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「数学」ができたら成り上がれるのかを考えてみた

先日、ママ友がこんなことを言っていた。

「どうしたら上の子が「数学」に興味を持ってくれるかしら、、、
本を読むのは好きなんだけどねぇ」

私は、
「そうなんだ、本を読むのが好きなんだったらいいじゃない~」
とフワッと返答をした。

心の奥では、
(子どもの興味関心を親が決めるとはなんと身勝手な!)
と腹黒く思っていたのだが、、、
しかし、
成り上がり主婦の勇者を目指す者としては、
数学」が出来たら成り上がれるのか考えてみた。

子どもが「数学」に興味を持って、
数学」が出来るようになると、
学歴社会では有利に立ち回れるようになる。

それは、
正解至上主義、学歴至上主義、偏差値至上主義
の現在においては正解かもしれないが、
AIが登場後には、正解に価値がなくなってしまう。

多くの仕事の決断領域をAIに任せて、
人間は単純作業をするのか?
数学」が出来るとAIを制御する側に立てるのか?

少し前に、
『日本人の9割が知らない遺伝の真実』
『言ってはいけない―残酷すぎる真実―』
などの本が流行った。

知力、体力、性格などもほとんどが遺伝で決まってしまい、
知力においては、教育が意味があるのか?
について長年議論されてきたが、
上記の本を読めば書いてあるが、
「長期的には遺伝でほぼ決まってしまう」
という身も蓋もない残酷な現実が書かれている。

正解至上主義を追い求める現代の世界においては、
親にとっては耳の痛い話である。

正解至上主義のヒエラルキーの頂点をAIに取って代わられる未来。


それでは、
未来においては、どんなスキルのレベル上げをすればいいのだろうか?

大将軍のキングコング西野亮廣さんが、
レストラン型とバーベキュー型の話をしていた。

こんな話。

多くの人にとって、これからは、
正解至上主義のレストラン型より、バーベキュー型が主流になるのではないかと。

正解至上主義のレストランは、
ひたすら料理のおいしさを追求し、頂点を目指す。
シェフの世界でのヒエラルキーを上がっていくイメージ。
どれだけおいしい料理を作り、
お客さんもどれだけおいしい料理を食べられるのか。

反対に、バーベキュー型は、
みんなでワイワイそれぞれが自分の得意な役割を見つけて、
一緒に料理を作り、一緒に食べる。
その料理を一緒に作る過程、一体感、仲間と一緒にいる居心地のいい場所
などに価値がある。

レストラン型は、ミシュラン三ツ星のシェフのように、
レベル99を目指す世界。

バーベキュー型は、レベル99の特技やスキルがなくても、
そのコミュニティに価値を提供できなくても、
仲間と一緒にいるだけで居心地が良い場所に所属し、ワイワイする。
バーベキュー型は一緒に作ること、(場合によっては)一緒にいるだけで、
幸せのひとつを実現可能にする。

この世界観の違いについてお話を読んだり、聞いたりした時に、
完全に正解至上主義の世界に洗脳されている私は、
自分自身が価値を提供できない、お荷物状態になっている場所で
居心地の良い場所を見つけることが果たしてできるのだろうか?
と不安に陥った。

未来には、そのような世界が本当に来るのだろうか?

資本主義経済、評価経済ではない世界。

現時点では、全く想像がつかないが、
そのような世界が来てもいいように準備をしていこうと思う。

数学」のスキルを追い求める成り上がり。

それとは別に、

今のありのままのレベル5の自分の役割が役立つ世界での成り上がり。

子どもに「数学」を得意になってもらいたいと思っている
「親の気持ち」から、世の中のルールの変化について想いを馳せる。

そんなNetflix、アニメ好きの親として、妄想してしまったお話。

そんな世の中になりつつあるあるのかしら。

と、

つぶやいていたら、なんという矛盾!

そもそも、「成り上がり」とは、
正解至上主義のヒエラルキーを下から上に攻略していくことではないか!

「成り上がり」という概念がない世界。

そんな世界が存在する未来について、
再度想いを馳せる。

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