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2020年3月15日 This Old Heart Of Mine at IZOLDE(神田)

家族からも、こんな情勢の中で本当にライブなんかやるの、と顰蹙をかいつつ、今回はアコギを弾くので、ギターを担いで神田のIZOLDEに向かった。お店は当然、換気やアルコール消毒など気を遣っている。ただ、ここのところ予定されていたライブも次々キャンセルされ、お客さんの入りも悪く、週休3日ですよ、と店主は嘆いていた。

セッティングを終え、開店時間の12時半を迎えた。バンドメンバーの間で今日は何人お客さんが来てくれるか、予想を立てた。2名、3名などあり、ぼくの予想は4名。結果は……。大正解の4名。

13時、時間通り、演奏を始めた。今日のセットはこんな感じ。

This Old Heart Of Mine
あの夕陽が沈む前に
ライブスポットの夜
プカプカ
許してくれ
セイ・ラウド・ノー・トゥ・ザ・ワールド
あれからずっと
ストレンジャーを探して
Midnight Rock And Roll
Hello 京都

一応、これに加えて、アンコールをいただいたので、歌うぜForYouをやった。

プカプカからあれからずっとまでの4曲は、ぼくはアコギを抱えて。実はこのアコギが大変だった。この日、使ったのはヤイリのアコギ。一昨年暮れに岐阜の工場まで出かけて買ってきた。が、このギターをいつも練習しているスタジオに持って行くと、バンドでやる時にマイクで音を拾うのは無理、と分かり、先々月、宇都宮まで出向いて安くタカミネのエレアコを買ってきた。何度かスタジオにも持ち込み、いけそうとなったのだが、一昨日、本番前に弦を張り替えようとしたら、弦を止めるピンが劣化していたのだろう、頭が折れてしまって残りの部分がとれなくなってしまった。やむをえず、ヤイリを持参したのだ。すると、店主Sさんは一目見るなり、サウンドホールにマイクを貼り付けようと言う。ここはお任せして、なんとか本番を迎えた。録音音源を聞くと、案の定、ほとんど聞こえないが、まあ演奏中はなんとなく鳴ってるなあと思ったので、よしとしよう。

演奏終了後、店の売上げに貢献すべしと、皆でがんばって飲食した。お客の一人は、大学の軽音の後輩。キルギスの民俗楽器、コムズという3弦の小さな琵琶みたいのを持ってきていた。真ん中の弦が一番高い音という不思議な楽器。今日はこれから芸大に留学中のキルギスの先生に習いに行くという。

そんなわけで、とりあえず、なんとか予定通り、無事にライブをやり終えた。たぶん、忘れられない思い出のライブとなるに違いない。

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