見出し画像

2017年8月25日 日向山(1660m)

日程:韮崎駅8:40→9:40矢立駐車場9:50→11:22三角点→11:27日向山山頂(昼食)12:30→13:30矢立駐車場

歩行データ:平均登高スピード登り345、下り425、消費エネルギー1035カロリー

メンバー:横井、秋田、長崎、林

今月は暑い中、花見旅は3回目。一人を除いて、毎回同じメンバーで、なおかつ平日決行している。会社勤め人が今月は事情があってそれが可能だった。天気予報は晴れで暑くなりそうだったのが、厚い雲が覆っている。花の撮影にはありがたいが。韮崎駅まで特急あずさで。そこで車組にピックアップしてもらい、細い山道を登山口目指す。と、獣が目の前を横切る。薄茶色の毛、頭に角らしきもの、カモシカだ。しかも若い。そっと車を停めてカメラを出したが、しっかりは撮影できず。登山口の矢立駐車場は、駐車場とは名ばかり。狭い山道の端っこに停めるだけ。先客が10台ほど。なんとかスペース確保。土日などは混み合って大変そう。道端にはヤマジノホトトギス。尾白渓谷から歩いて登ってくる人達もいる。さて出発。気持ちの良い森の中を登る。登山道はよく手入れがされていて道幅も広い。道標にもはっきり「日向山ハイキングコース」とあり、登山道とは認識されていない様子。が、ひたすら登り道、思っていた以上にキツイ。曇りだけど暑くてたまらない。汗が湧き出してくる。1/10、次が2/10と標識が出てくるが、山頂まで1時間半のつもりだったが、もっとかかりそうに思えてくる。足下には、ヤマジノホトトギスの他にも、ソバナやキバナアキギリ、フシグロセンノウなどが咲いている。交尾中のアカハナカミキリもいた。早くから登った人はどんどん下りてくる。しばらくしてすれ違った人が、8/10を過ぎるとなだらかになりますよと教えてくれた。するとその通り、急傾斜は終わり、尾根道に。風も吹くようになって、汗が少しひく。森の下生えが笹原に変わった。と、電柱のようなものが立っていた。雨量観測計だった。そして分岐を右に行くと、三角点があった。ここが1660mの山頂だが、樹に囲まれ展望もない。分岐を左へ。足下が砂地のようになっている。茂みを抜け、展望が開けるその具合はまるで離島の海岸に出るかのような感じ。ふっと視界が広がると、まるで砂浜のような景色。そして、その向こうには八ヶ岳の山麓が広がっている。手前の方は、砂地の元となる花崗岩が削られて不思議な形で突っ立っている。奇妙な景色。砂地の縁を探すと、お目当てのオオビランジが赤い花を付けていた。点々と咲いているが、時季が少し遅かったようで、終わっている花が多い。茎に毛がないので、タカネビランジではなくオオビランジで間違いなさそう。コゴメグサ、ヤマハハコも咲いている。不思議な景色の中で昼ご飯。このあたりは山頂ではなく、雁ヶ原と呼ばれるエリア。下界から見上げても山の中に白い一帯が広がっているので目立つ。花目当ての人はあまりいないようで、若者達はインスタ狙い。いろんな場所でポーズをとって撮影し合っている。いわゆる絶景、と言っていい場所ではある。ここから尾白川渓谷の錦滝へ下るルートもあるが、事故が多く、登山道は封鎖されている。目の前には天気が良ければ甲斐駒ヶ岳が間近に聳えているはずだが、雲をかぶっていて見えず。残念。さて、登ってきた道を引き返す。下りは順調、1時間で矢立駐車場まで下ってきた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?