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世界のルールを知ることが、成り上がりへの第一歩。

大好きなアニメの中に、
「SAO(ソードアート・オンライン)」「ログ・ホライズン」という作品がある。

2つともゲームの世界の中に閉じ込められてしまい、
強制的にゲームの世界でのサバイバルが始まる。

(「SAO」ではゲーム内の死は、現実の死を意味し、
「ログ・ホライズン」でのゲーム内での死はないが、現実世界には戻れないという死についての設定の違いはある。)

ゲームの世界において、モンスターとの戦闘に適応できたものは
「攻略組」として、前線で強力なモンスターとの戦闘を繰り返し、攻略していく。その時に、経験値、お金、ドロップしたアイテム、更にいうとレアアイテムがドロップした際には、ゲットしたプレイヤーはより有利にゲームを運ぶことができる。

この2つのアニメの世界においても、ある程度物語が進行すると、重大な問題が発生する。
ゲームの世界に適応できなかったものが、生きる希望を失ってしまう現象である。

この日本においても、もちろんアメリカを含めた他の先進国においても、
現実世界において、格差社会がどんどん拡がってきていることをよく耳にすると思う。

アニメにおいてもこの格差社会を描いている描写が興味深い。

資本主義のルールにおいては、
能力のある人が社会に貢献した見返りに報酬を得て、
その報酬を使って、ますます能力に磨きをかける。

その繰り返しにより、成果報酬のない社会主義よりも、能力のある人ががむしゃらに頑張ることによって、社会がより豊かになっていく。
資本主義の利点でもある。

例えば、
孫正義社長の頑張りにより、日本においてADSLの普及、スマホの普及に貢献したことで、日本のインターネットの普及を促進したとよく言われている。
その結果、孫正義社長は大金持ちになることができたという説明もなんとなく納得感はある。

一方で、資本主義の弱点として、
家族内での仕事である家事、育児をすることでは対価を得ることができないのが資本主義社会のルールである。

そのため、この資本主義社会で適応するとしたら、
子供を育てたりすることは不利になるため、
どうしても少子化が進んでしまう現象が
先進国のほとんどで起こってしまう。

また、もともと家賃収入を得ていたり、
工場などの生産設備を持っているような資本家の家に生まれたものは、
生まれた瞬間から不労所得を得る権利を得てしまっているという、
ゲームの世界ではチート状態で人生をスタートさせることになる。

この不公平な状態についてもルール改正はほとんど行われていない。

「SAO」「ログ・ホライズン」の2つのゲームの世界においても
同じように強いものが、より強いスキル、強い武器を使い、ますます強くなっていく一方で、弱いものはなかなか強くなるのが難しく、
生きる希望を失ってしまう。

現実社会においては、税金という制度があり、
能力のある人が稼いだ報酬から税金を徴収し、
そのお金を政府が再分配することにより、
格差の調整を行う仕組みがある。

2つのゲームの世界には、政府がないため、税金という仕組みがない。

また税金という仕組みにも不具合が指摘されている。
政府の裁量により、再分配を決めるため、
決める権利を持っている人に権力が集中してしまう。

どこの国においても政府はどうしても腐敗してしまうため、
ベーシックインカムという仕組みが検討され、裁量権自体を作らないようにしてしまう方法が議論されている。

このように、私たちが住んでいる世界のルールを知ることが、
この世界での成り上がりにとても重要なヒントが隠されているように思う。

前置きが長くなってしまったが、
ここからが本題である。

では、どうしたら専業主婦がこの世界で成り上がることができるのか?

資本主義社会での特性として、
どうしても拝金主義の傾向が強くなってしまい、
金額が高いものが価値が高いように感じ、
収入が高い仕事が価値がある仕事のように感じてしまう。

そうすると、給料がいいからと言って、
自分の良心をすり減らすような仕事、
例えば、
お金のためにお客さんの害になるような仕事をすることも厭わなくなってしまう。

3大キャリアの携帯ショップで、
高齢者に必要ないだろうmicroSDカードを市場価格の10倍程で売りつけたり、無駄なオプションを勝手につけたりすることがネット上で炎上していたりもする。

本当に販売担当者さんはそのような仕事がしたかったのだろうか?

拝金主義に陥らず、
自分の価値観に合わないことは可能なら避けて、
(お客さんを騙して稼ぐような仕事はせずに)
世の中に貢献できる仕事を少しずつでもできたら
と現時点では考えている。

専業主婦の仕事も、家族外にサービスを提供したら価格がつき、
「こんまり」さんのような世界的に求められる市場と結びつく。

核家族化、個人主義による人々の分断化により、
ますます専業主婦のちょっとしたスキルさえも、
家族外にサービスを提供することで価格がつく。

例えば、
一緒にご飯を食べたり、話し相手になったりすることさえも
価格がついてしまう時代。

これはインターネット、スマホ時代と合わさって、
すべての欲望がサービスと結びつく。

ベーシックインカムと合わせれば、
格差社会において、
希望を見失ってしまった人にもチャンスが残されているのではないか。

飢えることなく、
生きがいも感じながら、
寿命をまっとうできる時代にもう少しで行けるのではないか。

日曜日の夕方に、
そんなことを考えながら世界を救う勇者になりたい私はこう叫ぶ!

「プランだけは、レディー・パーフェクトリー!」

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