「澤」令和6年7月号(60頁)

毎年、春になるとスーパーに目光が出回る。
今年は、目光の唐揚を頻繁に作った。

フラ・シスターの「またね」と振る手牡丹雪
がさがさの目光の肌海のいろ
目光の口開けたれば舌長し
目光の顎に血のあと猛猛し
息災をよろこび合ひぬチューリップ 典子

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