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「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 3rd - Evolve -」が魅せた3つのEvolve(進化)を現地レポ!

 ライブって、良いですよね〜。
 まあ、そこまでライブに行ってるわけでもないんですけどね(妹や母親の方がよく行ってる)。でも、良さはちゃんと分かっているつもりですよ。

 ライブの良さは、実際に現地に行かないと伝わらないものがあります。AbemaTVのPPV(ペーパービュー)で済ましている人には分からないんじゃないかと。
 ライブをする側と見る側、互いの感情の発露がうねりとなり、会場全体が大きなエネルギーに満ち溢れていく、あの一体感。その体験がたまらないからこそ、現地へ赴く意味があるのです。
 加えて、大人は基本、感情的にならないのかマナーですよね。だからこそ、思いっきり感情を表に出せるライブの特別感は大きい。

 私の大好きなコンテンツ『プロジェクトセカイ』も毎年1月にライブを行っています。同ジャンルのリズムアクションゲーム『BanG Dream!』に比べると、ライブの回数はかなり少なく、一年に一回しか行っていません(セカイシンフォニーはありますが)。
 それもそのはず、バンドリは実際の声優さんが歌うライブ形式なのに対し、プロセカは3Dモデルのキャラクターが歌い踊る形式となっています。同じライブでも、開催する上で必要なコストがだいぶ違うわけです。

 ある意味、世界観やキャラクターを重視しているとも言える『プロセカ』ですが、年に一回であるがゆえに、その一つ一つに過去一年間で磨き上げた技術の集大成が詰め込まれます。私は一度目のライブをABEMAで、二度目のライブを現地で視聴していますが、今回のライブは過去最高と言ってもいいくらい全体が進化しており、まさにタイトル通り「Evolve(進化)」を体感することができました。観た後の満足感も過去一です。
 一体、何が素晴らしかったのか? 今回はセカライ3rdの現地レポをお送りします!

 ※有料部分がありますが、内容は完全におまけトークです。「この記事いいね!」と思った方のみお布施感覚で購入していただけると嬉しいです。

ビジュアル・演出の進化

 今回、プロセカ公式が推していたのが「ビジュアルの進化」でした。これはゲーム内でも3周年を期にアップデートされているように、モデルやライティングが進化しており、より見栄えが良くなっています。また、キャラクターを横から映すようなカメラアングルも増え、よりキャラクターの実在感が高まったように思います。
 確かにそれらも進化していたのですが、個人的に変化を感じたものは、もっと別にありました。それがライトによる演出です。
 イメージしやすくするために、日本コロムビアが公開している第1回ライブと第2回ライブのダイジェスト映像を埋め込みました。ライトの演出に注目しながら見てみてください。

 キャラクターをアップで映しているのでわかりにくいですね(笑)
 さて、注目していただきたいのは、一曲を歌っている間のライトの色とパターンの変化です。Leo/needだと全体が青いライトで照らされていたり、モアジャンの歌唱ではスポットライトが規則的に動いていたりすることが分かると思います。
 このライトの演出が3rdライブではかなり強化されている印象を受けました。先の映像では、一つの曲を歌う間は基本的に同じ色相の色で照らし続けていますよね。ところが今回のライブでは、曲の最中であろうとライトがかなり切り替わります。赤になったかと思えば緑になり、緑になったかと思えば青になる……曲のテンポや雰囲気に合わせて事細かく変化するようになっていました。ラグは一切なく、曲に合わせてぴったりのタイミングで切り替わるので、見ていて気持ちがよかったです。キャラクターの位置に合わせて左右でライトの色が変わるなど、曲とライトと踊りの相互連携がより強化されているように思いました。

衣装の進化

 公式が事前にアピールしていたように、今回はライブ中にキャラクターの衣装が切り替わるようになりました。各楽曲の雰囲気に合わせた衣装を身にまとい、ライブで披露します。事前の企画で、キャラクターがライブで着る衣装の投票も行っていましたね。
 前回のライブでも衣装が切り替わる演出はあったのですが、アンコール後の最後の最後だけでした。今思えば、あれは今回のライブへの伏線だったんだろうなと思います。

 「そうか、3Dモデルだと着替えさせるのも一筋縄ではいかないのか、大変だなあ……」と思ったそこのあなた。確かに技術的なハードルはあったと思いますが、3Dモデルも悪いことばかりではないのですよ。
 3Dモデルの衣装における最大のメリットは、着替えの時間が必要ないことです。実際、キャラクターは演奏の直前に一瞬で衣装をチェンジさせています。
 もともと、セカイはバーチャルシンガーたちと会える不思議な場所。衣装が一瞬で変化しても「これがセカイのチカラ……!」と観客は自然に納得できるわけです。違和感がない。よくできていますよね。

セトリの進化

 今回はセトリも進化しています。
 今までは全ての公演で同じセトリだったのですが、今回から昼公演と夜公演で異なるセトリが組まれるようになりました。

 昼・夜にぶっ続けで行く人は嬉しいですね!
 それに合わせて、ライブ全体の流れも少し変化しています。
 2ndライブまでは、各ユニットが2曲演奏する流れを2回行っていました。具体的には、

2曲×5ユニット
(小休憩)
バチャシン
2曲×5ユニット
(アンコール)
周年曲

こんな感じでした。
 それが今回のライブでは次のように変化しています。

周年曲(Journey)
3曲×5ユニット
セカイ
【スペシャルタイム】1曲×5ユニット
(アンコール)
バチャシン
周年曲

 そして、今回私が参加した東京公演昼のセトリは以下の通りです(ネタバレ注意!)

Jouney(周年曲)

~ワンダーランズ×ショウタイム~
ショウタイム・ルーラー
フィクサー
にっこり^^調査隊のテーマ

~MORE! MORE! JUMP!~
地球最後の告白を
イフ
アイドル親衛隊

~25時、ナイトコードで。~
ロウワー
メリュー
ザムザ

~VIVID BAD SQUAD~
フェレス

虚ろを仰ぐ

~Leo/need~
フロムトーキョー
アトラクトライト
the WALL

セカイ(バーチャル・シンガー)

【スペシャルタイム】
仮死化(ビビバス)
Mr.Showtime(ワンダショ)
てらてら(レオニ)
パラソルサイダー(モアジャン)
バグ(ニーゴ)


(アンコール)

アイムマイン(バーチャル・シンガー)
NEO(周年曲)

 もうね、プロセカファンなら分かる通り完璧なセトリです。一年中セトリのことを考えている人が作ったんじゃないかと思うくらい完成度が高い。
 特に良いなと思ったのが、新設されたスペシャルタイムの存在。各ユニットが1曲ずつ歌うのですが、「仮死化」や「バグ」など、どう考えても盛り上がるラインナップをここぞとばかりに披露してきます。こんなことをされたら、テンションが上がらないわけがないですよね。

 それ以外にもいいなと思うところはたくさんあって。
 最初に2周年曲の「Journey」を歌い、最後に3周年曲の「NEO」を披露することで、この一年間の「Evolve」を表現しているのは序の口。
 個人的に完璧だと思ったのはワンダーランズ×ショウタイムです。セトリの2番目のタイミングで「ショウタイム・ルーラー」を持ってくるセンスの良さ。「開演さ、イッツ・ショウ・タイム!」で観客のテンションが最高潮に達したのは言うまでもないでしょう。また、後半のスペシャルタイムに「Mr.Showtime」を持ってくるのもニクい。「まだ終わらない、まだ終わりたくない それでもいつかは」という歌詞が観客の心情と見事に重なります。
 そしてアンコール後に披露される「アイムマイン」と「NEO」。予想通りではありますが完璧。完璧すぎた。これが優勝か……(理解)

まとめ

 というわけで、今回は「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 3rd - Evolve -」で進化した3つの要素について、自身の印象を交えながら話しました。

  • キャラクターの3Dモデル・演出の進化

  • キャラクターの衣装の進化

  • セトリの進化

 この3つが合わさることによって、プロセカのライブはさらなる高みへと到達した印象があります。
 私自身、今回のライブはかなり熱中していまして、大阪夜公演のライブビューイングも見ようかと思っています。それだけでなく、今まで買っていなかったBlu-rayも検討しているくらいです。
 もとより3Dモデルを用いたライブ要素を推していたプロジェクトセカイ。3周年でさらに進化したのは記憶に新しいですが、セカライ3rdはこれまでに培ってきた技術の結晶のようなライブでした。

※以下は有料部分です。内容は完全におまけトークなので、この記事が面白かったと思う方のみお布施してください。

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