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通勤電車

2024.01.12 125
毎日note、今日は乗り続けてひと月は経過した通勤電車のお話でも。

毎朝毎朝、決まった時間の電車に乗り、乗り換えの駅も決まった時間の電車に乗り、会社最寄の駅の階段前に着く場所に乗り続けていると、いつしか同じ顔ぶれがいることも少なくない。
今日はそんな人たちのことをご紹介。

▼途中の駅から並んで入ってくる美男美女のメガネカップル。
いつも楽しそうに二人だけでひそひそ話してる。
ゼクシィかなにかのサイトを観ながら話しているのを見かけたので結婚も近いのかな。

▼最寄りの駅から乗り換えの駅に出没する茶色のパーカーのフードを被って青いリュックを背負っているおっさん。
待機列とは違うところに並んでいて、電車が来るとスッと横から割り込みしてくる。
不正を許したくないので、一度思いっきり身体を入れてブロックしたら、どうやら目をつけられたようだ。
乗り換えの駅の階段で思いっきり横からぶつかってきた。
これまた頭に来たのできっちり仕返し。
それ以来、おっさんは俺のことを睨みつけるだけで近寄ってこない。
ひょろひょろの分際でケンカ売ってくんな。

▼途中の駅で一緒に乗り込んでくる東南アジア系の二人の女性。
最初はふたりで楽しそうに笑いながら会話しているのだが、停車するとひとりがなぜか隣の扉に移り、もう一人はそれを観ているということをやっている。
俺が降りる駅でこの二人も降りてくるのだが、離れていく方と残された方は階段のところで一度合流する。
ひと言ふた言話した後、離れていく方はダッシュで階段を下りていく。
改札出たところでまた合流して、バス停に並ぶということをやっている。
どんなルールがあるのだろう、微妙に気になる。

▼急行が止まる駅で乗り込んでくる俺よりも恐らく下の年齢なサラリーマン。
絶対座って寝たいマンらしく、席が空いてようなら巨漢を揺らしながらフゥーフゥー言いながら突進してくる。
一度女子高生を吹き飛ばしており、爺さんに注意されている。
座れない時は入ってくるなりあからさまに不愉快な顔をして、大きな声で舌打ちをする。
そいつを見かけた際、すれ違う時に舌打ちしてあげることにした。
全く見向きもせずに空いてる席を探すので、どうやら俺の舌打ちは聞こえていないようだ。

▼嫌なことがあったので先週から車両を変えた。
俺は席が空こうが空かまいが、ほとんど立っている。

赤〇で囲っているところに立っていることがほとんどなのだが、混んでくると扉の前に突進してくる人も中にはいる。
それは別にいい、少しでもパーソナルスペースを確保したい考えは分かる。
俺は大体、右の赤〇で立っていることが多い。
進行方向に身体の正面を向けているので、この写真で言うと左側に向かって電車は進んでいると考えて頂きたい。
扉の前に来る人は、大体2択。
扉に対して正対する、扉を背にして立つのどっちかだ。
稀に進行方向側に向けて身体を正対して、扉に寄り掛かる人もいる。
その際はその人の後姿を眺めるくらいで別に何の被害もない。
しかし、MAXに乗り込んでくる駅があるのだが、そこで乗ってくるデブでほぼスキンヘッドで、冬なのに汗だく、ノーマスク、鼻毛飛び出てる、ネクタイが汚れてひんまがっている、スーツの肩の部分に恐らくだがフケという朝から観るのも耐え難いおっさんが乗ってくる。
こいつが扉の前に来る。
そして、なぜか進行方向に背を向ける。
つまり、右側に立っている俺と必然的に見つめ合うのだ。
ふざけんな、気持ちわりぃ、あっち向けよ。
そいつを観る度に俺は呪詛を心の中で唱え続ける。
電車は南へ向かって走っていて、朝日は進行方向から向かって左側の窓から差し込んでくるのだが、途中でもろにそのハゲ頭と太陽がおおいかぶさってきて、更に汗だくなオヤジのハゲ頭に燦燦と注ぎ込まれる太陽の光に見た目だけでなく、眩しさで俺の視覚すら奪い取ろうとする。
マジむかつく太陽拳!
こいつが週3ほど遭遇するので、観る度にメンタルが削れていく。
太陽拳でHPもガリガリ削れていく。
このオヤジのことを決定的に嫌いになってしまったのは、鼻くそをほじり始めたことだ。
その鼻くそを恐らくズボンで拭いたであろうその行為を目撃してしまい、ああもう耐えられないと思ってしまった。
なので、車両を移すことにした。
そして、観た感じで不愉快な人は自分では受け付けないという事実が分かった。
願わくばあの太陽拳の使い手デブハゲ汗だくオヤジがこの記事を読まないことを切に願う。

新しい車両に移ったことにより、メガネカップルも、絶対寝たいマンも、太陽拳のオッサンにも遭遇することはなくなった。
東南アジア系移動女性は俺が立っている扉の近くまで来ており、わずか3駅足らずの時間内に車両2つ分移動していることが分かり少し驚いている。