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夏本番

1:ターミナル・リスト/Amazon Prime

SEALSネタというのは割と外れが多いジャンルではあるんだけど、個人的にはこれもあまり当たりとは感じられず。クリスプラットはAmazonオリジナルの作品に割と出ているイメージがあるが、Amazonの製作のこだわりの薄さなのか、どうも微妙な詰めの甘さを感じる瞬間が時折ある。NetflixやHBOの作品においても時折感じるところはあるけど、Amazonオリジナルはその傾向が少し強い様に感じる。ということで何のひっかかりもなくすーっと見終わった。結末も多分本来ならおっと驚くような展開なんだろうけど、伏線がそもそも張られていたのかすら怪しくて、驚くことなく見終わった。

今週はこれでおしまい。

ツールも男子が終わり、注目度が格段に落ちる女子がある種ひそやかに引き続き開催されているんだけど、そもそもの認知度の薄さ、というところが大前提にあるので仕方がないとはいえ、中継の質の低さが目についた。

時間をかけることはある種クオリティには直結するけど、そこには経済的に成立しているかどうか、というきれいごとでは片づけられない課題があり、そもそもの市場規模が大きいわけではないサイクルロードレースにおいては、どうしても実況が中途半端になってしまう(リサーチにかけられる時間、優先度が低くなってしまう)という状況は恐らくあると思う。

逆に、サッカーや野球の様なメジャースポーツ、特にサッカーにおいては専業として集中できるアナウンサーというのが少ないながらも出てきており、その競技に対しての愛情の深さを実況から感じることができる。恐らくスポーツ中継においての1つの理想形なんだと思う。

今のモータースポーツやサイクルロードレースの中継はそういう専業のスタッフは稀で、だいたいが他の競技との掛け持ちを強いられているパターンが多いのではないかと思うが、使う時間のシェアと情報量の引き出しの多さ、というのは割と中継の中で視聴者は目ざとく見つけがちになってしまい、当然批判の声も出てしまう。実際のところ、それでも一定のクオリティを保つこと自体は常人にはなかなかできない事ではあるんだろうけど、各ジャンルにおいてそれらを凌駕できる土台を持った人材が出てこない、というところに大きな意味でのマイナースポーツの課題が潜んでいるのではないか、と思ったりした。

というわけでついにはJスポも解約して、最早視聴系のサブスクが本当にAmazonしかなくなってしまった。

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