連続Discord小説 skillme+学園物語
その① 入学前~入学後
私はとあるところに住む普通の学生。
携帯で見るインスタグラムのお姉さま方の煌びやかなこと…。
今日も眼福である。
私はというと、アルバイトをクビになりそうで
家の中は整えたものの、心にはぽっかりと穴が空いていた。
(新しいアルバイト先見つけないとな…)
「ふーっ」
ため息をついていたら憧れのお姉さまから
1通のお知らせが届いていた。
「ん?在宅ワーク講座のお知らせ…?」
(ふーん、でもあれでしょ?ライターとかデザインとか。
私には向いていない。
センスなんてないし、無理無理!
…だけど、なんでだろう、気になる…。)
そう、私の心の中には引っ掛かりがあった。
実はお姉さまは一度心を痛められたのか、
一時期インスタグラムのストーリーズにこちらが心配するような内容が載っていて気を揉んだことがあった。
それが今や溌溂とされており、そのきっかけは…
「お姉さまが推すこの在宅ワーク講座のskillme+学園…?」
それだったらとても気になる!
お代を確認して、内容も確認して…。
あれ?内容もなんだか面白そう♬
「よし!面白いほうに10,000点!!」
ということで、私はskillme+3期生として入学することになった。
コンコン!
Kサーンオトドケモノデース!
ドコデモドアとskillme+ヨウノカギデース!
「…ありがとうございます。」
鍵を手に扉の前へ立つ。
「ガチャ。」
キィ…。
少し離れた場所に、とても美しい湖畔と小さな学校が見えた。
急いで学校に向かうと、校内にはたくさんの人が集まっていた。
女の子が多くて、もうグループで話している子たちまでいる。
「プレの学校があったのよ」
周りからそんな声が聞こえた。
また、学び直したいとのことで再び入学した学生もいてちょっと気後れしてしまった。
(大丈夫かな…。私ここでうまくやっていけるのかな…。)
無事に平穏に過ごせますように。卒業できますように。
そう願わずにはいられなかった。
その②へ続く…。