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新しい地貌季語を考える・1

オホーツククリオネ俳句会は、オホーツクにこだわる俳句会ですが、オホーツクの旬や季節の名物などについて地貌季語として提案できないかを考えています。
季語というのは簡単には生まれないものであることは重々承知しています。広く使われるようになり、かつ名句がいくつも出来上がることでようやく生まれるものです。俳句は生ものとはいえ、簡単にほいほい生まれるものではないのです。
ただ地元の文化として残しておきたいものもあります。
あくまでオホーツクのみで使われる季語。こういうものを提案していきたいのです。

第一弾として「北海海老」を提案いたします。「北海シマエビ」と言った方が解りやすいと思いますが、正式名称が「ホッカイエビ」であるので、季語的には「北海海老」とすべきで、傍題として「北海シマエビ」「シマエビ」を提案します。
昨年7月の後半句会でこの「北海海老」を兼題とした句会を開催いたしました。残念ながらこの時点で北海海老を季語に据えることは出来ませんでしたが、いずれ季語として向き合うことができればと思っております。

また「玉ねぎ列車」「製糖す」「流氷えくぼ」など、オホーツク独自の季語となりそうなものは多くありそうです。また「薄荷」に関する季語についても充実しても良いかと思っております。

既に存在するオホーツク独自の季語として「流氷」「海明け」「幻氷」がありますが、もっともっとオホーツクの四季を追究していきたいです。


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