号通貨のことを何も知らない人、チャートや相場について知らない人は、何のために支払いを待たされているのかわからないのであろう。
Cowちゃんのことなので、もちろん、一通りの説明は丁寧に誠実にしてくれたとは思うのだが、Mさん、多分、それも余り理解していないと思われる。
親切心がかえって裏目に出たとはこのことだ。。。

ただ、、、元はと言えば、、、仮想通貨で支払いを経験したいと一番最初に言い出したのは当のMさんなのだ。
だからこそ、Cowちゃんはウォレットの作り方から何から何までMさんに仕事の合間に時間を取り、個人レッスンをしてくれて、そのための準備をしてくれていた。

私は、この部分だけは見過ごせず
「Mさん。Mさんが仮想通貨でとおっしゃったので今Cowちゃんは動いてくれています。」と返信したが
「だって、それから何日経ってると思う?💢」と・・。
実際には丸4日経ったわけですが、人によってこの時間は短いか長いのか、Mさんにとっては我慢ならない時間だったのでしょう。

今まで、クリバースでお金のやり取りをしたのは、KURIKURI団としてアイドルデビューした時の楽曲のMIX代金を立て替えてくれたSさんに送金した時くらいで、その時も我々はお互いに相手のことをとても信頼していたので
Sさんにしても「支払いはいつでも大丈夫ですから〜」という感じで、わたしはもちろんすぐに料金を支払ったけれど、何というかクリバースでは、お金のやり取りさえもどこかのほほーん、ゆったりとした感じだったので、今回もそんな心づもりでいたのが間違いだった。
世の中には色々なタイプの人がいる。
すぐに支払わなければ怒る人もいるのだ。
そこは、わたしも大いに反省をしている点だ。

そして、この時点で、件のココナラの一人目の編曲者さん(Mさんがキャンセルした人)からも返金がされておらず、クリバースからもお金が払われないし、ココナラの人からも返金がされないしで、Mさんはかなりイライラして精神的に荒ぶっていることはDMからも伝わってくる。
ちょっと支離滅裂なくらいに怒っている感じなのだ。。

わたしたちは自分達が負担する編曲代金はきちんとお支払うつもりでいるし、ちょろまかそうなんて考えは少しもない。
少し時間はかかっているけれど、支払わないなんてことは微塵も考えていない。
それは、これまで築いた我々の信頼関係の中でご理解いただいているものとばかり思っていたが、Mさんはとにかく何か、パニックになっているレベルでお怒りだ・・。

ひとまず落ち着いてほしいなぁ・・話聞いてほしいなぁ・・と思い、CowちゃんとわたしとMさんの3人でボイスチャンネル(音声通話)で話しましょうと提案したが、それももう嫌なのだという。。。

そして、Mさんが怒っている様子だとCowちゃんに伝えるとCowちゃんは
「今すぐにXDCで支払いをします。」
と、言ってくれた。

これで、すぐに送金して一件落着かと思いきや、、、何とですね、、、間の悪いことに、Cowちゃんのウォレットがエラー状態でログインできないという。。
ブラウザと再起動とか色々考えられる方策は試してくれたのだが、ログインができずに残高も表示されずという状況で・・。
もしかしてウォレットのハッキングなのか!?と、たいへん緊迫した状況になった。
それ以降Cowちゃんもトラブルシューティング等のためにその日はDiscordにも現れず、わたしはMさんへの支払いと、Cowちゃんのウォレットのことが心配で一睡もできなかった。

このCowちゃんのウォレットのエラーについては、CowちゃんからMさんにも直に伝えたわけだけど、さらにご心配と不安をかけてしまったわけです。
でも、それはもちろん、逃げ口上でも何でもなく、少しお待ちいただければきちんと仮想通貨なり現金でなり編曲代金はお支払いはするんですけどね。

色んな間の悪いことが重なってしまったんですね。。。

結局、そんなトラブル続きの仮想通貨払いを待ちきれないMさんは、支払いの意思がある栗フレンズの方に個別に連絡を取り料金を請求。
我々チーム栗に関しては3人分をCowちゃんに一括で請求ということをCowちゃんに連絡してきたそうです。

そして、ウォレットと格闘して無事に別ブラウザで、翌日には自分のウォレットを復帰させたCowちゃんでしたが、仮想通貨での支払いに嫌気がさしたと思われるMさんは現金での支払いを請求し、Cowちゃんがチーム栗3人分をまとめて現金で支払いしてくれました。
(後日、🤖と🌰はCowちゃんに自分達の編曲代金を送金しました。)

そして、もう、Mさんからの報告はなかったですけど、栗フレンズの3人さんからも無事にご送金いただいたようです。

わたしはね、今でも、少し考えてしまいます。
あの時、わたしがとりあえず現金で全員分の編曲代金をすぐにMさんに送金すればすぐに解決できたのかなぁ。。とか。

でも、そんなのは、たらればであり、、、あそこまでこじれてしまって信頼関係が崩れてしまうと、もうなかなかね、難しいのかなとも思います。
Mさんは私たちのことを
「互いに責任の擦り合いをしている」とか色々言っていたようですが、実際にはわたしたちチーム栗は責任の擦り合いもしていないですし、協力して誤解を解けるように動いたのですがね、、、Mさんも相当思い込みの強い方なので、疑心で満ち満ちて我々の善意の部分にはきっと目が行かなかったのだろうと思います。

そして一日空いて3月16日にMさんからクリバースを抜けるとDMをいただきました。
お支払いも無事済んだからまさか「脱退」とか、考えてもいなかったんですが、きっとMさんからしてみたらわたしたちのことを信じられなくなってしまったのでしょうね。
「抜ける理由はアッキー🤖に送りました。
メタバースミュージカルの脚本は自由に使ってください。
演出はクリスタちゃん🌰がやってください。
メタバースが嫌になりました。
少しの間だけど楽しかったです。
ありがとう。」
とのメッセージでした。

正直、ショックだった。
今振り返って、こうして文章にしている今は、出来事を冷静に書けているけれど、この時は衝撃でした。

Mさんが入ってくれた時、本当にいい人が来てくれたなと嬉しかったことを思い出したし、エネルギッシュで色んなことを現実化してくれるMさんは、平和なクリバースの中の頼もしい存在だった。
色々、思い込みが強すぎたり、わたし自身もMさんには誤解されたりして困ったなぁと思うこともあったけれど、いなくなるってことは考えてなかったのだ。
後味の悪い残念な終わり方だなとこの時は思った。

でも、クリバースは、「来るもの拒まず、去るもの追わず」のコミュニティなので、個々人の方の意思を尊重したいので引き留めませんでした。

「わたしもMさんのようにエネルギー量の熱い方とご一緒できて楽しかったです。
ありがとうございました。」
とお礼の返信をしました。

結局は、コミュニティもそうだし、個々人間の人間関係もそうなんだけど
「信頼関係」「相互の信頼」が不可欠なんです。
今回、もっと上手く問題を解決して先へ進めたとしても、信頼感がない以上は、またすぐに別の問題がわいてきて、結局我々はお別れすることとなったと思います。
その不安定さを私たちは、以前から、孕んでいました。

Mさんから、脱退のご連絡をいただいてからの数日間もわたしにとっては怒涛の時間でした・・。

【次回でこの件については最終回です・・次回へつづく】







この記事が参加している募集