《断食道場から脱走した話》


もう20年くらい前になりますかね。
N良県のS養院断食道場で1週間の断食体験をしたのは。
沖ヨガの先生の本を拝見してから「一生に一回でいいから”断食”というものを味わってみたい!」
→なんと沖先生は50日くらい断食を続けられたそうです。
と思っていた私は、ゴールデンウィークのお休みを利用しての断食体験を計画。
「断食中は暇になるのが一番辛い。」
と聞いていたので
自己治療用の針道具と棒灸。
そして自己啓発系の御所CD本などをどっさり持ち
気合を入れまくって新幹線に乗ること3時間弱。
駅降りてから、さらに山頂までロープウェー。
そこから徒歩10分で到着したのはマジ山奥にある道場。


古風な玄関を開けると、すでにそこには20名ほどの受講生が到着していて、それぞれが本を読んだりストレッチをしたり好きなことをして時を過ごしています。
基本的には行動は自由なのですが、守らなくてはいけないことが2つあって
1つは毎朝の般若心経の読経を一堂そろって行う事。
それから水を欠かさず飲む。


実際体験してわかったのですが、一番辛いのはやはり2日目の夜から3日目にかけて。
断食の準備のためにスタートの日から前から3日ほどかけて徐々に食事を減らしてはいたのですが
それでも急激な血液中の血糖値の低下によってめまいがするわ心臓はバクバクなるわ、胃が気持ち悪くなるわ
頭がガンガン痛いわで、本当辛いッス。


んで、とうとう耐え兼ねた私は、3日目の夜(正しくは夕方) ついに決意脱走を決意。
何せ山の中なので外界への交通手段は30分日本のロープウェイのみ。
最小限の荷物の手に軽い敗北感とともに最終便の(午後4時)ロープウェーに乗り込む私乗り込む私。停車駅につくと1人の子供が。しかも…。家には家にはうまそうなたこ焼きたこ焼きが。
私の心の中で野獣が目覚めようとしたのですが(笑)
かろうじて踏みとどまりエヌ間の間の駅へ駅へ。

そのまま駅前のビジネスホテルで一泊。
朝になって考え直した私は再び道場に戻ることに。

いや本当にこのまま自宅に帰って温かいご飯を食付たかったのですが強靭な精神で戻ることにしました。

(本当は断食費用の80,000円が欲しかった。w)

部屋に戻った私はそのまま残りの四日間を四日間の断食を完遂。

退寮するときに寮長に「実はいちど脱走したんですよ。」

と告げるとやっぱり上重さは寮長さんは気づいていた様子。

「いや、よくいるんですよ。」

との事でした。(うー。)

ちなみに断食したことによる成果は1日1キロずつ体重が減少して計6キロほど痩せたこと。

そして空腹のときには運動するとなぜか空腹感がなくなると言う発見。

時間が余ると言うので時間が余ると言うので本とか勉強道具とか


相当持って行ったのですが、そんな余裕ありませんでしたね。

(あらゆる症状を耐えるだけで精一杯。)

後は期待していた、続けていくうちにハイになる感覚や

宿便などはこれっぽっちも出ませんでした。

(食べないので逆に便の量はどんどん減っていって便秘状態になります。)

→宿便を出したいのなら「おもいかね断食道場」の方が良いです。

あそこの回復食は凄いのでかなりバシュっと出ます。

以上私の断食体験談でした。

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