「澤」令和4年5月号(50頁)

この雪には困った。
花見山に春が来る。
近所を散歩するおじさんが美しかった。

根雪なる轍くづすやがつんがつん
二時四十六分に止りし時計雪の果
ぱつぱつと花卉の枝切り雪解風
カート押し散歩する爺風光る
ほたるいかをかめばやはきよ酢味噌和へ 典子

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