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2021年10月 四国カルスト、高知市内、モネの庭

沖の島から宿毛市の片島港へ戻り、置いてあったレンタカーで、今度は一路山の中を目指す。目的地は四国カルスト。これまで行ったことがない。何しろ行きづらい場所。カーナビの経路は、なんと宇和島を目指している。え、海沿い走ってどうするの、山の中へ行くんじゃないの、と思ったが、素直に従った。海岸沿いの道路の左には穏やかな海が続く。養殖の筏がびっしり浮かぶ所も。宇和島市内からやっと山へ向かう。予想以上に時間がかかりそうで、昼メシを食べるヒマもないかも、と思って、鬼北町の道の駅でかき揚げ蕎麦を食べた。柚子の産地らしく、柚鬼姫というキャラの像が立っていた。

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梼原町(ゆすはらちょう)に入ると、江戸時代から伝わる茶堂という小屋が立っており、石仏が祀られていた。昔はここで旅人の接待もしたそうだ。

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その先が大変だった。地芳峠へ向かう道は細く急な傾斜。驚くことにその脇に民家が建ち並んでいる。高度を上げると、やがて遠くの山並みが見え始めた。そして行く手に四国カルスト。おお。キャンプ場があるんだ。気持ちよさそうだな。バイクも多い。

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四国カルストは放牧地でもあった。

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山を下って、高知市内を目指す。今夜は駅近くのスーパーホテル高知天然温泉。チェックインして、まずは高知駅へ。

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駅前に龍馬関連の展示もあるが、しょぼい。それより、駅の階段がアンパンマンなのが面白い。

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駅前から市電に乗車。はりまや橋、下車。

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名所には何度も来てるが、一応、表敬訪問。

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夕食は2箇所、候補を用意したが、一方は見つけられず、もう一方へ。菜園場吾平。大衆酒場。カウンターに案内され、生ビール。お通しは5品ほどから選ばせてもらえる。汲み上げ豆腐。さて、カツオたたきは必須かな。ハーフで頼める。そして、ニロギ酢。小魚を素焼きして酢醤油で食べるそうな。これが大正解。旨い。

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日本酒、美丈夫の純米吟醸。旨いけど、量が少ないねえ。

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セセリ塩焼きも上等。次のお酒は土佐鶴2合をお燗で。小さなラッキョウ、ナス味噌炒め。これもハーフにしてくれた。シイタケたたきもハーフで。入店後、外は激しい雨になったが、ようやく収まったようだ。お客は次々入店している。そろそろお勘定。リーズナブルで嬉しい。帰りは、東西に走る市電に乗車し、乗り継ぎ券をもらって、はりまや橋で乗り換え。

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ホテル自慢の温泉浴場はひとつしかなく、男女の時間制入れ替え。なんで2つ造らなかったのかねえ。お湯はツルツル系で、いい感じ。

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風呂上がり、食堂ではセルフサービスでアルコール飲み放題。ビールはないけど。白ワインを1杯いただいた。
翌朝は朝風呂の後、バイキングの朝食。ひとつ席をあけて座ったのに、わざわざそこに座るヤツがいて不快。しかも長々と。

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早めにチェックアウト。高知駅はアンパンマン列車と市電のツーショット。

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東へ向かう。北川村のモネの庭が目的地。1時間半ほどで到着。1000円の入場券を買って、まずは水の庭。太鼓橋の上から睡蓮の池を見たら、4年前にジヴェルニーのモネの家に行った時のことが蘇ってきた。

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青い睡蓮の花が多いが、モネが栽培したくてもジヴェルニーでは咲かす事ができなかった青い睡蓮の花。それをここでは、がんばって咲かせたのだという。ただし、池の畔に柳がないのが残念。ここは柳が育たないのだそうな。それでも彼の地を彷彿とさせてくれる景色は、さすがに現地から人を招いて作り上げただけあるなあ、と感心。

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風の丘に登ると、太平洋を見渡すことができる。下のエリアには、石の庭園の上に南仏風の小屋も。

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赤トンボが岩の上にいた。ここはフランスじゃないよ、と言わんばかりに。

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土産物売り場には、ジヴェルニーでカミさんが買ったのと同じメガネケース。この前、壊れたと言ってたなあ。LINEで確認して、ひとつ750円で買った。そんなに安かったかなあ。どちらで買っても、どのみち中国製ではあるんだが。

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花の庭は今ひとつだった。

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海際へ戻って、終着駅の奈半利駅に寄ってみた。高架駅で、津波の時の避難場所にもなっているようだ。

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さて、空港へ向かいつつ、寄り道。松原と砂浜が美しい唐浜。山へ入ると、27番札所神峯寺。高知へ来てから、歩道を歩く歩き遍路さんをしばしば見かけた。

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そして安芸市の野良時計。ここは以前に見に来たことがある。

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野良時計のすぐ北側に武家屋敷が残っているのは知らなかった。往時の雰囲気を残す一角。

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うち、1軒は内部公開されている。

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瓦屋根を積み重ねた塀が珍しい。

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さあ、空港へ。途中の琴ヶ浜も実に美しい海岸線。

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空港で、昼メシを。土佐三昧セット。生ビールとドロメの他に、下記の一式。カツオたたき、クジラスジ煮、土佐天アオサ揚げ、うまカツオ、焼きサバ寿司。お天気に恵まれた土佐の旅に感謝。

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